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猫に危険な食べ物。『たまねぎ・チョコ・ユリ』致死量は?



猫に絶対食べさせてはいけないもの、といえば貴方は何を思い浮かべますか?

代表的なものといえばたまねぎやネギなどのネギ科の野菜。

他にもチョコレートやユリやラベンダーなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。



しかしそれらのものを『猫が食べたら危険』ということがわかっていても、『どれくらいの量をがたべてしまうと猫が危ないのか』正確に知っていますか?



ペロリとなめるくらいで猫の命が危険にさらされるのか、かなり大量に猫が食べると危ないだけなのか、猫が食べると危ないと言われているものの『致死量』をまとめました。



 

◆たまねぎ


猫といえば『たまねぎがダメ!』という印象が強いのではないでしょうか。

猫がたまねぎを食べてはいけない理由は『アリルプロピルジスルファイド』という辛味成分が猫の赤血球を壊してしまうため。

猫の赤血球が破壊されると体に酸素を運ぶことがでかなくなってしまい『溶血性貧血』に猫がなってしまうのです。

ちなみに、たまねぎのアリルプロピルジスルファイドは加熱すると辛味から『甘味』へと味を変えますが、猫に与える影響には変化はありません。



もちろん、猫にたまねぎは絶対に食べさせてはいけませんが、実は猫がたまねぎによる中毒で死亡する確率はチョコやユリに比べると低め。



猫のたまねぎでの致死量は体重1キロ辺りにつき15~20グラム。



我が家の猫は現在3,5キロなので70グラムのたまねぎを食べた場合中毒症状が現れます。

小さめのたまねぎがだいたい160~170グラム前後なので、たまねぎを3分の1よりもちょっと多い程度の量を我が家の猫が食べると中毒症状が現れ、最悪の場合は死に至ってしまうようです。

我が家の猫は軽めなので致死量は3分の1強ですが、猫の平均体重的にはだいたい小たまねぎ約半分程度が猫にとっての致死量になります。

猫にとってはたまねぎを半分も食べること自体が恐らく難しいので『チョコやユリに比べれば死亡する可能性は低い』といわれているのでしょう。





猫はたまねぎをたくさん食べなければ深刻な中毒症状を引き起こしませんが、猫にとって『たまねぎ』は有毒なことに代わりありません。

たまねぎは加熱調理をしたもの、生のもの、たまねぎの皮や葉でも猫は中毒症状を引き起こすためどれも猫の口には入らないように気を付けましょう。



 

◆チョコレート






猫がチョコレートで中毒症状を引き起こすのは大きく見ると『カカオ』が原因だと言われています。

カカオに含まれる苦味成分『テオブロミン』を猫はすばやく分解することができず、中枢神経にダメージを受けてしまうのだそう。



テオブロミンは『カカオ』に含まれているものです。

そのためカカオ含有量の多いチョコレートでは少量でも猫は中毒症状を引き起こしやすく、逆にカカオの含有量が少ないミルクチョコなどでは猫が板チョコ一枚を食べてしまっても死んでしまう可能性は低いと言われています。



今はやりの『カカオ70%』や『カカオ90%』などは猫にとっては致死量の少ないかなり危険な食べ物と言えるでしょう。



猫のテオブロミンでの致死量は1キロあたり250~500mgと言われています。



正直なところ、いまいちピンとこない数値です。

メーカーによってもテオブロミンがチョコに含まれる量は違いますが、



ミルクチョコレート(100gあたり) 約150~230mg

ダークチョコレート(100gあたり) 約1500mg



と味でもテオブロミンの含まれる量はかなり違ってきます。

前述もしましたが、テオブロミン含有量がかなり低いミルクチョコレートはまるごと板チョコを食べてしまっても猫の致死量を越えることはありませんが、ダークチョコレートの場合には板チョコ一枚を猫が食べてしまうとかなり危険だと言えます。



苦味のあるチョコレートはテオブロミンがかなり含まれている可能性が高いため、猫が誤飲しないよう細心の注意を図りましょう。

 

 

◆ユリ


いい匂いのするユリの花ですが、猫にとってはチョコレートよりもたまねぎよりも危険なもの。



ユリ中毒の怖いところは症状と猫がユリの花を少し口にしただけで致死量に達してしまう点です。

正確なグラム数などはわかりませんが、ユリの花は猫が少しでも口にすると中毒症状を起こすと言われていて、猫がユリの花の花瓶の水をなめたり、花粉を鼻につけただけでも死亡例があるくらいなのです。



ユリの花や葉を少しでも猫がかじってしまうと腎臓が壊死し機能しなくなります。

おしっこなども出ず、脱水や嘔吐などの症状があり、一週間ほどで死に至るのだそう。



猫は花なんて興味ないだろうし飾っていても大丈夫!とは思わないでください。

ユリの場合は花粉を吸い込むだけでも猫の致死量に達し、中毒を起こすことだってあるのです。



猫のためにユリは買わないようにしましょう。





いかがでしたか?

猫の致死量についてまとめましたが、意外と致死量が少ないものもあったかもしれません。

致死量に関係なく、たまねぎやユリ、チョコは猫には危険なもの。

猫が口にしてしまわないように気を付けましょう。
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