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猫がいる家に他の動物を迎えるなら?動物種別に気をつけるべきポイント


仲良しの犬と猫

猫と犬が仲良く暮らしている光景はSNSでかなり目にしますよね。つまり、犬と猫が同居することはもちろん可能です。

しかし、「猫✕犬=絶対安全」という法則はありません。あくまでも動物の種類の相性ではなく、個体同士の相性が重要です。

猫と暮らす犬は、子犬の頃から他の動物や人との関わりに慣れている必要があります。猫と犬であれば大丈夫ということはありません。お互いに愛着をもてる存在であり、過度に神経質ではなく温厚であることなど、個々の性格や生い立ちも同居の可能性を判断する材料になります。

犬は本能的に捕食行動をする動物なので、小さな場所に逃げ込む小動物を追い回したり狩りをしたりします。もし犬が補食や狩猟の対象として、猫を見てしまうようなら同居は危険です。特に、牧畜犬、銃猟犬などは基本的に猫との同居には不向きです。

猫との同居に向いている犬種には、シー・ズーやパグ、ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、コッカー・スパニエル、バセット・ハウンドなどがあげられます。

フェレット

フェレットと猫

フェレットとはイタチ科に属する肉食性で、ペットとしても人気の動物です。猫とは共通点が多いため、一緒に飼いやすいといわれています。

フェレットは好奇心が旺盛でフレンドリーな性格のため、猫との相性がよければ、一緒に遊ぶこともできるのです。ただし、追いかけっこやじゃれ合いのなかで、本気になってしまわないように、猫とフェレットを遊ばせるときは飼い主さんが見守りましょう。

また飼い主の目線でも、猫とフェレットは共通点が多いです。就寝サイクルやトイレ環境、トイレトレーニングのしつけも可能です。自分の名前も認識できるため飼いやすい、というメリットもありそうですね。

ただし、飼育適正温度に違いにだけは注意が必要です。27度~28度の室温を好む猫に対して、フェレット飼育の適正温度は23度~25度。少し環境が異なるので、基本の部屋を別室にわける必要があります。

もし同室で生活するなら、片方に合わせたり、毛布やケージを使ったりなど、それぞれの居場所の温度を調整してください。

ウサギ

ウサギと猫

肉食動物の猫に対してうさぎは草食動物なので、「一緒に飼ったら、猫はうさぎを食べてしまうかもしれない……」と不安に思う人も多いかもしれません。しかし、猫とうさぎは意外と相性が悪くありません。

猫は警戒心が強くて神経質であり、うさぎは臆病で縄張りをつくる動物なので、上手に飼えば、仲良く暮らすこともできます。順調に信頼関係が築けた場合、猫がうさぎにグルーミングをしたり一緒に寝たりすることもありますよ。

なお、猫とウサギを一緒に飼うためには、ウサギの縄張り意識を尊重してあげること。ウサギには、猫が絶対に立ち入らないケージを用意して、遊ばせる時間帯のみ外に出してあげるのがコツ。いきなり猫と直接触れあうことのないよう注意しましょう。

またウサギよりも猫の方が攻撃力は高いため、力関係としては猫の方が上になりがちです。そのため、「先にウサギが済んでいるところに、後から入ってくるのが猫」というパターンの方が、上手く同居できる可能性が高いですよ。

まとめ

仲良しな犬と猫

「猫」といっても、育った環境や性格はいろいろ。たとえば同じ猫同士ですら、相性が悪ければ、長年一緒に暮らしても仲良くなることはできません。

そのため、いくら猫と相性の良い動物といっても、仲良くなれるか否かの最終判断は、個体と個体の相性になります。

猫はもともと警戒心が強い動物なので、他の動物と暮らす場合は、子猫の頃から慣れさせるのがベストです。

また、「同居」や「一緒に暮らす」と言っても、猫は猫のテリトリーが必要です。その他の動物と、食事やトイレの場所をきちんとわけてあげることで、猫のストレスを軽減することができますよ。


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