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歴史を通じて先人の教えを学び取れ!


偉大な功績を残した先人の生き方は、仕事に役立つ教訓そのものです。先人はどう考えたのか、どう行動したのか、何を目指したのかなどを、歴史を通じて知ることで知見や経験を深められます。先人の教えを学ぶことの大切さについて考えます。【週刊SUZUKI #51】

仕事では多くの知見や経験が役立つケースが少なくありません。例えば、過去に講じたトラブル対策が、新たなトラブルを未然に防ぐヒントになることもあります。仕事を通じて教わった教訓が、まったく別のシーンで活きることもあります。これまでの経験が蓄積され糧となり、これからの自分を支えてくれるようになるのです。

では糧となる拠り所がない場合、何を頼りにすべきでしょうか。答えの1つとなるのが、先人の教えです。功績を残した偉人は、何かしらの答えを導き出しています。人としてどう生きるべきかといった普遍的な問いと向き合い、答えを導出した偉人もいます。こうした先人に敬意を払い、生き方や考え方を学ぶべきです。生き方や考え方そのものが自身の拠り所となるほか、学ぶ姿勢から多くの糧を得られるようになります。

もっとも、先人の教えを学ぶときは、自分の理屈を持ち込んではなりません。自身の考えで理解しようとしてもいけません。先人の教えを自分の都合で誤って解釈すれば、何の教訓も得られなくなるからです。教えをそのまま受け止め、行動や判断の拠り所とすべきです。誰しも幼少期には、親からさまざまなことを学びます。言葉も挨拶も、親の真似から始めたはずです。年齢を重ねると親以外の人も学びの対象になりますが、同じ姿勢で学ぶことが大切です。

歴史を学ぶことも必要です。意識して歴史と向き合うことで、先人が取った行動1つひとつに意味を見い出せるようになります。その意味が糧となり、教訓となるのです。時代が変わろうとも、歴史から今の時代に役立つヒントを得るべきです。仕事に役立つ教訓を学ぶべきです。

なお、先人から学んだことは、後輩や子供たちに引き継ぐことも視野に入れます。先人から受け継いだ知見や教訓は、後世にきちんと受け継がれるべきです。これは社内でも同じで、上司や先輩から学んだことを後輩や若手社員に引き継ぐようにします。企業はこうした文化を育み、社風として根付かせることに目を向けなければなりません。

先人が成し遂げた功績を改めて振り返ってください。先人が残した言葉の意味を突き詰めてください。先人の声に耳を傾けることで、一人では学び得ない多くの知見と経験を積み重ねられるようになるのです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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