対象物から出ている赤外線放射エネルギーを可視化してくれるのが赤外線サーマルスコープです。「FLIR」は独自の発想から生まれたユニークな計測器が数多くラインアップされる赤外線市場をリードするグローバル企業。プロ仕様の赤外線サーマルスコープの実力を見ていきましょう。

サーマルスコープは暗闇でも造影可能

FLIRの「OCEAN SCOUT 640」は、絶対零度以上の熱を持つ物体から放出される熱エネルギーを検知して視覚化するサーマル暗視スコープです。光が不要なので、完全な暗闇でも造影可能です。

ハイライトモードでは白黒でコントラストを強調し、インスタラートモードでは高温部を赤色で表示する仕様。実際に、ぼんやりとした電気のみの薄暗い場所で約10m先のターゲットを撮影してみると、人物を赤色で表示。障害物で完全に遮られていなければ検知可能です。

プロ用モデルのサーマルスコープ

FLIRの赤外線サーマルスコープは、船舶から不審船や事故などを警備するためのプロ用モデルだけあり、暗視スコープとしても申し分ない性能といえるでしょう。

望遠はデジタルズーム2倍/4倍、熱画像解像度は640×512ドット、検知距離は最大1,140mです。サイズ/重さは59W×62H×170Dmm/340gとなっています。実勢価格は540,000円です。

このほか、FLIRからは近づけるだけで電気を帯びているか分かる非接触型検電器や、モニターで高湿度箇所を検出するイメージング湿度メーターなど、ユニークな計測器がラインアップされています。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「熱エネルギーを捕らえる赤外線サーマルスコープ