自爪が割れやすかったり、ガタガタになりやすかったりすると、どうしても指先に自信が持てないという人も多いかもしれません。次こそはキレイに伸ばそうと決心しても、なかなか思うように爪は伸びてくれないものですよね。
ただ、やっぱり自爪がキレイだと自信が持てますし、セルフネイルだけでも手先が華やかに見える事でしょう。
爪も身体の一部
爪は秋冬よりもこれからの季節である、春夏の方が早く伸び、体調、年齢、栄養状態、そしてお手入れの仕方によって伸びるスピードは変わってきます。そして、爪の伸びるスピードは、大体1日に約0.1mmほどで、100日間でようやく約1cmほど伸び、爪全体が生まれ変わるのには、約半年ほどかかると言われております。
爪の主な成分は、“ケラチン”と呼ばれるタンパク質で出来ており、そのタンパク質が不足してしまうと、どうしても強い爪を育ちにくくなってしまうのです。
このように、身体の一部でもある爪を割れにくく、そして強い爪へと育てる為にも、栄養のある食事は欠かせないと言えるでしょう。
爪を強くする食べ物
タンパク質
肉、魚、納豆、卵、乳製品などに多く含まれているタンパク質を積極的に食事に取り入れてみましょう。特に、ダイエットで野菜中心になりがちな人や、忙しさでインスタント食品に偏りがちな人は、タンパク質が摂れていない事があるかもしれません。そうなると、せっかく伸びた爪もすぐに折れてしまう事がある為、食事にタンパク質を取り入れるようにしてみて下さい。
このように、良質なタンパク質を摂ると、短時間で爪を伸ばす事ができ、そして割れにくく綺麗な爪を育てる事が出来るでしょう。
ビタミンA
弱い爪にならないよう、にんじん、かぼちゃ、ピーマンなどの緑黄色野菜に含まれるビタミンAをしっかりと摂り、爪の乾燥を防ぐようにしましょう。ビタミンAは良質な油を一緒に摂ると吸収力が高まると言われている為、油で炒めたりドレッシングとして加えてみて下さい。
ビタミンB2
ビタミンB2は、細胞の再生や成長を促進する働きがあり、健やかな爪を育てるのには欠かせない栄養素の1つです。うなぎ、レバー、乳製品、納豆などはビタミンB2が豊富に含まれている為、積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB6
短期に早く伸ばしたいのであれば、牛レバーなどの肉類や、カツオやマグロなどの魚類に多く含まれているビタミンB6を摂るようにしてみて下さい。フルーツであればバナナがオススメです。
亜鉛
爪を早く健康に育てたいのであれば、亜鉛は欠かせません。豚レバー、牡蠣、アーモンド、チーズ、あさり、大豆製品などに豊富に含まれている為、意識的に摂るようにしてみましょう。
そして亜鉛は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収力の効果が高まるので、なるべく一緒に食べるようにしてみて下さい。
ヘム鉄
鉄分は血液中に酸素を運ぶ働きがあり、鉄分が不足してしまうと割れやすいだけではなく、爪が弱かったり、反り返ったり、白く濁るなどの症状がみられます。特に女性は月経がある為、鉄分不足になりやすく、積極的に摂る必要があるでしょう。
鉄分には2種類あり、レバーや赤身の魚に含まれるヘム鉄と、ひじきや大豆製品やほうれん草などに含まれる非ヘム鉄があります。すでに爪にこれらのような症状がみられる人は、ヘム鉄を積極的に摂るようにしましょう。
ただ、コーヒー、緑茶、紅茶などは、鉄分の吸収を阻害する働きがみられる為、食事1時間前後は避けるようにして下さい。
除光液と洗剤
自爪の人は、セルフネイルが多いかと思われます。その時に使用する除光液は、アセトンフリーのものを選ぶようにしましょう。アセトンは爪の油分や水分を奪ってしまい、爪を乾燥させやすくしてしまいます。このように爪が乾燥してしまうと、欠ける原因にも繋がってしまう為、アセトンフリーの除光液を選ぶようにしましょう。
そして、食器用洗剤に含まれている界面活性剤は、頑固な汚れを落とすほどの力がある為、爪の油分と水分までも奪ってしまいます。洗い物をする時などは、必ずゴム手袋を着用するようにしましょう。
爪切り
爪は何層にも重なってできており、強い力で切り落としてしまう爪切りは、層に段差を生じさせてしまう為、ひび割れや二枚爪の原因に繋がります。なるべく、お風呂上がりで爪が柔らかくなっている時に、良い爪切りを使用するか、爪やすりで整えるようにしましょう。
爪が小さい人や、爪が弱い人は、爪の両側を丸くしたスクエアオフの形がオススメです。
キューティクルオイル
健康的な爪を伸ばす為の必要な栄養素が含まれている、ネイル専用美容液の“キューティクルオイル”を、爪の根元に塗り込むようにしてみましょう。入浴後や就寝前に塗るようにし、健やかな爪を育てましょう。
綺麗な爪は生活面での改善と少しのケアだけで作れます。スラリと伸びた指先になる為にも、割れにくく綺麗な爪を目指しましょう。
