猫を飼っていると色々な猫の噂を耳にすることがあります。
『猫にゆうれいが見えている』というちょっと眉唾ものな噂から『猫はグルメ』というものまで、よく知られているものからあまり知られていないものまで、猫にはたくさんの噂話があります。
 
猫がそれだけ人間にとって身近だからこその『噂』なのかもしれませんね。

しかし、さも『本当』っぽく話されている噂ですが、嘘もあるんです。
今回は猫の噂に混じっている『嘘』の話をまとめてみました。
 

◆猫はゆうれいが見える

『フェレンゲルシュターデン現象』という言葉を知っていますか?
ちょっと前にネット流行った猫に関する噂なのですが、まだ記憶にあるという方もいるのではないでしょうか。

『フェレンゲルシュターデン現象』とは猫がなにもないところを見つめているとき、その目線の先の温度が周りの温度から2℃低いというもの。
周りの温度から猫の見つめる先の温度だけが低いのであれば『ゆうれいがいるのではないか?』と考え、猫の見つめる先にはゆうれいやおばけがいる、つまり『猫にゆうれいが見えている』ということを立証したという噂です。
当時はフェレンゲルさんという人が愛猫のシュターデンとともに、第二次世界大戦中のナチスドイツの研究で判明したという経緯と一緒に説明されていました。

もちろん、このお話や現象は嘘です。
『フェレンゲルシュターデン現象』という言葉はありませんし、猫の見つめる先にはゆうれいやおばけがいるということが科学的に立証された事実はありません。

『現象』といういかにもな名前がついていたこと。
色々な実験が行われていた時代の、色々な実験が行われていた国による実験であること。

おそらくこの2点があり、猫の見つめる先には『ゆうれいがいる』。そしてそれは証明されてる!と信じてしまった人が多かったようです。  

当たり前かもしれませんが、猫の見つめる先の気温は低くはありませんし、猫の見つめる先にはゆうれいやおばけがいるとは限りませんので、安心してくださいね♪
 

◆猫はグルメ


『猫は舌が肥えていて、グルメである』とよく耳にしませんか?
CMやTVなどのメディアでも猫がグルメである描写はよく見られます。
実際に私も『猫は味にうるさい動物』だと認識していたのですが、実は猫は『味おんち』なのだそう。

人間も猫も『味蕾』と呼ばれる舌の部分で、味を感じています。
味蕾が多いほど味の違いを感じやすく、少なければ少ないほど味を感じることに鈍感になります。
人間には味蕾が約7000あると言われていますが、猫には500しかありません。
また人間は5味感じることができますが猫は4味しか感じず、しかも『甘味』に関しては、ほぼわからないのではないかとまで言われています
猫の舌は味覚にかなり鈍感なんです。

ではなぜ、猫はグルメだと言われていたのでしょうか?
その理由は猫の性格にあります。
猫は味には鈍感ですが、『好き嫌いは激しい』動物です。
ごはんに限らず、猫は『嫌いなものは嫌い』と、好き嫌いに関して非常にはっきりとしています。
ごはんの味も人間ほど色々と感じてはいませんが、『食感がいや』『味がなんかいや』『飽きた』などちょっとでも猫にとって嫌いな要素を見つけると、食べなくなってしまいます。

好き嫌いが激しく、食べる餌と食べない餌がはっきりと分かれていることから『猫はグルメで美味しくないものは食べない』といわれるようになったようです。

猫は味にはうるさいですが『グルメ』というわけではないようです。
 

◆猫は空気をよまない

マイペースな猫はしばしば『空気をよまない』といわれます。

しかし、猫はマイペースなだけで、人の『空気』を過敏に察知しています。
元々猫は嗅覚や聴覚は人間よりもかなり優れています。
そのため、人が怒っている、悲しんでいるなどの微妙な変化を耳や鼻で感じることができるのだそう。

空気をよんでいないように見えて、実は猫の方が人間の些細な感情の変化に気がついているようです。

実際に我が家の猫も夫婦喧嘩が始まるとおろおろしながら間に入ってきますし、子供が叱られていると子供の膝を陣取り始めます。
怒っているのに!なんて空気がよめないんだ!と思ってしまうような行動ですが、猫的には『空気をよんで』仲裁に入ろうとしているのかもしれませんね。
 

情報提供元:猫壱
記事名:「猫がグルメって実は嘘?!猫の噂に混ざった3つの『嘘』の話