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猫は「匂い」で危険を察知する?猫の好きな匂いと嫌いな匂いとは



「犬は匂いを察知しながら歩くため、「直線で歩く」ことはしません。必ず「蛇行」しながら歩きます。」





これは先日受講したドッグトレーナーの先生から聞いたお話。なるほど~と思いながら聞いていましたが、これって猫にも言えるのでは?



よく気をつけて観察していると、クンクンと匂いを嗅ぎながら歩いている愛猫。犬や猫は「視覚」よりも「嗅覚」で行動をすると言われています。



猫の嗅覚は人間の6倍。匂いを感知する嗅覚受容体が人は1000万に対して猫は6000万もあるとか。(ちなみに犬の中でも嗅覚が鋭いジャーマンシェパードが2億倍あるそうです。)



実は生きる上で大切なのは「目」よりも「鼻」かも?猫は「匂い」で危険を察知することができるとも言われています。果たして猫の好きな匂いと嫌いな匂いとはどんな匂いなのでしょうか。



 

■猫は敵の匂いを本能的にわかる?






動物はまず匂いを鼻の奥にある「鼻腔」で吸い込んだ後、「嗅神経」へ匂い分子を伝えて「嗅球」という場所を経て「大脳」に情報を伝えていきます。



匂いを読み解く「嗅球」には先天的に匂いを本能で察知する部分と後天的に匂いを覚えた部分の2つがあるそうです。



東京大学大学院理学系研究科の小早川高特任助教授がこの「嗅球」の2つの部分のどちらかだけを残したマウスを使って実験しました。



それによると、2種類のマウスにまず敵の匂いを近づけると、本能的に感じる部分が残されたマウスはすぐに逃げたそうです。そして後天的に経験で感じる部分が残されたマウスは反対に反応を示さなかったとか。



このことから、猫などの哺乳動物は敵の匂いを本能的に察知することができることがわかったそうです。



 

■猫の好きな匂いと嫌いな匂いとは




猫が特に好きな匂いとは



「牛乳、肉や魚の匂い」



だそうです。猫は哺乳類なので、生命の元になるタンパク質、肉や魚の匂いには本能的に反応するのだとか。



子猫時代に母猫がこれらを食べているのを連動して覚えているとも考えられています。また、猫が牛乳の匂いを好むのは、母猫の母乳の匂いに似ているからだとか。匂いは好きですが、実際に猫に牛乳を飲ませると下痢をする場合がありますから気をつけてくださいね。



また、猫が嫌いな匂いは「玉ねぎ、お酢」などの匂いです。腐敗物や酸っぱい匂いの食べ物は食べると命を落とす恐れがありますから、猫は本能的に危険を察知するようです。



特に猫に玉ねぎを食べさせると中毒を起こします。これらが厳禁だということを、猫は本能で知っているというよりは、母猫の行動や経験から覚えるようです。





いかがですか。猫の好きな匂いと嫌いな匂いとは、本能で察知する部分と、後天的に良い思い出や母猫の影響などから覚えるようですね。



猫によって好き嫌いに個体差がありますから、愛猫の好みを飼い主さんは知っておくと良いかも知れませんね。
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