2020年7月24日、フランスのスタートアップLynx社は「Lynx-R1」の新しいデザインを発表しました。

VR/ARの両方が利用できるLynx-R1は、2月に発表された当初の予定デザインよりもコンパクトになっています。

また、デザインだけではなくより詳しいスペックとリリースまでのタイムラインも明らかにされました。


LynxのMRヘッドセットがパンデミックを契機にデザインをブラッシュアップ

LynxのMRヘッドセットがパンデミックを契機にデザインをブラッシュアップ

画像:Lynx公式サイト

2020年2月、エンタープライズ向けにXRヘッドセットを開発しているフランスのスタートアップLynx社は初の自社製品となるヘッドセットLynx-R1を発表しました。

Lynx-R1はOculusQuestと似た形のコンパクトなデザインが特徴となっているMRヘッドセットで、6DoFのトラッキングとハンドトラッキングを実現しています。

Lynx-R1のPV

初期デザインをフィーチャーしたPV

Lynx-R1はVRとARの両方に対応しているMRヘッドセットは今年の夏に発売される予定でしたが、パンデミックの影響でリリースが延期されることになりました。

そのため、デザインについても再検討の機会が設けられ、より「工業的なデザイン」と表現されるスリムなデザインとなっています。

重量配分と快適さのために、バッテリーやその他のコンポーネントを頭の後ろに収納し、必要スペースを分散することでコンパクト化に成功しました。

新デザインのLynx-R1は当初のモデルと同じくVR/ARの両方に対応したMRヘッドセットです。

VRモードとARモードを切り替えは、カウルの着脱で行います。

ARモードの際にはカウルを外し、ヘッドセット前面にあるパススルーカメラが映し出した外部の映像にCGの3Dオブジェクトを重ねてARを実現する仕組みです。

VRモードでは逆にカウルをヘッドセット前面にかぶせて外界の状況から遮断することで、VR世界に没入することができるようになります。

Lynx-R1は9月末に1,500ドルでエンタープライズ向けに発売される予定とのことです。



Lynx-R1の仕様

現時点で判明しているLynx-R1の基本情報は以下の通りです。

解像度:片目1,600 × 1,600(デュアルビュー液晶)

リフレッシュレート:90Hz

視野(FoV):90度

チップセット:Qualcomm Snapdragon XR2(SoC)

メモリ:6 GB RAM(LPDDR5)

ストレージ:128GBストレージ(microSDカードで拡張可能)

オーディオ

・2空間ステレオスピーカー

・2つのノイズキャンセルマイク

センサー

・位置トラッキング用の2つのB&Wカメラ

・アイトラッキング用の2つのIRカメラ

・高解像度カメラ2台

・加速度計、ジャイロスコープ、磁力計

接続

・Wi-Fi 6(802.11ax)

・Bluetooth 5.0

・USB Type-C

バッテリー連続使用時間:3時間

まとめ

XRヘッドセットに新しい選択肢が増えることになりました。

フランスのLynx社が発表した「Lynx-R1」は1台でVRもARも体験できるMRヘッドセットです。

2月に発表されたものよりも洗練されたデザインとなり、利用しやすいのではないかと思わせるデザインとなっています。

現在のところエンタープライズ向けとなっていますが、比較的手に入りやすい価格になれば一般向けのMRデバイスとしてリリースされれば有力な選択肢となるのではないでしょうか。

参考:Lynx Unveils A Redesigned R1 Headset, Full Specs Released[VR Focus]








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情報提供元:VR Inside
記事名:「仏LynxがVR/AR両方に対応するヘッドセット「Lynx-R1」のスリム化した新モデルを発表