皮膚に棲む「皮膚常在菌」とは?

皮膚に棲む「皮膚常在菌」とは?
出典:GODMake.

「皮膚常在菌」とは、その名の通り肌の上に生息している菌のことです。菌と聞くと汚いイメージがありますが、皮膚常在菌は“美肌菌”や“善玉菌”とも呼ばれており、美肌を保つために欠かせない菌なのです。

現時点で肌トラブルに悩んでいる人も少なくないと思いますが、皮膚常在菌は肌トラブルと大きな関係があります。なんでも、皮膚常在菌の数が減少したり、菌のバランスが崩れたりすると、ニキビ・乾燥肌・敏感肌といった肌トラブルを起こしやすくなるのだとか……。

そんな皮膚常在菌は200種類以上、数でいえば1兆個あるといわれています。代表的な種類でいえば、

  • 善玉菌(表皮ブドウ球菌など)
  • 日和見菌(アクネ菌・マラセチア酵母など)
  • 悪玉菌(黄色ブドウ球菌など)

などが有名です。

通常、これらの皮膚常在菌は害を及ぼすことはありませんが、ホルモンバランスが乱れたり、ストレスを感じたりすると、肌トラブルを引き起こすことがあるのです。

皮膚常在菌のバランスを崩す主な原因5つ

皮膚常在菌のバランスを崩す主な原因5つ
出典:GODMake.

先ほど少し触れましたが、皮膚常在菌は安定して生息している分には何も害を持たないばかりか、むしろ美肌を保つ役割を果たしてくれています。しかし、何らかの原因で菌のバランスが崩れてしまうと、肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

ここからは、皮膚常在菌のバランスを崩す代表的な原因をチェックしたいと思います。

化粧品の合成成分

皮膚常在菌は生きた菌なので、殺菌成分が苦手です。しかし、化粧品には微生物やカビの繁殖を防ぐパラベンやフェノキシエタノールなどの「合成防腐剤」や、洗浄力や吸着性の強い「合成界面活性剤」といった殺菌成分が含まれており、皮膚常在菌のバランスを崩したり、減少させたりしてしまうのです。

一説によると、合成成分でできた化粧品を長時間塗りっぱなしの現代女性は、皮膚常在菌の数自体が減少しているのだとか……。

過度な洗顔

通常、洗顔によって皮膚常在菌を洗い流したとしても、毛穴に残った常在菌が繁殖するため15分ほどで元に戻るといわれています。しかし、合成界面活性剤が含まれた洗浄力の強いクレンジングで洗顔したり、1日に何度も洗顔したりすることで皮膚常在菌は減少してしまいます。

腸内環境の乱れ

腸内細菌のバランスが崩れると、悪玉菌が優勢になります。その結果、皮膚常在菌のバランスが崩れて、肌トラブルが起こる可能性が高まってしまうのです。

ストレス

ストレスはホルモンバランスを乱したり、腸内の善玉菌を減少させたりします。これは肌の善玉菌をも減少させ、肌トラブルを引き起こすといわれています。

睡眠不足

睡眠不足が続くと、自律神経の乱れから男性ホルモンを多く分泌するようになると知っていますか?その結果、皮脂を過剰に分泌してオイリー肌になってしまうのです……。このように皮脂の量や質が変わると、皮膚常在菌も必然的にバランスを崩すことになります。

皮膚常在菌が住みやすい環境を整えるには?

皮膚常在菌が住みやすい環境を整えるには?
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皮膚常在菌のバランスを崩す原因から、皮膚常在菌が住みやすい環境を考えてみましょう。

まずは、化粧品やクレンジングです。現在、防腐剤や保存料が使用された化粧品を毎日使用している人や、洗浄力の強いクレンジングで過度な洗顔をしている人もいるでしょう。どちらか一方でも当てはまる人は、ライフスタイルを変えないまでも少しだけ工夫してみませんか?

例えば、週に1日はメイクをしない日を作ったり、自然界の素材のみで作られたオーガニックコスメを使ったメイクに挑戦したり。アイメイクやリップにはポイントメイクリムーバーを使って、肌の大部分にはミルクやジェルなどの肌への負担を抑えるクレンジングを使ってもいいですね。

また、腸内環境を整えるために食物繊維が豊富に含まれた野菜や海藻類を積極的に摂ったり、ストレスと寝不足を解消するためにゆっくり湯船に浸かったり……。肌の乾燥やニキビに悩んでいる人は、ぜひ皮膚常在菌が住みやすい環境を意識してみてくださいね!

情報提供元:GODMake
記事名:「皮膚に棲む菌って?洗顔と「皮膚常在菌」の関係を解説!