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朝食を摂ると痩せやすくなる!? その「3つの理由」とは?


なぜ朝食を摂ると痩せやすくなるのか?


朝食を摂ると痩せやすくなると言える理由として、次の3つが挙げられます。



  1. 体温が上がる

  2. 血糖値の急激な上昇を防ぐことができる

  3. 筋肉の分解を防ぐことができる


それでは一つずつ解説していきましょう。


理由1:体温が上がる


食事を摂った後、体が温まったという経験がありませんか?食事を摂ると、体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されるのです。これを「食事誘発性熱産生」と言います。


そのため朝食を摂ることで熱が発生し、体温を上げることができます。体温が上がると、痩せやすい体にすることができます。なぜなら、体温が1℃上昇すると、基礎代謝量は13%アップすると言われているからです。


体温が上がると、その体温維持のために使われる熱産出量も多くなるため、エネルギー消費量も増えるのです。


理由2:血糖値の急激な上昇を防ぐことができる


朝食を抜いてしまうと、その前の日の夜食からお昼まで食べ物が入ってこなくなるので、空腹状態が長時間続くことになります。


空腹状態が長時間続いた状態で食事を摂るとどうなるか。血糖値が急激に上昇するため、血糖下降ホルモンである「インスリン」が分泌されるようになります。


インスリンには血糖値を下げる以外にも、脂肪合成を促進させるという働きもあります。つまり、脂肪を作り出そうとする働きがあるのです。そのため、朝食を抜くと血糖値の急激な上昇を招き、却って脂肪のつきやすい体にしてしまうと言えるのです。


そこで朝食をしっかり摂ることで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができ、インスリンの分泌を抑えることができると考えられます。


朝食を摂る
出典:byBirth

理由3:筋肉の分解を防ぐことができる


また、空腹状態というのは血糖値が低下しており、エネルギーが不足した状態です。


エネルギーが不足した状態でも、ほとんどの人が午前中はお仕事をしているのではないでしょうか。頭や体を活動させるにはエネルギーがどうしても必要になります。そこで体は、血糖上昇ホルモンである「コルチゾール」を分泌し、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。その結果、筋肉量が低下して基礎代謝量の低下を招き、痩せにくい体になってしまうことになります。


そのため朝食を通じてエネルギーを摂ることで、筋肉の分解を防ぐことができ、基礎代謝量の低下を抑えることができると言えます。


痩せにくい体
出典:byBirth

朝食を摂る際に心がけておきたい「3つのポイント」


痩せやすい体にするためには朝食を摂ることが必要ですが、ただ闇雲に朝食を摂ればいいというものではありません。


朝食で痩せやすい体にするには、それを摂る際に心がけておきたいポイントが3つあります。


ポイント1:「温かいもの」を摂ること


朝食では、冷たいドリンクよりも温かいスープやお味噌汁など温かいものを摂るようにしましょう。


前述したように、温かいものを摂ることで体が温まり、体温を上げて基礎代謝アップにつなげることができるからです。


「温かいもの」を摂る
出典:byBirth

ポイント2:「タンパク質を含む食品」を摂ること


朝食にはタンパク質を含む食品も摂るようにしましょう。ではなぜタンパク質を摂る必要があるのか?


先ほど「食事誘発性熱産生」について触れましたが、食事誘発性熱産生で消費されるエネルギーは、他の栄養素と比べてタンパク質が大きく占めていると言われているからです。


また、タンパク質は一度に大量に摂っても全て吸収できないので、一日に何回かに分けて摂るのが望ましいと言われています。


タンパク質は肉や魚など動物性タンパク質から摂るのが望ましいですが、準備の都合で難しい場合は、ツナ缶や卵、乳製品などからタンパク質を摂るようにすると良いでしょう。


「タンパク質を含む食品」を摂る
出典:byBirth

ポイント3:よく噛んで食べること


朝は早食いになりがちですが、なるべくよく噛んで食べるように心がけましょう。そうすることで満腹中枢が刺激されるだけでなく、交感神経が刺激されてエネルギー消費量アップにつなげることができると言われているからです。


そのためできるだけ早起きをして、朝食の時間を十分に確保できるようにしておきたいものです。


朝食を制する人はダイエットをも制する!


朝食を制する人はダイエットをも制する
出典:byBirth

今回は朝食を摂ると痩せやすくなると言える3つの理由と、それを摂る際に心がけておきたいポイントについてお伝えしました。簡単に今回のポイントをおさらいしておきましょう。


朝食を摂ることで体温が上がり、基礎代謝量がアップします。また、血糖値の急激な上昇を防ぐことができるので、脂肪合成を促すインスリンの分泌を抑えることができます。更に朝食を通じてエネルギーを摂ることで、筋肉の分解を防ぐこともできると言えます。


朝食では温かいものやタンパク質を含む食品も入れるようにして、よく噛んで食べるようにすることで、より効果的なものにすることができます。


これまで朝はギリギリまで寝ていて、朝食を抜いてしまったり、出勤途中にコンビニで買ったサンドイッチとジュースを駅のホームで電車待ちの合間に済ませたりしていませんでしたか?これでは却って太りやすい体にしてしまうということが、今回の内容でご理解していただけたと思います。


「朝食を制する人はダイエットをも制する」と言っても過言ではありません!痩せやすい体にしたい方は、日頃のトレーニングと合わせて、少し早起きをして朝食をしっかり摂る習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。


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