世界一高いともいわれる日本の高速道路ですが、ETCを利用することで、普通車で1kmあたり100円以上かかる路線はほぼなくなりました。そうしたなか、いまだETC利用でも1km100円以上かかる場所が、全国各地の意外なところに残っています。はたして、距離あたりの料金が日本一高い路線はどこにあるのでしょうか。

ETCを利用しても1kmあたり100円以上

高速道路の通行料金は、首都高速をはじめとする都市高速を除くと、普通車の場合およそ1kmあたり20~30円が相場となっています。詳しい計算方法は省きますが、NEXCO3社の路線では平日利用であっても長距離割引との組みあわせで、1km20円以下になることも少なくありません。

都市高速の場合、首都高速が2.1km以下の区間、阪神高速が3.4km以下の区間でETCを利用しても1kmあたり100円以上になってしまいます。しかし、この程度の距離なら、ほとんどのドライバーは一般道で移動するはずです。また、広島高速には1kmあたり100円を超える区間はありません。

一方、均一料金制の名古屋高速と福岡・北九州高速の場合、1kmあたり100円を超える区間が増えてきます。とくに、名古屋高速名古屋線は普通車780円で、7.7km以下の利用で1kmあたり100円を超えてしまいます。現在、日本で一番通行料金が高い都市高速は名古屋高速名古屋線といえるでしょう。

ETC利用で大幅安になるアクアライン

1kmあたり100円を基準にして、他に該当する路線がないかを探してみると、ETCが使える路線については本四高速の各路線と東京湾アクアライン、そしてNEXCO路線のなかでも関西空港連絡橋、名古屋第二環状道、そして伊勢湾岸道東海IC~飛島ICが見つかりました。

本四高速の各路線と東京湾アクアラインについては、かつて利用料金が高いと盛んに報じられたことでも有名。しかし、現在は両方ともETC限定の割引料金が導入されていて割引率も高く、ETC利用では1kmあたり100円以下に下がります。

関西国際空港連絡橋については高速料金自体は840円なものの、これに泉佐野市へ支払う「空港連絡橋利用税」が100円加わり合計940円となり、1kmあたり100円をオーバー。関西空港へはこの連絡橋を使わないと自動車で行けないため、迂回不可能な高額路線といえます。

名古屋高速と名二環の組合せが激高

名古屋第二環状道は、距離別料金になってはいるものの、料金区分が「30km未満」「30km以上」の2種類しかなく、30km未満の方は510円です。そのため、5km以下の利用では1kmあたり100円を超えてしまいます。

また、伊勢湾岸道東海IC~飛島ICについては建設時の経緯から前後の区間と料金上は別扱いとなっていて、この区間だけ利用すると1kmあたり100円を超えます。とはいえ、ほとんどのドライバーは伊勢湾岸道の前後区間と連続走行していて、その場合一律150円引きになり1kmあたり100円を下回ります。

それでは、これら路線のなかで、どれが一番料金が高いといえるでしょうか。計算上はわずか0.1kmで300円かかる阪神高速高麗橋入口~本町出口となりますが非現実的。一方、実際に使われそうな路線で日本一高額と思われるのが、名古屋高速と名古屋第二環状道の組み合わせです。

例えば、東名高速名古屋ICから名古屋高速春岡出口へ向かう場合、わずか1.4kmの名古屋第二環状道路に510円払い、5.6kmの名古屋高速で780円かかります。名古屋高速にはETC端末特定区間割引がありますがそれでも580円。知らずに通ると思わぬ通行料金に驚く羽目になるので要注意です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ETC割引を使っても日本一高い高速道路はどこ?