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『Japan VR Summit3(JVRS3)』からみる日本のVR市場動向は??



『Japan VR Summit(以下、JVRS)』が、2016年5月10日に国内初の大型VRカンファレンスとして開催され、日本では始めてHTC、Oculus、Sonyの事業責任者などが一同に登壇し、約500名が参加した。


第2回を同年11月に開催し、一気に日本最大級のVRカンファレンスとへと業界内では認知される存在へと成長した。


編集部では、JVRSの裏側も取材しており、そこでも語られていますが、できるだけ参加者は経営者や意思決定者などの層に参加を促したいと「プレミアムセッション:50,000円(税込)」の金額をチケット代として提示しており、技術的な側面だけではなく経営的な側面で重要な意味のをもつカンファレンスとなっている。


■関連記事(取材)

【Japan VR Summit 2の裏側】国内最大のVRビジネスサミットの企画・運営はこんなふうに考えられていた


『Japan VR Summit3(以下、JVRS3)』



2017年10月11日(水)から『Japan VR Summit3(以下、JVRS3)』としてスタートし、10月12日(木)はプレミアムセッションとして有料セッションが開催された。


■セッションプログラム

SessionⅠ

グローバルVR/AR12兆円市場へのロードマップ


SessionⅡ

巨大VR市場−中国の現状


SessionⅢ

日本型アーケードVRは世界に通用するのか?


SessionⅣ

スタートアップ企業から見る、VR/AR/MRの魅力


SessionⅤ

VR/AR投資のグローバル最新事情〜シリコンバレーから国内大手CVCの動向まで


SessionⅥ

VR/MRの活用による製造業変革〜クルマ造りの生産-設計をつなぐVR/MR


冒頭の挨拶からのスタート



開会と共に、グリー株式会社 代表取締役会長兼社長 田中 良和氏の挨拶でプレミアムセッションはスタートした。


冒頭の挨拶では、イベントの趣旨とVRの未来について語られましたので、その内容を一部ご紹介させて頂きます。


田中 良和氏


前回昨年11月にJVRS2を実施した際にも話したが、PC・モバイルの次はVR(ARも含み)の時代となり、「VR/ARは次のプラットフォーム」になる。



よく言われるのが、一番最初に過剰に盛り上がって夢が広がり、その後はいまいち・・・な状況がきて、その後一般的に爆発的に普及する時代へと広がっていくのがテクノロジーの流れであり、そういった中でVR/ARはまさに今これから立ち上がる時期にあると感じている。


まだまだハードウェアが大きく、解像度が低いなどの問題を感じる方は多いと思いますが、ただ10年前「iPhone/Android」が発売された時も、色々機能があるが電池は持たずガラケイと2台持ちしないといけない時代からスタートした。


VR/ARに対しても細かい技術的な問題も時間がたつ事で解決がされていくはずであり、今後VR/ARが激的に進化した時に何が起きるかを今から考えて準備する事が重要であると考えている。


JVRSは、当然技術的な側面もあるが、VR/ARに関して経営的側面やビジネス的側面を捉えたサミットにしたいと考えて企画している。


最後に、VR/ARは全世界的にもGoogleやAppleも筆頭に力を入れている分野であり、必ずこれから普及する技術でありデバイスであると考えている。


更に、重要な事として、サーフィンに例えられて話しがされた。



「波がきた時に沖にいないやつは負ける」


何度かサーフィンをして感じた事で、サーフィンというのは、波が来た時に浜辺に向かい、そこから波に向かっていっても波はなくなっている。

いつくるかわからない波に対して、沖にいってまっている事で始めて波に乗れるスポーツであり、非常にこういった側面があてはまると思っている。


VR/ARに関してもいつか来るかな?と浜辺でまっているようでは、本当に波が来た時には乗り遅れると思い、まさに今から波がくることを予期して、どういうことをやっていくかが重要だとおもっている。


今回のこのJVRS3を通じて、参加者さまと共に勉強をして行ければと思いますと語られました。


最後にJVRS3から感じた事


今回JVRS3に参加して、第1回の参加人数や熱気に比べて比較的落ち着いた雰囲気で展開されていました。

これは、冒頭のGRR田中氏から語られた通り、昨年の過剰な盛り上がりがありの事であると考えております。


当初VR市場の盛り上がりスピードがもっと早いと想像した人も多かったと思いますが冷静に考えれば想定できるスピードであるのではないかと思います。


幾つかのセッションの中でVRヘッドセットを被る障壁も語られていますが、当時ならもっと想像できたことであり、その部分も少しずつは解決に向かっています。


最後に、一番感じたのは田中氏のサーフィンの話ではありませんが、JVRS3も継続して行う事が重要であり、ここから3年さらに5年と開催され、後に振り返った時に一番重要な意味や価値を感じられるカンファレンスになっているのではないでしょうか?


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