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健康や美肌だけじゃない!メンタルを支える女性におすすめの漢方とは


体の調子がなんとなく良くない、だけど病院で検査をしてもらっても異常なしと言われる。このような女性に多い不定愁訴を、自然のチカラで改善してくれるのが漢方薬です。


健康はもちろん、美容やメンタルヘルスケアにも役立つ漢方薬には色々な種類がありますが、女性にはどんな漢方がおすすめなのでしょうか。ここでは女性の健康、美容、メンタルヘルスケアなどに適した漢方薬の種類や購入のしかたなどについてお話ししていきます。


定番の漢方薬・女性特有の悩みからストレスによる不眠まで!


定番の漢方薬
出典:GODMake.

漢方は自然の植物や動物、鉱物などを用いた生薬を数種類ブレンドすることで、複数の症状にアプローチできるのが特徴です。


特に女性に処方されることが多い代表的な漢方薬を紹介しましょう。


桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)


ケイヒ、ブクリョウ、ボタンピ、トウニン、シャクヤクを配合した漢方。ケイヒというのはシナモンのこと。飲むときにほんのりシナモンの香りがします。


最後に「丸(ガン)」とつくのは、桂枝茯苓丸が本来、丸薬(丸い粒のお薬)だからですが、保険で処方されるのはエキスを粉末にしたものです。


桂枝茯苓丸は血行不良による症状を改善してくれます。肩こりやめまい、下半身の冷え、生理不順や生理痛、更年期障害といった女性に多い症状のほか、ニキビやシミ改善にも役立つという嬉しい処方。


ホルモンバランスの乱れによる心のゆらぎにもアプローチできます。比較的体力のある方に処方されるお薬です。


当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)


トウキ、センキュウ、ブクリョウ、ビャクジュツ、タクシャ、シャクヤクを配合した漢方。


体力が弱い方の貧血や足腰の冷え、むくみ、生理不順、更年期障害などにアプローチするお薬です。手足がいつも冷たいという方に適しています。


当帰芍薬散には利尿作用もあるので、むくみに悩む方にも処方されます。


加味逍遙散(カミショウヨウサン)


トウキ、シャクヤク、ビャクジュツ、ブクリョウ、サイコ、ボタンピ、サンシシ、カンゾウ、ハッカ、ショウキョウを配合した漢方。


体力は中程度でのぼせる感じがある方の肩こり、冷え、生理不順、月経困難、疲労感などのある方や、更年期障害や生理前のイライラなど、精神不安のある際に処方されます。


生理前や産後、更年期などバランスの変動によって起こる不安やイライラを和らげ、心のバランスを取り戻す作用があります。婦人科でよく処方される漢方薬のひとつです。


桃核承気湯(とうかくじょうきとう)


トウニン、ケイヒ、ダイオウ、ボウショウ、カンゾウを配合した漢方。


体力は中程度で、のぼせ感があるものの、足は冷える方、便秘がちな方や生理前の不安やイライラや生理痛の改善などのために処方されます。


トウニンというのは桃の種の中の白い部分です。


柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)


サイコ、ハンゲ、ブクリョウ、ケイヒ、オウゴン、タイソウ、ニンジン、リュウコツ、ボレイ、ダイオウ、ショウキョウを配合した漢方。


リュウコツ(竜骨)というのは化石を粉末状にしたもので、将来的には枯渇してしまう恐れもあると言われる生薬です。


体力が中程度でストレスや不安、緊張などが原因となる不眠や不安、更年期障害や自律神経の乱れが原因となる不安症状などを和らげてくれます。


仕事や人間関係のストレスで気持ちがふさぎがち、夜なかなか寝つけないという方にピッタリのお薬です。


漢方薬を飲むときに注意したいこと


漢方薬を飲むときに注意したいこと
出典:GODMake.

医師や薬剤師に相談する


漢方薬を飲む前に注意したいのは、自分で判断せずに医師や薬剤師に相談してから飲むということ。


例えば「冷え」「不眠」といった同じような症状を改善する場合でも、飲む人の体質によって処方される漢方薬は異なります。


漢方薬の効果を最大限に引き出すためには、医師や薬剤師による問診で体力がどのくらいあるか、冷えを感じているか、便通は正常かどうかなどをチェックしてもらい、その人にあった漢方薬を処方してもらう必要があるのです。


また、すでに飲んでいる薬がある場合、併用できない漢方薬がある場合も。自分の症状にあっているからこれでいい!と判断せず、飲み始める前に医師や薬剤師に相談するようにしてくださいね。


副作用についても知っておく


自然の生薬で体調を改善する漢方薬は、西洋薬に比べると副作用が少ないというメリットがあります。


とはいえ、副作用が全くないというわけではありません。例えば、多くの漢方薬に含まれている甘草(カンゾウ)は、とりすぎると倦怠感やむくみ、手足のしびれなどが起こる偽アルドステロン症を引き起こすことがあります。


むやみにたくさんの種類の漢方薬を飲んだり、体質に合っていない漢方薬を漫然と飲み続けるのは避けるべきでしょう。


漢方薬はどこで買える?


漢方薬はどこで買える?
出典:GODMake.

クリニックや病院で処方してもらう


漢方薬が高いというイメージを持っている方もいるかもしれませんか、最近では保険で漢方薬を処方してくれるクリニックや病院が増えています。


このような医療機関には、漢方専門医が在籍していることが多く、舌診(舌の状態を見る診断)や腹診(お腹を触る診断)、脈診(脈から行う診断)などを行って、あなたに合った漢方薬を処方してくれます。


処方される漢方薬はエキス剤(粉末タイプ)となりますが、効果効能は変わりません。


保険適用になる点や、飲み方や他のお薬との飲み合わせについても相談可能である点など、初めて漢方薬を飲んでみたいという方にとっては、最も安心できる方法と言えるでしょう。


漢方薬局で購入


漢方を専門に扱う漢方薬局では、保険適用とならない生薬も処方してもらえます。 問診にかける時間も長く、薬剤師さんにじっくりカウンセリングしてもらうことが可能です。


オーダーメイド感覚であなたに合った漢方薬を選定してもらうことができるというのがメリットでしょう。


ただし、保険適用にはならないため、費用はかなり高額に。1ヶ月、1~3万円くらいかかるのが一般的です。


ドラッグストアなどで購入


今回、紹介した桂枝茯苓丸や加味逍遥散、当帰芍薬散などは大手の製薬会社がOTC医薬品として販売しています。


病院に行く時間が取れないとき、または以前に病院で処方してもらったことがある薬が欲しいといったときは、薬剤師に相談した上でドラッグストアで購入してもいいでしょう。


なんだか調子が悪いというとき、試してみたい漢方


なんだか調子が悪いというとき、試してみたい漢方
出典:GODMake.

女性の不調は体力不足や冷えなど、いろいろな原因が交錯して起きていることが多いと言われています。この点からも、複数の症状に1つの処方でアプローチできる漢方薬は、女性にとって力強い味方になってくれると言えるでしょう。


病気ではないけれど、なんだか体調が優れない…。そんな状態が長く続くと、メンタルのコンディションまで低下してしまうもの。体と心の両方に働きかける漢方薬で、元気な毎日を取り戻してみませんか?


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