フランスで人気のモバイル決済アプリは?
Primakov / Shutterstock.comフランスの主なモバイル決済サービスの利用者は、以下のアプリを使っています。
Apple PayGoogle PayPaylibApple PayとGoogle Payは日本でもお馴染みですよね。PaylibはフランスのBNP ParibasやBanque postaleなど主要な銀行が共同で導入した、フランスのモバイル決済サービスです。
フランスでのモバイル決済アプリの利用者は?
Paylibのサイトによると、フランスでは2021年4月の時点で、38%の人が「モバイル決済を利用したことがある」という結果が出ています。2019年は18%だったので、2年間で20%も増加していますね。
また、アンケートでは、約50%の人が「モバイル決済アプリを将来的に利用するだろうと考えている」と回答。確かに、利用者の増加を肌で感じられるほどになった今、最初はモバイル決済アプリってどうなのかな?と思っていた人も、一つの決済手段として利用してもいいかも?と考え始めている印象を受けます。
モバイル決済アプリの利用者は若者が多いですが、55歳以上の人もモバイル決済に興味を持っているというアンケート結果も。フランスでは近い将来、年齢に関係なくモバイル決済サービスを利用する人が増えてくるかもしれません。
モバイル決済アプリの利点とは?
モバイル決済アプリを利用している人に「なぜカードではなく、モバイル決済アプリを利用しているのか」と尋ねると、必ずと言っていいほど、「便利だから」という答えが返ってきます。モバイル決済アプリにはポイントカードも入れられるので、財布を持ち歩かなくてもOK。一度モバイル決済アプリにカードを登録すると、スマホ1台で生活の多くのことが完結してしまいますね。
個人間送金も可能
またPaylibでは、口座番号なしで簡単に個人間送金が可能。送金したい相手の電話番号さえわかれば、その場ですぐに送金できてしまうのです。食事シーンで割り勘をする時などに便利ですね!
とはいえ、支払い方法としては、まだカード払いが断然多いというのが現状。モバイル決済のみにしてしまうと、「スマホを無くした時やスマホの電源が切れた時に不便そう」などという意見もあり、わざわざスマホ決済にしなくてもいいかもと考える人が多いのも事実です。しかし、モバイル決済アプリは、常に複数のカードを持ち歩かなくてもいい、個人間送金が簡単などという利点もあるので、遠くない将来、フランスでは利用者はもっともっと増えていくのではないでしょうか。
参考サイト:Paylib
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