スピード違反や飲酒運転のほか、信号無視や一時停止違反など警察が取り締まる交通違反はさまざま。そして、東京五輪・パラリンピックを控え、警察が重点的に取り締まりを始めた交通違反があります。意外に忘れがちですが、横断歩道に歩行者がいるとき、自動車は一時停止せずに通過してしまうと交通違反になるのです。

パトカーを隠して横断歩行者等妨害等

信号機のない横断歩道では、もともと自動車側が歩行者を優先し、一時停止する義務があります。これを守らないと「横断歩行者等妨害等」という交通違反になります。そして今、この交通違反の取り締まりが急増しているのです。

警察庁が2018年10月に「信号機のない横断歩道における歩行者優先等を徹底するための広報啓発・指導の強化について」という通達を各都道府県警に出しました。中身は「横断歩道で一時停止しない自動車はどんどん摘発せよ」というものです。

東京五輪・パラリンピックで大勢の訪日外国人が見込まれ、お年寄りや子どもが横断歩道上で巻き込まれる事故がなくならない中、警察庁の通達が出されたというわけ。なかには、横断歩道近くにパトカーを隠して止め、待ち伏せで横断歩行者等妨害等を取り締まるケースもあるので要注意です。

横断歩行者等妨害等の違反点数は2点

横断歩行者等妨害等の反則金は普通車(軽自動車を含む)では9千円です。ちなみに大型車は1万2千円、バイクは7千円、原付自転車と小型特殊自動車が6千円となります。

また、横断歩行者等妨害等の違反点数は2点です。青キップで済む違反ではありますが、他に駐車違反やスピード違反などで違反点数が溜まっている人にとって、2点は免許停止につながるので注意が必要でしょう。

なお、警察庁の通達では自動車だけでなく歩行者へも「横断歩道付近における横断歩道外横断等法令違反に対する指導を的確に実施すること」とあります。横断歩道以外で歩行者が道路を渡ると避けるのが難しいので、自動車の取り締まりだけでなく歩行者側の指導の徹底も望まれています。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「警察が摘発強化中の「横断歩行者等妨害等」とは