今日も天気が良くて気持ち良い朝。久しぶりに時間があるから、犬の散歩が終わったら出かけようかな……。と、そういうときに限って、なぜか道端で倒れている猫と出会ってしまったりします。

病気や怪我をしている猫を保護しようとするとき。今日私が出会った猫は、片耳が腫瘍のようなもので塞がって、目も目やにで開かない状態の成猫でした。

用心深いはずの猫が、人や車が往来する道でうずくまっているとはかなりの緊急事態。最初は死んでいるかと思いました。しかしお腹が動いていたのですぐに保護、病院で診察してもらって現在私の家で寝ています。

皆さんも、きっとこのような運命の出会いをしてしまうかも知れません。病気や怪我をしている猫を見かけたら、すぐに保護しようとするでしょう。しかし、外で知らない猫を保護する時は気をつけることがあります。

今回は、病気や怪我をしている猫を保護しようとするときに知っておいて欲しい事についてご紹介します。

 

■素手で触らない


まず、怪我や病気の猫の場合は素手で触ろうとするのは危険です。野良猫で人間に慣れていない場合は噛みつかれたり、引っ掻かれたりすることがよくあるのです。

深く引っ掻かれると、感染してその部位が腫れたり熱が出ることがあります。半袖、短パンといった服装より、できれば長袖を着用、そして手袋などで自分の皮膚を保護してからバスタオルなどで猫の体を包み込むようにして保護してください。

 

■キャリーや段ボールよりもまずは洗濯ネット


猫を保護しようとするとき。よくキャリーやダンボールに入れて持ち運ぼうとします。

生まれたばかりの子猫の場合はそれでも大丈夫ですが、成猫の場合、うまくダンボールに入れられたとしても、開けた瞬間逃げてしまう可能性が大。そして野良猫だとキャリーに入れるのは大変です。

成猫を保護した時は、まず洗濯ネットに猫を入れるのがマストです。洗濯ネットに入れば、猫が逃げたときも簡単に捕まえられますし、噛みつかれたり引っ掻かれる危険が少なくなります。

それからキャリーなり、ダンボールに入れて、動物病院へ急ぎましょう。

 

■猫が出血していたら、直ちに病院へ


もし猫が血を流していたり、怪我をしている時はタオルに包んだままネットに入れても良いでしょう。

猫が出血していたら、なるべく早く動物病院へ連れて行ってください。止血できればベストですが、ちょっと血が止まるまで様子をみよう、というのは危険です。猫の血液は体重の約6%程度しかないため、出血が続くと命に関わります。

成猫で5kgの体重の猫の場合、体内にある全血液の量はたったの300cc。コップでわずか2杯程度です。缶コーヒー1本より少ないかも知れません。

*詳しくは「猫は血が止まりにくい?猫の出血には要注意!猫の血液量は意外に少ない」を参照してください。

 

■写真を撮って猫のチラシを作る




あなたが保護した猫が飼い猫だった場合、持ち主は必死になって探しているはず。まずは写真を撮って、「猫を保護しています。」のチラシを作りましょう。猫の毛色、大きさ、猫の状態、そして保護している場所と連絡先を書いて猫を見つけた場所に貼っておきます。

そして保健所に連絡し、飼い主さんから連絡が入った場合に備えて、保健所に作った猫のチラシをFAXしておくと安心です。

私は都内に住んでいますが、都心部の住宅街で猫を見つけた場合、飼い猫かもしくは「地域猫」の可能性が高いです。純粋に「野良」として生きているよりも、近所の猫好きな人にご飯をもらっている可能性があります。

どこかで猫のことを心配している人がいるはず。猫のチラシを作ってあげることはとても大切です。

 

■自分の家のペットとは隔離する


動物病院に連れて行く前に、保護した猫を自分のペットに近ずけたり同じ部屋に置いてはいけません。必ず病院で感染の病気を持っていないか、ダニやノミの除去を確認してからにしてください。

猫は自分の縄張りで安心する動物です。縄張りから離れる、自分の縄張りに他の猫が入ることを嫌います。

保護した猫は怪我や病気が治るまではケージから出さず、自分の家のペットとは隔離しておいたほうが安心です。

 

■最後に




病気や怪我をしている猫を見つけたら。すぐに動物病院へ連れて行くのは良いのですが、正直な話、病院へ連れて行けば、その猫が自分の猫ではなくても、野良猫でもお金がかかります。

「野良猫だから、無料なはず」「怪我してる猫だから、なんとかしてくれるだろう」という考えだと、病院で困ってしまうかも知れません。

今回私が払った費用は12000円程度でした。ご存知の通り、動物病院の治療費はまちまちです。病院によっては、無料、もしくは格安にしてくれるかも知れませんし、数万円かかるかも知れません。

でもこれは私の個人的な意見ですが、助けないで後悔するより、助けて苦労する方がメンタルがやられません。そしてもちろん自分の愛猫には、おやつ増量、ナデナデ延長でご機嫌を取るのも忘れないでくださいね。

情報提供元:猫壱
記事名:「病気や怪我をしている猫を保護しようとするときに知っておいて欲しい事