ニキビ痕の治療法

まずはケミカルピーリング以外の一般的なニキビ痕の治療法をご紹介します。

①レーザー治療

いくつか種類はありますが、CO2レーザーという皮膚を蒸散し熱を加えて皮膚形成を促す治療法が適応になります。
クレーターに対しても高い効果を発揮し、患者満足度も高いとされている治療法です。

痛みを伴うため麻酔薬を使用する場合があり、出力を高く設定した場合は色素沈着を引き起こすリスクもあります。
またダウンタイムが数日〜1週間ほどありその間メイクが出来ません。
値段は5〜10万円前後/回が相場です。

②マイクロニードル(ダーマペン・ダーマローラー)

ヒアルロン酸パッチのような市販のコスメにも「マイクロニードル」と言った名前が付いていますが、それとは全く違うものです。

細かい針を皮膚に刺すことであえて肌にダメージを与え肌を再生し、ニキビ痕を改善する治療法です。
クレーターなどの陥没が見られるニキビ痕には効果的ですが、赤みや色素沈着などの凹凸の少ないニキビ痕に対しては必要以上に肌を傷めつけることになるため不向きです。

こちらも痛みを伴うため麻酔薬を使用することがあります。ダウンタイムは2日ほどです。
ニキビ痕の状態によっては1度で劇的に改善しないこともあり、数回の施術を必要とする場合があります。
値段は2〜4万円前後/回が相場です。

③フォトフェイシャル

黒や赤い色素に反応する光を照射し、メラニンや毛細血管に反応させてニキビ痕やシミ、そばかす、くすみを改善させる治療法です。
コラーゲンを活性化させる作用もあるため、お肌にハリが出て小じわや毛穴を改善する作用もあります。

痛みは輪ゴムで弾かれた程度で麻酔はいらず、ダウンタイムもありません。
値段は2〜3万円前後/回が相場で5回程度、通院する必要があります。

④クロモライト(光線治療)

ニキビの原因であるアクネ菌にライトを照射し、光が反応して生まれた活性酸素が細菌を破壊することで高い殺菌作用を発揮する治療法です。
コラーゲンを活性化させたり、メラニンを除去する効果によりニキビ痕の改善に繋がります。

痛みは輪ゴムで弾かれた程度で麻酔はいらず、ダウンタイムもありません。
値段は1〜2万円前後/回が相場です。

⑤ケミカルピーリング

今回体験したのはこちら。酸性の薬剤を皮膚表面に塗布して、新陳代謝の悪くなった角質を取り除き、お肌のターンオーバーを正常に整えたり、肌の表面を裸の状態にリセットする治療法です。
また、肌表面が綺麗になっているので美容液などがより導入しやすくなります。

ニキビ痕治療に特化したものではありませんが、色素沈着やあざ、細かな凸凹などを無理なく薄くしていくことができるため、ニキビ痕にも効果があるとされています。

痛みはなく、ダウンタイムもありません(肌質や薬剤濃度によってはピリピリとしみる感覚があります)。
値段は1万円前後/回で、5回程度の通院を要する場合が多いです。

ケミカルピーリングでニキビ痕治療したワケ

今回私がケミカルピーリングを選択した理由は、以前にも美容外科やサロン等でピーリングをお試しで受けた際に、ピーリングそのものによって新たなニキビが出来た経験がなかったからです。

実は、フォトフェイシャルや顔脱毛もしたことがり、その刺激によってニキビが出来た経験があるんです。
もちろん当時の肌状態はとても不安定でニキビが出来やすい状態だったことは明らかなのですが、新たなニキビが出来てしまうことを一番避けたかったので自分にとって安全だと思うピーリングを選択しました。

また、施術中の痛み刺激やダウンタイムがないこと、価格が他の施術に比べ安価だったことから、まずはピーリングで様子をみてみようという考えに至り選択しました。

体験レポート

今回はケミカルピーリングに加えオプションメニューでイオン導入の施術も受けました。
イオン導入は電気の力で肌の奥まで薬剤を送り届けることができます。

前述した通りピーリング後は美容液などが浸透しやすくなるため、オプションで美容成分のイオン導入を付けられるクリニックは多いかと思います。
今回はせっかくなのでベビースキン(臍帯血幹細胞培養上清液)を選択しました。

①まずはパウダールームへ通され、自分でメイクを落とします。(ノーメイクでもクレンジングをします。)
クリニックやサロンによっては施術の中で同時に落としてくれる所もあります。

②施術台へ移動して軽く問診を受け、問題なければピーリングを始めていきます。

③ここからは全て看護師さんによる施術です。
全顔にジェル状のピーリング剤を塗布し、クルクルと馴染ませていきます。
私は鼻下から上唇の縁に少しピリピリとヒリつきを感じました。

