交通違反のなかでも、厳しく取り締まられているものが「飲酒運転」です。警察による検問で引っかかると、軽くても90日間の免許停止になります。さらに、飲酒運転の場合はスピード違反などと違い、一発で免許取消になるケースも少なくありません。そのひとつが、運転中に事故を起こしたケースです。

飲酒運転は前歴が0回でも免許停止

2009年6月に道路交通法が改正されてから、飲酒に関する罰則が厳しくなっています。それまでは、呼気1リットル中に0.25mgのアルコールが含まれる場合は「酒気帯び運転」となって違反点数は6点でした。

それが呼気アルコール量の基準値が0.15mg/lまで下げられただけでなく、違反点数も倍以上の13点に変更。さらに、それまで取り締まられていた0.25mg/l以上の数値の場合、違反点数が25点と3倍以上に変更されたのです。

違反点数が13点ということは、免許停止の前歴が0回であっても90日間の免許停止となるということ。さらに、違反点数25点の場合は一発で免許取消になります。飲酒運転は最低でも免許停止になる危険行為なのです。

また、飲酒運転の罰則には「酒酔い運転」もあります。こちらは、まっすぐに歩けない、警察官との受け答えがうまくできないなど、明らかに泥酔状態と警察官が判断した場合に適用。違反の点数は酒気帯び運転より重い35点です。

飲酒運転が事故で発覚した割合10%

さらに罰則が厳しくなるのが、飲酒運転中に事故を起こしたケースです。運転免許の制度では、交通違反とは別に交通事故についても点数が追加されることになっていて、もっとも低い「全治15日以下または器物損壊」というケースでも、過失が大きい場合3点、少ない場合2点が追加されます。

0.15~0.25mg/lの酒気帯び運転の状態で事故を起こした場合、違反点数の13点に最低でも2点がプラスされ15点となるということ。免許停止の前歴が0回でも一発で免許取消です。かといって「飲酒運転がバレるとまずい」と事故現場から立ち去るとさらに重い「救護義務違反」となり、今度は35点が付いてしまいます。

警察庁の統計によると、2018年に酒酔い運転・酒気帯び運転で取り締まった件数は2万6043件である一方、この両者で交通事故が発生した件数は2640件となっています。つまり、事故で飲酒の違反が発覚した割合は約10%で、決して少なくはありません。絶対に、飲酒運転しないようにしましょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「飲酒運転は最低でも「免許停止」になる危険行為