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猫の言葉には「方言」があるらしい?真剣に猫語を学ぶ方法とは



私の足に前足を付けて「にゃ~ん」と鳴く愛猫。はいはい、抱っこね、といつものように愛猫を肩に乗せてあげますが、あれ、私はどうして猫語がわかるのかしら?



同じことを友人の家で猫がやっているのを見たことがあります。友人の足に前足を付けて「にゃ~ん」と鳴くと、友人ははいはいとおやつの缶を取り出していました。



 

■猫には方言がある?




たとえば猫の「にゃ~ん」という猫語。私の家では「抱っこしてよ~」ですが、友人の家では「おやつちょうだい」という意味があります。



このように、猫語には各家庭によって意味が違う場合もアリ。それを



「猫には方言があります」



と語っていたのが、動物ライターの加藤由子さん。彼女は、



「鳴き声から猫の言いたいことを判断することができます。ただし時間がかかります。飼い主が判断できる猫の「言葉」とは、長年の猫との付き合いのなかで、各家庭独自に作り上げていくものだからです。」



と著書、『ネコの気持ちは見た目で9割わかる!』で語っていました。



 

■猫の共通の言語を学ぶには






ご存知だと思いますが、猫は猫同士では「声」を使ったコミュニケーションは取っていません。鳴き声を使って相手に自分の気持ちを伝えるのは、子猫時代の一時期のみ。子猫と母猫の間だけです。



猫が仲間と「会話」をするのは、「匂い」そして「ボディランゲージ」です。よく猫同士が鼻をくっつけあっているのは、キスをしていうのではなく、匂いを嗅いで相手の情報を取り込んでいるのです。



そんな猫が、鳴き声を使ってコミュニケーションを取るのは人間に対してだけ。それなら、方言以外にもきっと「標準語」があるはず。



猫が何を伝えたいのか、各家庭の「方言」ではなく、世界共通の猫の標準語はこの5つ。まずはこの5つをマスターしてみてください。



・ニャーオ:この最初の「ニャ」という発音を猫がしたら、それはおねだりか催促を意味する猫語です。これにゴロゴロ音が加われば甘えたい感情が加わります。



・ギャーギャー:猫がありえない大声でギャーギャー鳴くとき。これは別にヒステリーではなく、求愛のセリフです。飼い主さんに向かってこの鳴き方をすることはないでしょう。窓の外の誰かに向かって発しているはずです。発情期の特有の鳴き方といえるでしょう。



・シャーッ!:これは「私怒ってます!」という猫語。これを飼い主さんに向けて発しているなら、かなり激オコ!の証拠です。



だいたいは発情期のオス同士の諍いのときや、縄張りがかち合った時の警告の合図。相手を威嚇したり脅す時の猫語です。



・ルルル……:この鳴き方はあまり馴染みがありませんが、猫はこのような猫語を発することがあるとか。ネコ学入門の著者、クレア・べサンドによれば、この猫語は歓迎と好意を表す言葉だそうです。



 

■猫と会話をするコツ




それではクレア・べサンドが教える猫と会話をするコツをご紹介しましょう。



まずは、猫にとって「匂い」は「言葉」だということを覚えておいてください。あなたの付けている「香水」や新しい「皮のソファー」の匂いは猫にとってはとても刺激が強く、ついつい警戒するあまり、自分のおしっこをかけて「平常」に戻したい欲求にかられる場合があります。



そして猫の目をじっと見つめるのは猫の世界では攻撃を仕掛ける合図。ゆっくり瞬きをして、猫とリラックスな関係を作ることが大切です。



人間の声は、猫が聞き取れる音の領域ではかなり低い下の領域の音。おそらく猫は人間をかなり低温で話す猫だと思っているはず。



猫の注意を引く時や、猫と普通に会話をしたいときは、やや高めの高音を意識しながら会話してください。



猫に親愛の気持ちを知らせたいなら、ボディタッチは欠かせません。猫の顎の下、ほっぺた、背中側のしっぽの付け根などをくすぐって、お互いの匂いの交換をしてみましょう。



猫が耳をピクピクしたり、尻尾をはげしく左右に振るのは、不安、またか怒りを感じているしるし。会話が猫パンチで終わる可能性が高いので、その場合はすみやかに退散するのが秘訣です。





いかがですか。真剣に猫語を学ぶ方法とは、まず猫流の「会話の方法」を習得すること。猫共通の標準語を覚えたら、あとは「匂いの交換」と「ボディタッチ」で猫の言葉を学んでみてください。



まあ、それよりも、きっと猫の方があなたの言葉をよく理解しているはず。きっと根気よく愛猫はあなたに言葉(方言)を教えているはずです。
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