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要潤さん&上条百里奈さんにインタビュー!「あかるく・前向きに・自分ごと」として介護のイメージを変えてくれる番組がスタート







“介護”と聞いて思い浮かぶのはどんなことでしょうか? 自分にはまだまだ遠いものと思う人がほとんどかもしれません。



今、日本では4人に1人以上が高齢者と言われるなど、少子高齢化が急速に進んでいます。そう遠くない未来に身内の介護に直面するかもしれないと思うと、他人ごとではありません。



 



介護は「とっつきにくく、辛そう」という印象をお持ちの方も多いと思います。



そんな介護に対するネガティブイメージを払拭し、身近に感じてもらえるように活動するプロジェクトが「介護のしごと魅力発信等事業」です。



このプロジェクトの一環として、BSフジで11月10日から新番組『にっぽんの要 わかる・かわる介護・福祉』がスタートしました。今回、出演者である俳優の要潤さん、介護福祉士でモデルの上条百里奈さんにインタビューを実施。番組収録を通して変化した介護へのイメージ、介護への想いなどをうかがってきました。



 

広くさまざまな人が興味を持ち介護を「自分ごと化」する



「介護のしごと魅力発信等事業」はイベントや体験等を通して「介護・福祉=難しく、しんどくて、暗いもの」というネガティブイメージを払拭し、みんなが自分たちの問題として「あかるく・前向きに・自分ごと」として介護・福祉について学び・考えることを目指すプロジェクトです。



 



介護の仕事は「大変そう…」というイメージがありますが、介護の仕事の内容や、介護を必要とする高齢者への援助の方法は多種多様で、一般の方からすると意外と知らないことだらけ!



新番組『にっぽんの要 わかる・かわる介護・福祉』では、日本の次世代を担う代表として学生たちが介護や福祉にまつわる地へ出向き、自らが体験人となり学ぶ姿を追いかけていきます。



第1回目の放送では音楽の力を活かして参加者に心地よさと楽しさを提供する仕事、ミュージックファシリテーターの現場に潜入。声を出したり口周りの筋肉を使うことで食べ物を飲み込んだりする動作が楽になったり、歌と楽器など2つ以上の動作を同時に行うことによる脳の活性化が期待できるなど、今まで私たちがイメージしていた介護とは全く異なる側面からのアプローチを紹介しました。



『にっぽんの要 わかる・かわる介護・福祉』はこのように、介護に抱く根本的なイメージを変え、自分のこととして介護や福祉について学べる番組となっています。



 

「かわいそうな人を助けるのが介護ではない」



今回番組の進行役として、俳優の要潤さんとモデルの上条百里奈さんが出演。



要さんは介護の知識がほぼない一般の視聴者目線で、また上条さんは介護福祉士の資格を持ち、今も実際に現場に立たれている介護のスペシャリスト目線で番組に参加されています。



 

ANGIE:まず、「介護」と聞いてイメージするのはどんなことでしょうか?

要さん:そうですね、やっぱり難しいとか、専門性の高いイメージでした。



【上条さん】:そうなりますよね。でも実は介護福祉士さんって若くておしゃれな方も多いんですよ。



ラフな格好をしている人も多いし、施設によってはヘアカラーやマニキュアもOKなんです!



 

ANGIE:マニキュアも! そんなカジュアルなイメージは全くありませんでした。

【上条さん】:実際に施設にいる方は必ずしも病気の人とは限らないので、みなさんが思うような堅くて暗いイメージではないんですよ。



施設の外に出ても良い場合もありますしね。



 

ANGIE:介護と聞くと、どうしても閉鎖的な印象がありました。

【上条さん】:そうですよね。でも、“1人で生活できなくなったかわいそうな人”を助けるのが介護ではないんです。



ご本人の代弁者としてその人の人権を守るために、その人が納得するまで付き合うのが介護だと思っています。



 

ANGIE:ご本人の代弁者。とっても心惹かれる言葉ですね。

【上条さん】:私が実際に経験したエピソードなんですが、ある末期の肺がんのおじいちゃんがいたんですね。そのおじいちゃん、「どうしてもタバコが吸いたい!」って言っていて。



もちろん医師からはタバコは絶対ダメと言われていたんですけど、ふと「生きてるってなんだろう」と思って。



寿命を伸ばすことよりも、今生きている実感があることの方が大事なんじゃないかと思ったんです。それでご家族を説得して許可を得て、ベッドでタバコを吸ってもらったということがありました。



要さん:すごいエピソードですね! 「生きている実感」について考えられる上条さんもすごい。



【上条さん】:専門職じゃなくても、いろんな職業の方がさまざまな側面からご本人の代弁者になって、介護に関われることがあると思います。



それを知ってもらって、介護を自分のこととして考えてもらえたらいいなと思っています。



 

「高齢者はかっこいい存在! 介護とは人生のクライマックスを手助けすること」



ANGIE:実際に介護の現場に立たれていて大変なことってありますか?

【上条さん】:そうですね…たくさんありますよ〜! 例えばうんちを投げられたりとか…。



要さん:あるんですね、本当に。



 

ANGIE:もう介護に携わるのは辞めたい…とは思わなかったのでしょうか?

【上条さん】:その方は認知症で家に帰りたくて色々限界だったんだと思います。それを想像したら辞めたいとは思えなかったですね。



 

ANGIE:すごいですね。なぜ家族ではない他人なのに介護することができるのでしょうか?

【上条さん】:なんだろ…高齢者ってかっこいいじゃないですか。



人は生まれてから歩けるようになって、学校へ行けるようになって、仕事ができるようになって…と、いろんなことができるようになっていくけれど、年齢を重ねるにつれて逆にできないことが増えていきます。



できなくなったことを経験しているというのは、人の一番難しいところを生きているということだと思うんです。辛いだろうし、きっとご自身でも葛藤があるのに、おじいちゃんおばあちゃんって人に優しく接してくれますよね。それってものすごくかっこいいと思いませんか?



そういうところが、介護職を辞められない理由になっていると思います。



【要さん】:素晴らしい考え方ですね。番組収録を通して、「人生のクライマックスを手助けする」という風にマインドを前向きに変える、心の余裕を持つことが大事なんだなと思いました。



世の中、みんな自分のことで精一杯になってしまっていますからね。



 

ANGIE:お2人ともありがとうございました。最後に、番組の見所を教えてください。

要さん:僕のように介護の知識がない人でも難しくなく楽しめます。学生たちのがんばる姿を見ていると、「自分にも何かできることがあるのかもしれない」と思えました。



ぜひ自分に置き換えて、「自分だったらどうするか?」と考えながら番組を観てもらえたらいいなと思っています。



 



第2回の放送(2019年12月15日 BSフジ 17:30〜17:55)では、ゲストにものまねタレントのりんごちゃんも登場。にぎやかなメンバーで、介護・福祉の今を学びます。



第1回と同じく介護や福祉の専門職ではない異業種からの介護へのアプローチということで、訪問美容の現場で学生たちが一日体験する様子を紹介。さまざまな方法で介護に参加できることを知ってもらいたいという強い願いが番組に込められています。



 



辛くて難しいことをせずとも、楽しみながら誰かの役に立てることがあるかもしれません。ぜひ今後の放送や「介護のしごと魅力発信等事業」に注目してもらえたらと思います。



 



参考:yomiDr.×にっぽんの要 わかる介護・福祉 かわる介護・福祉
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