株式会社BiPSEEは2018年5月8日より、「BiPSEE歯科VR」のブラッシュアップに協力してくれるパートナー歯科医院の募集を開始しました。
「BiPSEE歯科VR」パートナー歯科医院の募集は東京23区内の20歯科医院が対象で、2か月間の無料体験を通じ「患者さんの不安を軽減し、治そうとする力を引き出す歯科治療」を広めてくとのことです。
BiPSEE歯科VRとは?
「BiPSEE歯科VR」はVRを利用して歯科治療による苦痛を軽減させるサービスです。
歯の治療中に患者がVRゴーグルを装着し、VR動画に集中してもらうことで患者の痛みと不安を和らげます。
「BiPSEE歯科VR」は2017年にβ版が10歯科医院で導入され、アンケートでは96%の子供が
「歯医者さん、楽しかった!」
と回答しているようです。
「BiPSEE歯科VR」で大切にした3つのこと
BiPSEE歯科VRでは特に下記の3つを大切にして開発されています。
1:姿勢誘導技術(特許出願中)を用いて、無理なく正しい姿勢をキープできるようにする。
治療患者にただVR動画を見せるのではなく、姿勢誘導技術を活用してVR動画を見ながら自然と治療に適した正しい姿勢をキープするようにしています。
これにより患者にとっても歯科医にとっても最適な状態を維持できます。
2:3歳のお子さんも使えるよう、斜視のリスクが懸念される3Dではなく安全な2Dの動画を用いる。
歯科治療が可能になる3歳の子供からも使えるように、2Dの動画を利用しています。
2Dの動画を用いることで子供のVR利用による、斜視のリスクを心配することなく安心して「BiPSEE歯科VR」を利用出来るようになります。
3:スタンプ機能を活用し、治療中のコミュニケーションをサポートする。
スタンプ機能(画面上にイラストやメッセージを表示する機能)を活用することによって、治療中の子供と歯科医のコミュニュケーションをサポートし、円滑な歯科治療の手助けをしています。
歯科医師インタビュー
2018年7月には「BiPSEE歯科VR」の本格的なサービス提供予定!
「BiPSEE歯科VR」は2018年7月には本格的なサービス提供開始を予定しています。
今回募集する「BiPSEE歯科VR」パートナー歯科医院と協力して使い方やニーズの検証を進め、一層使いやすいサービスへと進化させていくようです。
まとめ
何歳になっても、歯科治療時の光景とドリルの甲高い音は苦手という人も多いはずです。
大人になった今でも
「できれば歯医者に行きたくない・・・」
と思うひとは多いはずです。
しかし、そんな不安をVRによって払拭してしまうなんて思いもよりませんでしたね。
医療分野でのVR利用といえば、治療のシミュレーションなど練習用のイメージが強かったですが、こういった治療中の患者にVRを活用するというのは意外でした。
今後はリハビリなど学習用ではなく、患者の苦痛を軽減させるためのVRコンテンツもたくさん出てきそうですね。
ソース:「BiPSEE歯科VR」プレスリリース[PRTIMES]
関連サイト:BiPSEE公式サイト
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