鉄道やバスへタッチで乗車できる交通系ICカードは、全国で使えるものだけで10種類が発行。札幌・仙台・広島では地区限定の交通系ICカードもあり、どの交通系ICカードを選ぶか迷うところです。首都圏・関西圏と札幌など5大都市の各近郊でどのように交通系ICカードを選ぶと得なのかを調べてみました。

交通系ICカードはJR系と併用する

首都圏や関西圏、そして札幌・仙台・広島・北九州の各政令指定都市周辺では、JR系列とその他私鉄・バス系列の2種類の交通系ICカードが発行されています。

2種類や3種類も交通系ICカードがあると、どれを選ぶかで迷うところ。しかし、各都市圏ごとに選べる交通系ICカードの特徴により組み合わせが3パターンに分かれるので、それぞれについてお得になる選び方を探すことにします。なお、定期券利用では選択に迷うことがないため、今回は定期外利用のみが対象です。

ひとつは、片方の交通系ICカードが全国相互利用に対応していないケースで、札幌市の「SAPICA(サピカ)」・仙台市の「icsca(イクスカ)」・広島市の「PASPY(パスピー)」がそうです。

この場合、関東など他地方で使えないほか、コンビニなど鉄道・バス以外のショッピング利用が限られるためJR系の交通系ICカード「Suica(スイカ)」や「ICOCA(イコカ)」をまず作ることが大切です。

ポイント還元がない交通系ICカード

その上で、鉄道・バス乗車でポイントが貯まる路線に乗る頻度を考え、Suica・ICOCA以外のカードを追加するかどうかを検討します。SAPICAは10%、icscaは5~30%とポイント還元率が高いため、地下鉄・バスを利用するなら追加した方がベター。一方、PASPYにはポイントサービスがないためICOCA1枚で十分です。

次に、選べる交通系ICカードがいずれも全国相互利用対応の場合、鉄道・バスの乗車でポイントが貯まる、あるいは割引があるかで判断します。

現在、鉄道・バス利用がポイント対応外なのはJR東海の「TOICA(トイカ)」で、名古屋周辺で利用するのであれば、ポイントが貯まる「manaca(マナカ)」か「PiTaPa(ピタパ)」を選んだ方がお得です。

manacaとPiTaPaのどちらにするかは、利用する路線により変わりますが、PiTaPaで割引が受けられるのは近鉄のみ。そこで、近鉄利用者以外は名古屋市交通局や名鉄などの乗車でポイントが貯まるmanacaを選ぶ方がお得。また、manacaとPiTaPaを両方持ち、路線別に使い分けるという方法もあります。

交通系ICカードをPiTaPaとSuica

首都圏の場合、SuicaとPASMOは両方持つのがおトクな使い方。SuicaはJR東日本路線で利用し、地下鉄や私鉄各社はPASMOで乗車するといった活用をすれば各社の乗車ポイントすべて貯まります。なお、バス利用については「バス特」のことを考え、乗車時に使うカードはどちらかに決めておくことが大切です。

福岡市に関しても首都圏と同様で「SUGOCA(スゴカ)」「nimoca(ニモカ)」「はやかけん」とも対象路線でポイントが貯まるので、3枚とも揃え路線ごとに使い分ける方法が有利になります。

また、関西圏に関してはICOCAがJR西日本路線のみのポイント還元に対し、PiTaPaはJR西日本路線を含めた各社の割引がすべて適用なので、PiTaPaを選ぶ方がお得です。

ただし、PiTaPaには関西圏を離れるとコンビニなどでの利用が難しいというデメリットもあります。そこで、PiTaPaとあわせてSuicaかPASMOを持ち、PiTaPaが使えないエリアをカバーするという方法もアリ。ICOCAではなくSuica・PASMOにする理由は、首都圏の鉄道・バス利用時にポイントが貯まるためです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「交通系ICカードは何を選ぶとお得か?【全国版】