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VRアーケードは交流の場としても機能する


テレビゲームをする二人

ゲームは人と人とを繋ぐ


日本も含め、様々な国で広がりを見せるVRアーケード。


家庭用のVRデバイスでは対応できないような広い空間を使ったロケーションベースのVRコンテンツを楽しめる施設や、Birdly、ICAROSといった大型マシンを体験できる施設もあるが、特別なコンテンツだけがVR施設の楽しみ方ではない。


複数のブースが設置されているVRアーケードでは、見知らぬ他の利用者との交流が始まることもある。


VR Spark



アメリカでは多くのVRアーケードが営業中で、その数は日々増え続けている。


だが、州単位で見るとまだVRアーケードが1件もないという州もある。


コネチカット州にもVRアーケードがない状態が続いていたが、今年の5月に初めてのVRアーケードが誕生した。それがVR Sparkだ。


VR Sparkの設備


VR Sparkが提供するのは、ロケーションVRや特殊な大型マシンを使った体験ではなく、家庭用にも販売されているHTC ViveViveコントローラーを利用できるブースだ。


施設内には四つのブースが設けられており、カーテンで仕切られた各ブースにはプレイヤー以外のゲストが彼らの体験している世界を覗くためのプロジェクターが用意されている。


プレイを見ている利用者は、マイクを使ってヘッドセットを付けたプレイヤーに声をかけることも可能だ。


個別のブース以外ではテーブルと自動販売機があるのみで、設備は最小限のものとなっている。これが低料金の秘訣なのかもしれない。


利用料金


多くのVR施設では、利用者人数×利用時間で料金が計算される。


VR Sparkでは利用人数(1ブースあたり5人まで)と関わりなく利用時間のみで料金が設定されているため、人数が多いグループでの利用に最適だ。


料金は時間や曜日によらず1時間あたり40ドル(4,400円)だ。VRアーケードとしては標準か、アメリカの施設であることを考えるとやや安めくらいの設定である。


数人でブースを借りて、友人がVRゲームをしているところをプロジェクター見ているという遊び方もできるので、グループで利用すればお得といえる。


また、誕生日パーティーや企業のイベントを行うために施設全体を貸し切ることも可能だ(2時間300ドル~要相談)


営業時間


営業は木曜日から日曜日のみだ。


木曜日は午後6時から午後10時、金曜日は1時間遅い11時までとなっている。


土曜日は正午から午前0時まで、日曜日は正午から午後6時までだ。


他のVRアーケードに比べると短めなのは、設立者が他に仕事を持っているからだ。彼らは、利用者が増えてフルタイムで営業できるようになることを望んでいるという。


交流の場としてのVRアーケード


ボウリングのピン

VRアーケードはボウリング場のようなもの?


VR Sparkの各ブースはカーテンで仕切られてはいるが、完全に個室というわけではないオープンなスペースだ。


こうした施設のスタイルがもたらした特徴なのか、それともアメリカの国民性なのか、VR Sparkの利用者は創設者が予想していたのとは違う楽しみ方をしているようだ。


利用者の交流


VR Sparkを作ったJoe Eilertは、ゲーマーがコミュニケーションするためのスペースとしてVR Sparkを思いついたわけではない。


彼は当時VRアーケードという業態を知らなかったというが、彼がイメージしたのはカラオケのようなアミューズメント施設だった。


「同じタイミングで複数のブースが使われている場合、利用者はプレイヤーが見知らぬ相手だったとしてもブース間を行き来しています。


こんなにオープンな空間になるとは思いませんでした」


専用コンテンツの無いVRアーケードは、VRデバイスの購入を考えている消費者が使い心地を体験する場としての意味もある。だが、それ以上の場になっている施設もあるようだ。


VRゲームに興味を持つゲーマー同士なので、そのままマルチプレイが始まることもあるかもしれない。


ゲームを見る利用者


自分でテレビゲームをしないけれど、他の人がゲームをしているのを見るのは好きだという人もいる。ゲーム実況動画を支えているのは彼らだ。


VR Sparkはブースごとの料金で利用できるため、自分はゲームをしないのに何度も来店する利用者もいるという。


そうした利用者の一人は、来店しやすいマンチェスターに住んでいる。だが、もし彼女が遠くに住んでいたとしてもVR Sparkに来るだろうと語っている。


プロジェクターやマイクが使えるので、グループで利用するならば家庭よりもVR Sparkを訪れた方が環境も良いようだ。


利用者層


日本では、VRのような技術に関心を示すのは若い世代の男性が多い。


これはアメリカでも同じようで、施設のオーナーは近くにあるコネチカット大学の学生が来店することを期待している。


VR SparkをオープンしたEilertとMatt McGivernは二人とも別の仕事を続けているので、施設を開けているのは木曜日・金曜日の夜と週末だけだ。


大学の休暇が終わって学生が街に戻ってくれば利用客が増え、平日もフルに施設を稼働させられるようになるかもしれない。


 


参照元サイト名:Hartford Courant

URL:http://www.courant.com/features/hc-virtual-reality-arcade-vernon-20170802-story.html


参照元サイト名:Spark VR

URL:https://www.sparkvirtualreality.com/


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