クルマで受信をするならハンディ機にモービルアンテナを接続すれば事足りる話。しかし、受信のエキスパートたちはモービル機を使っているのが実際です。そこには「ある理由」が存在するからです。受信マニアがはまるモービル機の底知れぬ魅力を見ていきましょう。三密を避けたアウトドア受信にも最適です。

モービル機代わりに高性能ハンディ

「ハンディ機をモービルアンテナにつなげると、踏ん張りが効かずに混変調を受けやすいから、クルマでの受信には混変調に強いモービル機を使うんだよ」…テレビ放送がアナログ波で、強力な電波を発射していた2000年代であれば、この理由も間違いではありません。

しかし、今やテレビ放送はデジタル化され、ハンディ機の性能は格段に向上。1m前後のモービルアンテナに接続したくらいでは、不正な受信を受けにくくなっています。

そうなると、クルマ受信でモービル機を使う理由が見当たりません。ハンディ機を、車内で使っている人も多いことでしょう。

しかし、使い込んでくると実感するのが、ハンディ機をホルダーに固定しても、いや、固定するとなおさら操作が困難になるということ。ハンディ機は手に持って、両手で操作するように作られているからです。

モービル機の魅力は操作性と視認性

車内で重要なのは操作性と視認性です。モービル機は、片手で操作することを前提に設計されているため、左手を伸ばすだけで主要な操作が可能。特に2波同時受信ができるモービル機は、2つのバンドの操作系が独立しており、誤操作を防ぎます。走行中の操作も安全で合法的に行えるのがメリットです。

そして、大きなディスプレイの視認性は良好で、車内で発生する斜め上方向からの覗き込みに対する視野角の広さは、ハンディ機とは比べものになりません。また、周囲よりも一足先に暗くなる車内では、電池の消耗を気にすることなく光り続けるディスプレイは心強いものです。

クルマ受信でモービル機を使うメリットは片手での操作性とディスプレイの視認性にあります。それと車内に設置したコントローラーのメカっぽさ。実はモービル機を使う、最大の理由は、このかっこよさなのかもしれません。

なお、モービル機は基本的にはアマチュア無線機なので、受信目的であっても運用・設置に関してアマチュア無線従事者免許と無線局免許が必要です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「クルマ受信に「モービル機」を使うメリットは?