従来のオービスに加え新型の移動式オービスなど、スピード違反の取り締まり手段はますます複雑化しています。不当な取り締まりを回避するためにも、最新モデルのレーダー探知機を徹底解剖。新型オービスに対応しているレーダー探知機は、これまでの機種と何が違うのでしょうか?

新型オービスは従来と違う周波数帯

レーダー探知機は、Hシステムやレーダー式オービスなどが発する、マイクロ波10.525GHz(Xバンド)を検知する装置です。スピード違反の取り締まりポイントの数百m手前で検知し、ドライバーに注意を促します。

しかし、現在はレーダー波を発射しないLHシステムなどがオービスの主流。そこで、取り締まりポイントを事前に登録し、衛星が自車位置を測位してオービスに近づくと警告を発するように進化させたのがGPSレーダー探知機です。

測位にはGPSのほか、グロナスやみちびきなど計59基の衛星を受信。さらにジャイロセンサー類と連携するため精度は向上。オービスや取り締まりポイントなどはネット経由で更新されるため、最新情報が表示されます。

そして、2016年に登場したのが「固定式・半可搬式・可搬式」という3種類の新型オービス。埼玉県と岐阜県に設置された固定式の新型オービスは、従来までのXバンドとは違う周波数帯のレーダー波を発射します。

新型オービスの周波数帯もキャッチ

このため、新型オービス対応をうたったレーダー探知機は当初、GPSによる設置場所の情報による警告のみでした。しかし、2017年からはこの固定式の新型オービスの周波数帯もキャッチするレーダー探知機が登場したのです。

固定式とはいえ、これまでのオービスよりも設置や移動が短期間で済むのが新型オービス。新設された時点ではGPSの設置場所が登録されていないことも予想されるため、固定式のレーダー波受信は心強い機能といえるでしょう。

ただし、いま全国各地で運用開始されているのが、三脚に設置するだけの可搬式の新型オービスです。スピード測定は「レーザー式」で行われているため、現行のレーダー探知機ではキャッチすることができません。

しかも、可搬式の新型オービスによる取り締まりが行われているのは、生活道路なども含まれていて神出鬼没。レーザー式もキャッチするレーダー探知機の登場が待たれるところです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「新型オービス対応のレーダー探知機は何が違う?