3Dプリンターが普及し、自動車や航空機の部品といった実用レベルで使われるようになってきました。金属3Dプリント技術の向上が、従来のパーツや製品作りに技術革新をもたらしています。それはカギにも及び、鍵の複製が簡単に行えるといわれます。鍵の複製はどこまで可能なのか、実証しました。

ディンプルキーも複製できてしまう

「基本的に撮影できる形状なら、鍵は3Dデータを作成して簡単にコピーできてしまいます。一般的なピンタンブラー錠はもちろん、複製が難しいとされるディンプルキーも可能です。スキャナーによるスキャンはもちろん、写真からでもデータは作れます」。

こう語るのは、3Dプリントの最新セキュリティ事情に詳しい、アイディーアーツ株式会社の米谷芳彦代表です。

米谷氏によると、両面に窪みがあり複雑な形状なために防犯性が高いといわれるディンプルキーですら、写真があれば光の届き具合で穴の大きさや深さを読み取り、複製ができてしまうそうです。3Dプリントキーの精巧さを調べるため、実際に作って検証してみました。

鍵の写真から複製されるリスクがある

米谷氏の協力を元に、一般家庭用のピンタンブラーキーを3Dプリンターで再現しました。ノギスで厚みや鍵山の高さなどを測定したサイズを元に3Dデータを作ってもらい、3Dプリントします。

素材はナノダイヤモンド配合フィラメントという樹脂で作成したため、耐久性はありませんが、鍵穴に見事にフィット。これが金属製だったら、十分に実用可能といえるでしょう。

ネットに何気なく上げた鍵の写真から、第三者に複製されるリスクのある現代。不正コピーから身を守る術はあるのでしょうか。『ステルスキー』という、カギの構造を外から撮影やスキャンができない、金属3Dプリント製メカニカルキーが開発されています。3Dプリントには、3Dプリントで対抗するしかないのかもしれません。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「鍵を写真を元に3Dプリントで複製してみた結果