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ハンデのある猫は幸せを運んでくれる?実際にあったハッピーな実話



私は時々頼まれて保護犬活動をしていますが、ハンデのある犬はどうしても引き取り手がなく、我が家の居候として生活する羽目になります。



現在の居候は片目の見えないチワワと男性恐怖症の朕。そしてそれを嫌々ながら面倒をみる?愛猫のカイト。



私は動物好きですが、そういえば自分から「この子が飼いたい!」と思って暮らした犬猫はいません。さりげなくあちらから近づいてきて、いつの間にか居座ってしまう、というパターンの繰り返し。



しかしいつも犬猫が一緒にいる、という生活だからこそ、(毎朝猫が起こしに来るので)規則正しい生活を送ることができますし、(犬が背中を蹴飛ばして催促するので)朝晩の散歩は欠かしません。健康に過ごせているのは、この子達のおかげです。



そういえば、欧米ではペットを飼う場合、ハンデのある子を積極的に引き取る人が多い、という話を聞きました。猫でも、ぐにゃりと曲がった鍵シッポの猫は幸せを運んでくれると言いますよね。ハンデのある猫は幸せを運んでくれるのかも?



今回はそんな猫を引き取った人から聞いた、実際にあったハッピーな実話を紹介します。



 

■車の故障を教えてくれた片耳の猫




Uさんは東京の家から岩手の実家に車で里帰りすることになり、高速道路を走っていました。途中の休憩所で車を止めて食事をしようとしたところ、車のボンネットから変な物音が。



おかしいと思ってボンネットを開けたところ、なんと子猫がエンジン部分のところに体を挟まれて暴れていたそうです。



びっくりしたUさんは子猫を助けようとしましたが、車の配線に引っかかって助けられません。JAFに連絡すると消防署に要請するように言われ、消防隊員がきてくれて無事救出できたそうです。



しかしそのとき、消防隊員の方が、「この車、エンジンの音がちょっとおかしいですね。」と近くのガソリンスタンドで整備を依頼したところ、まさかの故障が見つかったそうです。



救出した子猫は片耳がちぎれただけで他は奇跡的に無傷。Uさんはこの子猫が車の故障を教えてくれたのだと思い、その猫を飼うことにしたそうです。



 

■引きこもりの娘を立ち直らせた猫






志望した高校に落ちて、第二志望の高校に入学が決まった途端に、部屋から出ずに引きこもるようになってしまったRさん。もう5年間滅多に家から出ない生活を送っていたそうです。



Rさんは両親と祖母と一緒に暮らしていましたが、ある日祖母が畑仕事をしているときにカラスに襲われている子猫を発見。鎌を振り回して助け出したとか。



カラスにつつかれて血まみれの子猫をタオルにくるみ、家に帰ったところ、家にいたのはRさんのみ。動物病院へ連れて行かないと子猫が死ぬ、と思ったRさんは、自転車に乗れない祖母の代わりに自分が自転車を走らせて近くの動物病院まで運んだそうです。



早く処置したおかげで一命をとりとめた子猫。しかし前足を引きずる後遺症が残ってしまいました。



動物嫌いの両親は猫を飼うことに難色を示しましたが、Rさんは「自分が働いてご飯代は払うから」という条件で子猫を飼うことが許されました。



子猫のために、という目的ができたおかげで、近くの園芸センターでバイトを始めたRさん。自分の人生を変えてくれた猫に「ハッピー」という名前をつけて可愛がっています。



 

■おばあさんの病気を教えてくれた猫




これは私の近所で起きた出来事です。私の家のすぐそばに、この辺一体の土地を持っている地主のおばあさんが一人で暮らしていました。



このおばあさんは2匹の猫を飼っていて、どちらも鍵シッポの猫。自由に外に出していましたが、近所の人も「Nさんちの猫ちゃん」と可愛がっていました。



あるときこの2匹のうち、1匹の姿が見えなくなりました。そしてもう1匹、ハチワレの猫が、お腹をすかしてご飯をねだるようになったのです。



あれ、おかしいな、と思っていましたが、ある日、その猫が家に入れず数日外で鳴き続けるため、おばあさんの家を見に行くと、独り言を言いながらウロウロと家を歩き回るおばあさんの姿が。



親戚の人と連絡がついて病院へ連れて行ったところ、重度の認知症と診断、そのまま施設に行くことになりました。



家の管理に来た親戚の方に猫の話をしましたが、猫は飼ってないと言われ、そのままに。結局おばあさんが大事にしていたハチワレの猫は、地域猫として近所で世話をすることになりました。



「この猫は教えてくれなかったら、Nさんは病気が見つからなかったよね。」



と意見がまとまり、ハチワレ猫は近所の人から大事にされて暮らしています。私はこの猫に「しらすちゃん」という名前をつけていますが、斜め後ろのオタクでは「はっちゃん」と呼ばれています。



 

■最後に




いかがですか。実際にあった猫のハッピーな実話でした。私はよくハンデのある犬猫を預かることがありますが、ハンデのある子は、性格がものすごくよかったり、とても賢かったりと、良い部分がある子が多いように感じます。



ハンデがある分、ベストな部分を持っているのかも知れませんね。
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