酒気帯び運転で免許取消になったのは、入れ歯安定剤のアルコール成分が検知された可能性があるという逆転判決があったことは記憶に新しいところ。そこで、入れ歯安定剤にどの程度のアルコール成分が含まれているのか、実際に入れ歯安定剤を口腔内に塗布して入れ歯安定剤で酒気帯び運転になるか検証しました。

酒気帯び運転の処分が撤回された

入れ歯安定剤の多くは、アルコール成分(酢酸ビニルとエタノール)が含有されており、パッケージにもその旨が記載されています。この入れ歯安定剤に含まれるアルコール成分が検知される可能性があるとして、酒気帯び運転の取り締まりによる運転免許取消処分が撤回されました。

そこで、入れ歯安定剤にどの程度のアルコール成分が含まれているのか、実際に適量の入れ歯安定剤を口腔内に塗布して、時間の経過ごとに数値の変化をチェック。酒気帯び運転になるのか検証してみます。なお、酒気帯び運転のアルコール量の数値は0.15~0.25mg/lで違反点数が13点、0.25mg/l以上で違反点数25点です。

検証は入れ歯安定剤を口腔内の上あごに貼り付けて測定しました。このため、入れ歯装着での数値とは異なる場合があります。また、誤飲の恐れがあるので、絶対にマネをしないで下さい。

酒気帯び運転レベルの入れ歯安定剤

まずはシオノギヘルスケアの「クッションコレクトEZ」(343円・10g)で実験。用法には、パチンコ玉サイズが標準とあったので、0.8gを口腔内に塗布。この時点で数値は0.98mg/lです。そして、60分経過後も0.23mg/lと高いアルコール値を維持していました。

次にライオンの「新ライオデント」(835円・40g)です。2~3cmが適量と記されていたので、3cm(2.5g)を使用。量が多いためか、数値の低下は遅く、60分経過後も0.35mg/lと高い数値をマークしました。

最後の小林製薬の「タフグリップ」(442円・20g)は、適量の3cm(0.8g)を塗布して検証。60分後には、0.18mg/lにまで急激に数値が低下。今回の検証では最低値になりましたが、酒気帯び運転の範囲0.15mg/lを下回ってはいません。入れ歯安定剤のアルコール成分は酒気帯び運転レベルということがわかりました。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「入れ歯安定剤で「酒気帯び運転」になるかを検証