現在、4年連続で自動車盗難ナンバーワンとなっているトヨタ・プリウス。実に盗難車の5台に1台はプリウスという計算になるほどです。世界中で人気のあるプリウスは海外に売られたり、台数が多いことから犯罪の足に使われるケースが多いといいます。そんなプリウス盗難の手口と対策を見ていきましょう。

自動車盗難は不正にエンジンを始動

自動車盗難ナンバーワンのプリウスは「イモビカッター」や「キープログラマー」によって、エンジンを不正に始動されて盗難されてしまう自動車の代表車種です。

イモビカッターは、2004年頃から盗難防止で広く導入されたイモビライザーというキー照合システムを無効にするもの。専用キーのIDと車両側のIDをが一致しないとエンジンが始動しないイモビライザーのシステム・IDをリセットしてしまいます。

キープログラマーは2014年頃から広まった新たな自動車盗難の手口。キー自体を廃止したスマートキーを制御するコンピューターを解除して、エンジンをスタートさせる装置です。

さらには「リレーアタック」という自動車盗難の手口も報告されています。スマートキーはクルマから発せられる微弱な電波を受信して送り返すシステムですが、その電波を増幅して離れた場所のキーとクルマを照合させて解錠してしまうのです。

自動車盗難の対策に防犯装置が有効

こうした自動車盗難の手口に対して、プリウスではどのような盗難対策を取ればよいのでしょう。キープログラマーの手口は、スマートキーコントロールに直接、接続して解除してしまうというものです。

ただし、解除には早くても20分程度かかるので、いかに早く異常に気づくことが盗難対策のポイントになります。まずは衝撃などを検知すると警報を発したりLEDライトを点滅させる防犯装置が有効。タイヤロックもシンプルですが効果的です。

また、プリウスは車上荒らしにも遭いやすい車種でもナンバーワン。特にプリウスの場合、三角窓を割って車内に侵入する事件が多いという特徴があります。その意味でも、衝撃に対する警報装置は必須といえるかもしれません。

最新の手口であるリレーアタックは、クルマから離れたらスマートキーの電池を抜いてしまうのが最も手軽な対策。それが面倒という人は、市販のスマホ用電波遮断ポーチにスマートキーを入れて持ち歩くことで対策することが可能です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「自動車盗難でプリウスが狙われる手口と対策とは