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努力したら負け?本当に必要なのは「努力しない努力」だ!


なぜ「努力したら負け」なのか?


 こんにちは。大関槙一です。今回、僕が読んだのは『努力不要論』です。


 「努力したら負け。」という表紙の文言が衝撃的で、思わず手に取ってしまいました。


 努力したら負けだなんて…! 世間では「ツラくても努力する、苦労するのが当たり前。そのために身を粉にして頑張れ」といった言葉があふれているのに。


 僕は中学で卓球部、高校でバドミントン部と運動系の部活に所属していました。高校の部活動の顧問はインターハイ出場経験があったため、指導も厳しかったのを覚えています。今思い返すといい思い出です(笑)


 ただ、スポーツの世界やブラック企業に代表されるような、身体を壊すまでただ闇雲に頑張ること、そしてそれを他人に強いる構造には疑問を抱いています。


 でも、その疑問に対して声をあげ、具体的な解決策を示すことはできていません。その答えのようなものが、本書にはあるのではないか? そう思って手に取りました。


 さて、努力が不要と言われたら一体何が必要になるのでしょう?




努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

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無意味な努力は不要!


 『努力不要論』というタイトルは大げさな感じがしますが、脳科学者の著者・中野信子さん曰く、「世の中を見てみると、じつに無意味な努力を重ねさせられ、そのうえに搾取されてしまっている人が多い」そうです。


 つまり、その無意味な努力が不要ということですね。努力にも、間違った努力と正しい努力が存在するのです。


 中野さんは、



  1. 努力をしていると思い込んでいるだけ。

    実際に努力をしているわけではない。

  2. 努力の方向が間違っている。

    無駄な努力をしている。


 が2大無駄な努力だと言います。


 がむしゃらに努力すればいいわけではなく、「自分が何をしたいのか」「そのためにはどうすればいいのか」を知るための努力が、本当に必要な努力となるわけです。


 僕は小さい頃から太れない体質で、そのことがコンプレックスでした。他人から羨ましがられることもありますが、時に心配をされたり、からかわれたりするのが嫌で嫌でたまりませんでした。


 ある時、その体質を改善しようと食事量を増やし、間食するなどしていました。しかし一時体重は増加したものの、無理をしたのか体調を崩して元の体重に戻ってしまいました。


 今思うと、これは②の努力の方向が間違っていた結果だと思います。







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本当の努力の3段階のプロセス


 では、真の努力とは何なのか? 中野さんは次の3点が大事だと言います。



  1. 目標を設定する

  2. 戦略を立てる

  3. 実行する


 僕自身、2017年7月から再度体質改善に取り組みました。3つの項目に当てはめると次のようになります。



  1. 50キロを下回ってしまったので、当面の目標として1〜2ヶ月かけて50キロ台に戻す。

  2. 正しく太る秘訣を調べる。

  3. 食生活を改善し、1日ごとに体重測定する。


 2017年10月に入って、54キロにまで増えました。体調を崩してしまうのではないか? という不安もあったのですが、今のところ良好でこれまでの悩みが嘘のようです(笑)


努力をしない努力


 中野さんは、「できるだけ努力をしないで生きよう」と考えることが最も大事だといいます。


 つまり「努力しないための努力」を目指すべきだということです。そのためにはどうすればいいのでしょうか?


 たとえば、自分ができること、できないことを理解するのと同時に、自分の周りにいる人たちの適正を観察して、自分ができないことをお願いする。これが、人間がここまで生き延び、繁栄することができた要因として、最も重要な戦略です。


 自分がどうにもできないことまで、「努力することは良いことだ」と盲信して時間を費やし続けるというのは間違った努力です。


 自分で何でもかんでもやろうとするのではなく、自分の周りにいる人にお願いをしてやってもらう方が生産的だし、人の能力を見抜く力を養うことにも繋がります。


 それをしないということは、見方を変えば周囲の人の努力を無駄にしてしまっているとも言えます。


 才能がある人を使うときは、何よりも褒めることが大切だと中野さんは言います。その際、相手が気づいていないところを褒めてあげることがコツなのだそうです。


 自分の得意なことは自分で努力し、自分が苦手なことは周囲の得意な人間にお願いしてやってもらうーー才能を補い合うことが、成果に結びつく努力をするためには必要なのです。


 目的を設定し、戦略を立て、実行していくというプロセスを考えるのは、慣れないうちは難しくてつまずくこともあるかもしれません。


 しかしこれは、決して闇雲に頑張る「不要な努力」ではなく、成果を生むために必要な「真の努力」なのです。地道に頑張っていきましょう。


執筆者プロフィール





大関槙一


1986年生まれ。読書、ホラー、神社仏閣巡り、猫、謎解きをこよなく愛す30歳男性会社員。





努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

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