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あの「ねこあつめVR」がPSVRに登場!?単なるねこ集めゲームじゃない「ねこあつめ」の魅力とは?


9月19日に行われた「2017 PlayStation Press Conference in Japan」において、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がプレイステーションVR(PSVR)向け新作タイトルの情報を発表。


「グランツーリスモSport」「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」のように既に情報がオープンになっていたものに加え、「ZONE OF ENDERS」シリーズの最新作となる「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS M∀RS」や、一人称VRホラー「Stifled」など、まったく新しい情報も公開された。


この時公開された情報の中に、珍しいタイトルが存在している。


そのタイトルは、「ねこあつめVR」


珍しさを感じさせる点は、コンシューマーゲームではなく、スマートフォンゲームとしてリリースされているタイトル「ねこあつめ」のVR化という点。


しかし、改めて「ねこあつめ」の要素を確認してみると、VRとの親和性が非常に高いコンテンツであることに驚かされる。


そこでこの記事では、「ねこあつめ」というゲームのVRとの親和性が高いポイントについて紹介したい。


 


VRでのどかにねこ鑑賞!?「ねこあつめVR」


ねこあつめVR

「ねこあつめVR」は、PSVR向けのVRゲーム。


2018年の発売が予定されている。


公開されている情報はほとんどない状態で、ゲーム内容などの詳細はわからない状態だ。


しかし、公開されている画像からは、スマートフォン版の「ねこあつめ」同様のゆる~い雰囲気と、いかにもVR的な3D視点であることが伺える。


視点の位置が低いことからすると、ゲーム世界をねこの視点で見ることが可能なのかもしれない。


いずれにしても、シリーズ作とガラッと雰囲気を変えて新鮮さを押し出す…というタイプの作品ではなく、既存ファンがこれまでと同様の雰囲気を楽しめる…という作品になりそうだ。


 


ねこ好きの心のツボをくすぐる仕組み!「ねこあつめ」がVRに向くポイント


ねこあつめ

そもそものスマートフォン版「ねこあつめ」はどういうゲーム化というと、スマートフォン向けの無料ゲームのジャンルの一角を形成している「放置ゲーム」といわれるタイプのゲームだ。


プレイヤーが行うことは、庭先にエサを設置しておくことだけ。


エサを設置したらアプリを落とし、リアルの時間がある程度経過したらアプリを立ち上げると、エサを求めてねこ達が庭先へとやってくる。


この時ねこ達は、ゲーム内でお金的な意味を持つ「ニボシ」を置いていくので、「ニボシ」を使ってエサを補充したり、ねこ用のおもちゃを購入したり。


ねこ用のおもちゃは庭先に設置することができ、どんなおもちゃが設置されているかによって、やってくるねこが変化。


これを繰り返すことで、色んなねこと出会っていく…という内容になっている。


こうやってゲーム内容をストレートに書いてしまうと、正直、他の「放置ゲーム」と異なるポイントがわかりにくいし、どこがVRに向いているのかもわからない。


しかし、「ねこあつめ」は明らかに他の放置ゲームと異なっている


だからこそヒットしたし、だからこそVRに向いているのだ。


ねこ好きのツボをついたねこのしぐさが「ねこあつめ」のポイント


ねこあつめ

では、他の他の放置ゲームと異なる「ねこあつめ」のポイントはどこかといえば、それは「ねこのしぐさ」だ。


ビニール袋を見たら頭を突っ込む、本来の利用方法とは異なる利用方法でおもちゃを遊ぶ…といった「ねこのしぐさ」


これらのしぐさは、ビジュアル的にもかわいらしく描かれているが、それだけではない。


ねこ好きのツボをついた取捨選択がなされている点が素晴らしかったのだ。


たとえば、「本来の利用方法とは異なる利用方法でおもちゃを遊ぶ」…というのは、ねこ好きにとって誰もがうなづける「あるある」のひとつ。


Amazon通販でねこ用おもちゃを買ってあげたのに、おもちゃではなくてAmazonのダンボールでばかり遊んでしまう…というのはよくあることなのだ。


そうした「あるある」を感じさせる「ねこのしぐさ」が詰まっていることで、「ねこあつめ」はねこ好きの共感を集めることができた。


一言でいえば、ねこ好きのツボをついた「ねこのしぐさ」のピックアップこそが、「ねこあつめ」成功のポイントなのだ。


確実に共感を呼べる要素をVRの臨場感で体感させられるのが「ねこあつめ」の強み


ねこあつめ

ただかわいらしい「ねこのしぐさ」を用意するだけなら、かわいいイラストを描くイラストレーターを連れてくればそれで事足りる。


しかし、ねこ好きのツボをついた「ねこのしぐさ」のピックアップするためには、本当にねこのことを好きで、ねこ好きが無意識化にねこのどこを気に入っているか…マーケティング用語でいう「ねこ好きのインサイト」を知り尽くした人間がいないと実現できない


逆に言えば、これができている「ねこあつめ」は、VR化された場合も、確実にねこ好きが気に入ってくれる「ねこのしぐさ」を表現できる。


それも、VR技術のもたらす、高い臨場感を使って、だ。


 


エモーショナルな表現VRコンテンツにとって最重要な要素


実際にその場にいるような体験ができる、高い臨場感はVR技術の持つ武器だ。


だがVR技術を使えば、どんなコンテンツでもある程度高い臨場感を用意できるということになる。


そんな中で成功するためには、高い臨場感で「何」を描き、体験者の感情を揺さぶるのか…ということが重要だろう。


そして、そのためには、ユーザーが共感できるようなエモーショナルな表現がポイントになる。


「ねこあつめ」が実現した、「●●好きのツボをつける“あるある”要素」というのは、今後のVR/ARコンテンツ制作において非常に参考になる要素だ。


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