④その後、水分を含ませたコットンでピーリング剤を拭き取っていきます。
その際にヒリつきのある部分を伝えると、その部分の拭き取りを十分に行ってくれます。

これでケミカルピーリングは終了です。

⑤次にイオン導入を始めていきます。
電気が流れるのでアースの目的で金属の棒を握りながら施術を受けます。

⑥全顔に薬剤を塗っていき、平たい美顔器のような器具を顔に滑らせていきます。
かなり冷たいです。
電気が通っているので少しピリピリした感覚がありますが、弱い数値から始めて刺激に耐えられそうなら徐々に数値を上げていってくれます。

刺激といってもほとんど感じないほどのピリピリ感なので、痛みに弱い方でも十分耐えられる程度だと思います!

⑦数値が決まれば、そのまま器具を全顔に何通りか滑らせていきます。

⑧施術終了後は、顔に薬剤が残っているので自分で広げて馴染ませます。

これでイオン導入の施術も終了です!
合わせて30分以内には終わります。

実体験後の効果

【直後】
顔全体の赤みが少し増しているので不安になりますが、数時間で引いています。

【ニキビ痕】
正直急激な変化は無く、やらなくても治りは同じくらいのスピードだったかなと思っています。

【ニキビ】
新しいニキビが圧倒的に出来にくくなりました!

【その他】
・鼻の黒ずみが少し和らいだ。
・数日間は化粧乗りが良い。
・1週間ほどは少しの刺激にも敏感になっている。

ケミカルピーリングはニキビ痕に非推奨?!

ニキビ治療に対して、エビデンス(科学的根拠)を元に推奨するか否かを提示しているガイドラインの存在を知っていますか?
日本皮膚科学会の尋常性挫創治療ガイドラインというものがあり、基本的には皮膚科医はこのガイドラインに沿った治療法を提供していると考えていいと思います。(もちろん皮膚科医によります。)

ガイドラインではケミカルピーリングの効果をどう提示しているのでしょうか。

実は、このガイドラインによるとケミカルピーリングは塗り薬や飲み薬などの保険適応内の治療を行ったあとの選択の一つとして位置付けられていて、推奨度はCということで皮膚医学の中ではなんとあまり推奨されていないようですね。

このガイドラインはインターネットで誰でも見れるので、ご自身の治療選択の参考にしてみてもいいかもしれません。

注意事項

最後にケミカルピーリングを行う前後の注意事項をお伝えします。

【施術前】
・2週間以内にピーリングやフォトフェイシャルなどを受けていないか。
・日焼けをしていないか。

【施術後】
・2週間はピーリングやフォトフェイシャル、エステなどでのマッサージは禁止。
・その他、お肌に刺激になることは禁止。
・日焼け止めを徹底する。

ピーリングをしたお肌はバリア機能が一次的に低下している状態なのでとってもデリケートです。
注意事項を守らなければ、お肌が傷ついたりニキビ痕が濃くなったりしていまう恐れがあります。

ダウンタイムはないのですぐメイクは出来ますが、2週間は刺激になることを避けて生活してあげてくださいね!


以上が美容外科でケミカルピーリングとイオン導入を行った内容でした!

ケミカルピーリングによるニキビ痕治療のまとめ

今回の体験や、専門機関が提示しているガイドラインからしてもニキビ痕に効果覿面! とまでは言えない結果でした。
しかし、施術を受ける前の私は一度お肌を荒らした時期から尾を引いて常にニキビが数個ある状態でしたが、施術後からはその数が減っていき全く出来なくなる期間が延びていきました!

もちろん他にもニキビケアや生活習慣の改善などもしているので、ケミカルピーリングだけで良くなったとは言い切れないのが正直なところです。
また、同時に施術を受けたベビースキンのイオン導入の効果もありそうです。

ニキビ治療に関して、お肌状態や体質、予算や通院出来る頻度などが人によって違うのでどうしても「この治療が1番いい!」と断言出来ないのがとても歯痒いです。

今回、私がケミカルピーリングを選択したのには理由があった訳ですが、ご紹介したようにニキビ痕に効果のある治療法は他にもあるので、選択肢を広げて積極的に検討してみるべきではないかと思います。

もちろん私自身も自分に合った最善の方法を探している途中です。
「あの人が効いたから」「あの有名人が紹介しているから」と飛び付くのはぐっと我慢して、ご自身の最適な治療法を探していってみてください!

今回の記事が、治療を選択する参考になれば嬉しいです!

情報提供元:女美会
記事名:「ニキビ痕に効果なし?! ケミカルピーリングの効果とは