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ファッション雑誌「W」にARコンテンツを収録 ケイティ・ペリーが出演



米国のシンガーソングライター、ケイティ・ペリーが、女性ファッション雑誌「Wマガジン」のカバーを飾る。


この雑誌にはAR(拡張現実)技術が採用されており、スマートフォンのカメラで表紙をスキャンすると、ケイティ・ペリーがARによって表示されるというものだ。  


概要



今回の取り組みは、米国で出版されているファッション雑誌「W」とVFXスタジオのThe Millとの協働によるもので、ARコンテンツは2017年9月号に収録される。


本雑誌にはARを用いた3Dカバーやショートフィルム、インタラクティブコンテンツ、AR機能を使用できるファッションポートフォリオなどを収録する予定だ。


シンガーソングライター、ケイティ・ペリーが登場


雑誌にはAR機能が搭載された「W」のアイコンが、写真や各ページに印刷されており、これをカメラでスキャンすることによってAR機能が立ち上がり、3Dビジュアルや、360度映像によるショートフィルムを視聴できる。


この「AR雑誌」の表紙を飾るのは、日本でも知名度の高いケイティ・ペリーであり、彼女の映像と音声によるコンテンツをARによって楽しむことができる。


雑誌には彼女の3Dデータと、映像と音声によるコンテンツが収録されており、AR機能を用いて彼女がシュールリアルなセットの中で、アルベール・カミュを想起させる詩を朗読するという内容だ。



また、ユーザーはケイティ・ペリーのポートレートとのインタラクトが可能で、アンロック機能によって特別コンテンツを視聴できるという工夫もされている。


ARコンテンツはスマートフォンアプリ「W Magazine: Beyond the Page」(iOSAndroidに対応)を用いて閲覧可能で、Wマガジン9月号は8月14日から発売開始となり、日本ではAmazonを通じて購入することができる。


紙媒体雑誌とARの融合


ARと紙媒体の雑誌を融合した取り組みは以前にもなされており、昨年10月にファッション雑誌のELLEと、AR開発企業RYOTとの提携によってAR体験を取り入れた雑誌の発行に取り組んでいる。


2016年11月号のELLEで特集された「ハリウッドの女たち」ではハリウッドのトップスターの女優たちのインタビューをARにて視聴するというシステムが組み込まれ、読者は専用アプリ「ElleNow」を用いてコンテンツを視聴するというものだ。


インタビューに登場したのはアジャナオミ・キング、エイミー・アダムス、アナ・ケンドリック、フェリシティ・ジョーンズ、ヘレン・ミレン、キャシー・ベイツ、クリステン・スチュアート、ルピタ・ニョンゴの8人。


紙媒体の雑誌の売れ行きが下降線を辿り、出版不況と言われる昨今、こうした最新技術とアナログを融合することにより、従来では考えられなかった新しい体験が生み出されるという例は、紙媒体の雑誌を含め、漫画や様々な分野などで増えるかもしれない。


ARのファッション活用例


ARはゲームのプラットフォームとしてだけでなく、医療や建築、教育など様々な分野で効果を発揮する技術だが、ファッションにおいてもARの登場によって、これまでになかった様々な体験が生み出されている。


ARスニーカー「ANREALAGE MONTE Z」



日本の老舗ファッションブランド、オニツカタイガーとANREALAGEとのコラボレーションによって生み出されたスニーカー「ANREALAGE MOTE Z」はAR機能を搭載したハイテクスニーカーだ。


ユーザーは専用のアプリを通してAR体験をすることが可能で、スニーカーのアッパー部分をデバイスのカメラでスキャンするとサカナクションの楽曲を聴くことができるモデルと、スマートフォンでフラッシュ撮影をするとブランド柄が見えてくる再帰性反射技術を取り入れたモデルとの2種類が発売されている。


従来のスニーカーとAR技術、そして再帰性反射技術を融合した本作には、「日常と非日常」をコンセプトにするANREALAGEらしさが活かされている。


ARを活用したスニーカー購買体験



大手スポーツ用品ブランドであるNikeは最近、同社のコラボレーションスニーカーの販売においてARを導入し、画期的な購買スタイルを打ち立てることによって独自の購買体験を作り出した。


ニューヨークを拠点に活動するシェフであるデイヴィッド・チャン氏とのコラボレーションによって生み出された新作スニーカー、Nike SB Dunk High Pro “Momofuku”の購買にあたって、ARアプリを用いたゲーム的要素と料理のミックスという、個性的な購買方法が導入された。


単にスニーカーを売るだけではなく、購買という行為にインタラクティブな体験をもたらすことを望んだNikeは、”Momofuku”を購入するためにはデイヴィッド・チャンが経営するレストランにまで足を運んで、スマホカメラでレストランのメニューをスキャンすると、スニーカーを購入できる機能がアンロックされる、というサービスを展開した。


レストランにまで直接出向くことが難しい人向けに、ウェブ上で表示されたメニューのコピーやポスターをスキャンしても同じ機能を使うことができる。


参照元:VRScout


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