国内外のVIPを要人警護する「SP(エスピー)」はセキュリティポリスの略。ドラマや映画の題材としてよく取り上げられるSPは、ほかの警察官とは違っていわばスーツが制服。装備品もSPならではのものとなっています。そして、要人警護でSPが口を覆う仕草をするのには、どんな意味があるのでしょうか。

SPは32口径オートマチックをよく使用

要人警護のスペシャリストである「SP」こと「セキュリティポリス」とは、正確には警視庁警備部警護課に所属する警官のことです。その他の警察本部では「警備隊員」「身辺警戒員(PO)」などと呼ばれて区別されています。

SPが要人警護でよく使用する拳銃は「SIG P230JP」です。SIG社製の32口径小型オートマチックで、1995年頃から配備スタート。SP専用というわけではなく、一部の制服警察官や私服警察官にも支給されています。

SPや警衛官などに配備されている「グロック17」は、グロック社製の大型ハンドガンです。軽量なポリマーフレームや、扱いやすいトリガーセーフティなど独自の仕様を備えています。

SPのイヤホンは半透明カールコード

SPは、制服警察官も所持している拳銃や特殊警棒のほかにも、防弾アタッシュケースや防護板、防弾コートなどの特殊な装備品で万が一に備えています。襟に付けるバッジには「SP」の文字。偽造防止用に不定期にカラーを変更します。ネクタイはSPの文字デザインが抜かれた赤色です。

ドラマや映画で描かれるように数名で要人警護にあたるSPが頻繁に行っているのが無線通信。無線機を内ポケットに隠し、コードを袖に通してマイクを手の中に収めて使用します。手の平で口を覆うようにして通話を行えば、連絡を取っているようには見えません。

SPや特殊部隊で採用しているのは半透明のカールコード型イヤホンセット。首の後ろから耳に通して使用するタイプです。髪の毛やメガネなどで目立たないように工夫しています。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「要人警護で「SP」が口を覆う仕草をする意味は?