麹とは？
近年、健康や美容に良いと注目されている、麹。そもそも、麹とは何なのでしょうか？
麹とは、原料の穀物を蒸したものに“麹菌”を付け、適した条件のもとで培養させたもの。使われる穀物は、米、麦、豆などさまざまです。米麹、麦麹、豆麹など、原料によって麹の種類があります。
米麹
原料は米。日本酒やみりん、酢、甘酒の原料になります。
麦麹
原料は麦。麦味噌、焼酎の原料になります。
豆麹
原料は大豆。豆味噌の原料になります。
麹には酵素が含まれていて、ビタミンを生成したり、消化のサポートをしたり、美容や健康に嬉しいはたらきがあります。
こうじ水とは？
米麹を水につけて一晩置いて、麹の成分を水に抽出させたもの。やや甘みがあるような、さっぱりとした甘さがある水です。麹の成分を抽出しているとのことで、美容や健康に良いと最近注目されています。
作り方も簡単なので、続けやすいということも注目される理由の一つかもしれません。
では、同じく麹を使った甘酒との違いは、何なのでしょうか？
こうじ水と甘酒の違い
こうじ水は、米麹を水につけるだけ。
甘酒は、米麹に水を使うことは同じですが、水の温度管理が必要です。58～60度で水の温度を管理し、米麹がお湯に溶けて米が分解されてブドウ糖ができます。ブドウ糖の甘さが、甘酒の甘さというわけです。
どちらも米麹を使う点は同じですが、作り方が大きく異なりますね。また、甘酒も健康や美容に良いと注目されていますよね。
甘酒とは
米麹が発酵するため、ビタミンやミネラル、アミノ酸などさまざまな栄養素を含んでいます。栄養たっぷりであることから、“飲む点滴”と呼ばれています。
しかし、甘くて飲みやすいため、つい飲みすぎてしまうことも。ブドウ糖が含まれているため、血糖値を急激に上げてしまい、太る原因になってしまいます。健康に良いといわれていても、飲み過ぎには注意が必要ですね！
毎日飲むと良いといわれていますが、おちょこ1杯～コップ1杯（150ml～200ml）程度にしましょう。コップ1杯の甘酒で約160kcalあるため、ダイエット中の人はおちょこ1杯程度にしておくと良いかもしれませんね。
麹の効能
こうじ水は、麹の成分が水に抽出されているとのことで、注目されていますが、麹の効能とは一体どのようなものなのでしょうか？
美肌効果
麹には、コウジ酸が含まれています。シミの原因になるメラニンを作る細胞が活性化するのを抑制します。その結果、シミやそばかすになるのを防ぐことができます。
便秘予防
麹には、さまざまな酵素が含まれていて、それにより“オリゴ糖”が作られます。オリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなるため、善玉菌が繁殖しやすくなります。その結果、腸内環境が良くなります。
抗酸化作用
麹やこうじ水にはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには活性酸素を除去するはたらきがあり、アンチエイジングにも◎。
こうじ水の作り方
材料・500ml分
- 米こうじ 100g
- 水 500ml
用意するもの
- 不織布 1枚
- こうじ水をいれる容器 1リットルほどのもの
- 計量カップ
作り方
- 米こうじを不織布に入れ、袋の先を結ぶ。
- 1を容器に入れて、水をそそぐ。
- 冷蔵庫で8時間以上、寝かせる。
夜寝る前に仕込んでおくと、次の日に飲むことができますね！その日のうちに、飲み切るようにしてくださいね。
使用した米こうじは、3回まで再利用することができるといわれています。
さらに簡単な方法
不織布を使う代わりに、だしパックを使うとさらに楽に作ることができます。だしパックに米こうじを入れ、同じように容器に入れて、水をそそぐだけ！ぜひ試してみてくださいね！
こうじ水の飲み方とは？
寝起きに1杯飲むのがおすすめです。特に、午前中は“排出の時間”といわれていて、排出をうながすものを食べると良いとされています。こうじ水は前述した通り、腸内環境を整えますし、寝起きまたは午前中に飲むと良いでしょう。
1日に500ml程度が目安量といわれていますが、無理せず飲める分を飲みましょう。また、朝・昼・晩に分けて飲むのも良いですね。
いかがでしたでしょうか？
甘酒と同じように、さまざまな健康・美容効果が期待されるこうじ水。簡単に作れるのも、嬉しいポイントですよね！気になった方は、ぜひ試してみてくださいね！
大谷翔平・野球ニュース