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ホンダ、言語解析技術を用いた対話型インターフェースソフトウェアの基礎技術を開発


TOKYO, Nov 10, 2016 - (JCN Newswire) - Hondaの研究開発子会社である、株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(以下、HRI-JP)は、人工知能(AI※)研究における成果の一つとして、言語処理を支援するソフトウェア「対話システムツールキット」を開発し、他の企業への技術供与を始めました。

対話システムツールキットは、言語解析技術を一つのパッケージにしたもので、AIを使った対話型インターフェースの基礎技術のひとつです。HRI-JPはこの技術を東日本高速道路株式会社(以下、NEXCO東日本)と、AIのベンチャー企業である株式会社Nextremer(以下、ネクストリーマー)に提供します。NEXCO東日本とネクストリーマーは、これを活用したお客様向け対話接客システムの実証実験を2016年11月19日に開始します。

一般的な対話型インターフェースシステムには、同じ意味が人によって異なる単語、表現で発話されたときも、システムが同じ意味として認識できる言語解析技術が必要です。対話システムツールキットは、この言語解析の機能をパッケージ化し、汎用性を持たせることで、さまざまなシステムへの流用を容易にし、開発工数の軽減を可能としました。これはHondaのASIMOなどのロボティクス領域で培われた技術をもとに開発されたものです。

この対話システムツールキットを活用した対話接客システムの実証実験が、NEXCO東日本とネクストリーマーにより行われます。関越自動車道の高坂サービスエリア(下り線)に設置される対話接客システムには、ネクストリーマーが開発した対話型インターフェースソフトウェア「MINARAI(ミナライ)」が搭載されています。このソフトウェアは、会話を学習することで知能を蓄積し、より高度な会話を実現することを特長としています。今回の実証実験に用いるMINARAIには、対話システムツールキットの言語解析技術が採用されており、より精度の高い対話の実現に貢献しています。

HRI-JPは2003年の設立以来、「Innovation through Science」を活動理念とし、10年以上にわたってAIやゲノム、ナノテクノロジー素材など、機械工学の枠を超えた研究開発を行ってきました。対話システムツールキットの技術は、HRI-JPがAIの研究開発過程で得た成果の一つであり、今回のNEXCO東日本とネクストリーマーへの提供をはじめ、さまざまな分野・企業の対話型インターフェースの基礎技術として活用されることが期待されています。

HondaはAIの研究開発を強化しており、今後もさまざまな企業との協力関係を続けることで、業界の枠を超えたオープンイノベーションを加速させていきます。

※ Artificial Intelligenceの略

概要:本田技研工業株式会社

詳細は www.honda.co.jp をご覧ください。


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