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VRは次世代型コミュニケーションを実現するツール -KDDIが描くVRの未来とは?-


VR市場の急速な拡大に伴い、通信キャリア大手 KDDIもVRへの参入を表明し、6月6日(月)に開催されたプレス発表会にてKDDIにおけるVR関連の取り組みに関して詳細を発表した。


商品・CS統括本部 商品企画部 部長の松田氏によると、文字や画像による情報共有から体験共有へとコミュニケーションが移っていくと感じており、VRは既存コミュニケーションの在り方を変える一つの手段だと考えている、とのこと。


 


次世代コミュニケーションをイメージしたVRコンセプトコンテンツ「Linked-door」




同社はキャリア=コミュニケーション企業と定義しており、VRは次世代コミュニケーションを生み出す新たなツールと捉えているため、まずKDDIが制作に着手したのは、次世代型コミュニケーションをイメージしたVRコンセプトコンテンツ「Linked-door(仮称)」。


次世代型コミュニケーションを「動き回れるxインタラクティブ」と定義しているため、一定空間を歩き回れるHTC Vive向けに開発されたLinked-door。本コンテンツは予め用意された海辺の桟橋やパーティー会場などにユーザがいると着信が来て、通話ボタンを押すと目の前にドアが出現。ドアを開けて中へ入ると別の会場へ移動するという流れになっている。


本コンテンツの空間移動には、汎用性があり、例えば思い出を360°画像・動画で記録した「イマーシブアルバム」、彼女や店員と話しながらショッピングできる「バーチャルショッピング」、また自分好みの内装に変えることができる「マイルーム」など、空間移動を軸としたコミュニケーションに付随した様々な体験価値の可能性が見いだせるとのこと。


ただ、まだまだVRの認知度は低いため、まずは市場拡大を目指す必要がある。そんな中でキャリアが貢献できることは以下の4つがあると考えているとのこと。


キャリアがVR発展に貢献できること



  1. ショップを活用した体験機会提供

  2. スマホ普及を通じたモバイル型VRの拡大

  3. 次世代型コミュニケーション体験の提供

  4. 5Gを活用した大容量・超低遅延なネットワーク


まずは、1の体験機会提供を実現すべく、6月11日(土)~12日(日)に新宿にある「au SHINJUKU」にてデモ体験会を実施する予定だ。ただ、HTC Viveは場所を取るため、全国のショップでの体験会実施は考えていないとのことだが、場所の広いauショップなどで今後、開催する可能性はあるとのこと。また、モバイルVRのスペックが向上すれば常設イベントに切り替える可能性もあるとのことだ。


キャリアが本格的にVR市場に参入すれば、国内のVR普及が一層進むことは明白だ。普及が進めば参入企業が増え、コンテンツが増え、そのクオリティも時間とともに向上していくことだろう。VRが紙・ビデオ・ウェブと並ぶ新たなメディアとして当たり前に受け入れられる時代は思いのほか、早く来るのかもしれない。KDDIを追い、他キャリアも参入するのか。通信キャリアの今後に注目だ。


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