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読書の秋・もし文豪たちが猫の好きなところと嫌いなところを書いたら



本を読むのが趣味のワタクシ。そういえば、作家の人は猫好きが多いなあ、と日々実感しています。



ジョージ・バーナード・ショーにサルトルにヘミングウェイ、日本の村上春樹まで、偉大な作家には猫好きが多いのです。最近は芸能人でも猫が好き、と公言する人が増えていますよね。



ところで、最近ヒットしている本に、



「もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら」(宝島社発行・神田桂一・菊池良)



という本があるのをご存知ですか?これはツイッターで発信され、ネット上で拡散された文豪や有名人の口調を真似てカップ焼きそばの作り方を100パターンで紹介している本です。



太宰治から星野源まで、日本人なら誰でも知っている有名人が、カップ麺の作り方のレシピを紹介するだけの内容ですが、10万部を売れるベストセラーになっています。



この本を読んで、



「もし文豪たちが猫の好きなところと嫌いなところを書いたら」



と想像してみました。実際に文豪が猫を語ると、とても格調高く、面白い内容となります。今回は、日本を代表する作家2名による、「猫の好きなところと嫌いなところ」についてご紹介しましょう。



 

■谷崎潤一郎による、猫の好きなところ




『猫は頗る技巧的で表情に複雑味があり、甘えかかるにも舐めたり、頬ずりしたり、時にツンとすねてもみたりして、緩急自在に頗る魅力的です。



しかも誰かそばに一人でもいると、素知らぬ顔をしてすましかえっている。そして愛してくれる対手と二人きりになった時、はじめて一切を忘れて媚びてくるのです。』



さすが「猫と庄造と二人の女」という名作を書いた作家ですね。まるで猫を魅力的な女性のように書き表しています。

 



■宮沢賢治による猫の嫌いなところ




『私は猫が大嫌いです。猫のからだの中を考えると吐き出しそうになります。



猫は止まって座って前足でからだをこする。見ていると冷たいそして底知れない変なものが猫の毛皮を綱になって覆い、猫はその網糸を延ばして毛皮一面に貼っているような気がします』



なるほど。すごく猫が嫌いなようですね。そういえば、宮沢賢治の有名な童話、「注文の多い料理店」も「どんぐりと山猫」も猫はあまりよく書かれてはいません。



しかし「吐きそうになる程嫌い」という表現は凄すぎる。。。





いかがですか。読書の秋。最近は猫に関する本もたくさん出版されています。



いろんな作家が書いている猫のイメージ。本を選ぶ時、あなたが思っている猫のイメージと近いコメントを書いている作家の本は、結構面白かったりします。



私があまり宮沢賢治が好きになれないのは彼が猫が嫌いだからかも?できれば、これからもどんどん猫好きな作家の本がベストセラーになると嬉しいですね。
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