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苦労しなければ人は1ミリも成長しない!


楽で苦労を伴わない仕事ばかりしても人は成長しません。経験を積んで成長するためには苦労が不可欠です。苦労から何を得られるのか。苦労をどう受け入れるべきか。苦労を味わう大切さについて考えます。【週刊SUZUKI #46】

苦労なんてしたくないし、大変な思いもしたくない…。多くの人がこう思うに違いありません。しかし、苦労しなければ人は成長しません。苦労しない楽な仕事を何十年続けても、人は1ミリだって成長しないのです。

面倒で苦労を伴う仕事を成し遂げることで、人は成長します。このとき、どんな困難にも全力で向き合うようにします。自分の出来得る最大限のパフォーマンスを発揮することも大切です。こうした姿勢が苦労を克服します。面倒な仕事から逃げたり、中途半端に片づけたりしているようでは苦労を克服なんてできません。成長も見込めません。

ただし、いきなり大きな苦労を乗り越えようとする必要はありません。自分にとって少し大変と思えるくらいの仕事に取り組み、難度を少しずつ上げるようにします。この繰り返しが経験となり、糧となります。高い壁に直面したとき、諦めることなく乗り越えようとする気持ちを生みます。「苦労なんてしたくない」という気持ちから、「苦労しない仕事なんてしたくない」という気持ちも育めるようになるのです。

苦労のない楽な環境ばかり追い求めていませんか。楽な方へと足が向いていませんか。例えば、仕事が忙しいことを理由に自己学習を怠っている人は、苦労から逃げているかもしれません。大切なのは、困難や苦労を常に味わい続けることです。この経験が数年先の自分を必ず助けます。忙しいときに自己学習で習得した語学や資格が、数年先の仕事で活かされるようになるのです。苦労にはそれだけの価値があることを改めて自覚すべきです。

仕事で新しい案件に携わるときは、苦労や困難を自然に受け入れるようになってください。自ら手を挙げ、大変そうな案件を引き受けてください。こうした姿勢が貴重な経験をもたらします。苦労しない人が持ち得ない、「自信」と「負けない気持ち」をつけられるようになるのです。

あなたがこれから進む先に、「楽な道」という選択肢はもうありません。「苦労する道」一択です。逃げることなくその道を歩き終えたとき、あなたは必ず成長や自信といった実感をつかみ取ることができるようになります。苦労して辿り着いたからこそ、こうした実感を味わえるのです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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