暗いところを明るく見せる「ナイトビジョン」は、暗視の技術方式によって第1世代から第3世代までに分類されています。ただし、第3世代のナイトビジョンは現用の兵器となるため入手は困難。民間レベルで入手可能なのは第2.5世代相当のナイトビジョンです。ナイトビジョンはどこまで暗視可能なのでしょうか。

ナイトビジョン第3世代は入手困難

「暗視スコープ」とも呼ばれるナイトビジョンには、第1世代から第3世代まであります。第1世代は第2次世界大戦末期の1944年からのもの。赤外線を投射し、反射した赤外線で暗視する方式ため、映像はモノクロです。防犯カメラやビデオの夜間撮影などに広く使われています。

1960年代から登場するナイトビジョン第2世代は、星明かりのようなわずかな光を電気的に増幅する方式。このため、第2世代のナイトビジョンは「スターライトスコープ」とも呼ばれます。レンズをのぞくと緑色ベースの映像として見えるのが特徴です。

第3世代のナイトビジョンは第2世代の技術を進化させたもの。現用の兵器であり、正規輸出ができないため入手は困難を極めます。ミリタリーショップで売られているものは、30万円以上と高価です。

オンスクエアの「PR-817」は、光増幅率は30,000~50,000倍で輸出入の規制対象となる第3世代並みに明るく見える暗視スコープ。照射距離が約400mとシリーズ最大の赤外線出力も、明るい都会では出番が少ないのではないかと思えるほどです。

ナイトビジョンは夜間で鮮明に映る

実際にナイトビジョンを使って、約600m先にある高層ビルを夜間に撮影してみました。光学3.5倍、さらに2倍のデジタルズームによる撮影をしてみると、赤外線を全く使わなくても鮮明に映ります。

さらには、照明のほとんどない夜間の郊外の公園で約200m先をデジタル暗視スコープで撮影してみました。すると、肉眼では見えなかった看板や木が丸見えです。

このナイトビジョンの解像度は640×480ドット/30fps、保存形式はAVI、記録メディアはmicroSDカード(最大32GB)です。赤外線照射距離は約400m、電源は単3形乾電池×8本、ACアダプタ(USB接続)となっています。サイズ/重さは約216W×155H×70Dmm/約758g(電池含まず)、実勢価格は58,800円です。

【関連リンク】
赤外線フィルターを使った透視撮影にトライした
赤外線カメラに改造されたLUMIXを使ってみた
赤外線カメラで透視や暗視ができるメカニズムとは
赤外線ライトで誰にも気づかれずに暗視をする
コンクリートマイクを実際に壁越しで試してみた

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「第3世代並みナイトビジョンが暗視できる距離