「CB無線」は、27MHz帯の特性から電離層を利用した超遠距離交信が可能です。ただし、新型モデルは高価で、入手しにくいのが悩みでした。そこに救世主が登場しました。Twitterから生まれた新型ハンディ機である、10万円以下で買えるCB無線機「NTS111」について詳しく見ていきましょう。

CB無線機は生産台数の少なさから高額

ソニーが生産を終了してからしばらくの間、CB無線機は市場から消え絶滅状態。しかし、2016年にサイエンテックスからCB無線機「SR-01」がリリースされ、それ以降、毎年のように新製品が発売されるようになりました。

とはいえ、ライセンスフリー無線愛好家(フリラー)の中でも、特に27MHz帯のCB無線はマイナーなジャンル。その趣味人口の少なさから、新製品の大量生産は不可能であり、生産台数の少なさから高額になりがちです。

SR-01の新品は14万円以上。1万円以下で買える特定小電力無線のようにお手軽さはありません。ヤフオク!などオークションサイトで「市民ラジオ」「CB無線」と検索すると、多くの出品が見つかります。しかし、ソニーのポータブルタイプ「ICB-770」などの名機は、今でも3万円以上が相場となっているのが現状です。

そして、2022年11月30日には、旧技術基準適合証明の市民ラジオは使用期限を迎えるという問題もあります。中には、新規で現行の技術基準適合証明を受けている方もいますが、それなりの技術と知識が必要でこれもなかなか難しいのが現状です。

CB無線機に関する需要をツイートした

新型機は高い、中古機は技術基準適合証明の問題がある…そんないかんともしがたい状況を打破してくれるメーカーが現れました。アマチュア無線や業務用無線機器では有名な兵庫の老舗メーカーである西無線研究所です。

同社では、CB無線機に関する需要を察知し、2018年11月にTwitterで「NTS620のようなCBトランシーバーを作ったら、需要有るかなあ…?」とツイート。するとフリラーたちは即座に反応し、西無線研究所ではその声に応えて開発をスタートしたのです。

そして2019年6月中旬、新技術基準適合証明対応のハンディ機「NTS111」が発売されました。価格は10万円を切る税込み88,020円。小ロットのCB無線機としては、驚異的な価格といえます。ACアダプタ・電池ボックス・ハンドマイクも付属しており、必要な周辺機器が揃っているのも魅力です。

CB無線機にしては短めのアンテナ

液晶ディスプレイではなくLED式のカラフルなSメーターを搭載し、ボディは汎用のケースを使用。コストを抑えるところは抑えつつも、1,450mmのロッドアンテナを装備するなど、大事なツボはしっかりと押さえた設計です。

このアンテナの長さはCB無線機にしては短めですが、本格的な運用にも応えてくれています。十分合格点といっていいでしょう。

運用して分かったのが、音質の良さ。AM本来の柔らかい変調が特徴となっており、NTS111で運用している局の声はイッパツで分かるほどです。また、可変フィルターは非搭載ながら、弱い信号も埋もれずしっかりと拾い上げてくれます。

長時間AMノイズを受信する必要がある、Eスポ交信を待ち受けするような場面でも、ソフトな音質ゆえ耳への疲労は最低限です。電源は、単3形アルカリ乾電池×4本。乾電池を入れても重さは400g程度。登山などアクティブな移動運用時には、このサイズと重さは有利でしょう。(文/デジ☆KAN太郎)

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「10万円以下で買える新型ハンディCB無線機とは?