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死んだはずの猫は誰のもの?墓場から蘇った猫の所有権を争う20カ月の戦い。


 

死んだはずの愛猫

車にはねられ重症を負った猫


2年前に自動車事故で瀕死の重傷を負ってしまったバート。当時の飼い主のエリス・ハストンさんは愛猫は逝ってしまったと思い込んでしまいます。そしてバートは隣人によってお墓に埋められてしまいました。

しかし数日後...

お墓に埋められてから5日経ったある日、バートは自力でお墓から這い出てきます。

そう、バートは生きていたのです。

お墓から蘇ったバートは瀕死の状態で隣人の前にお腹を空かせた状態で現れたのだそう。

当時の飼主のハストンさんが動物愛護団体のヒューメイン・ソサエティー・タンパ・ベイ(HSTB)の動物病院に連絡し、そこでバートの回復手術が行われました。バートの砕けた顎は修復され、ダメージの酷かった左目は取り除かれましたがHSTBで治療を受けたバートは徐々に元気を取り戻していきました。

「連絡を受け私達が駆け付けた時、バートは毛繕いをしていました。そして、ミャオミャオと鳴きながら私達に頭を擦り寄せて来たんです」

バートを迎えに行ったHSTBのスタッフは当時をそう振り返ります。

HSTBは当時の飼い主であるハストンさんに所有権の放棄を要求しました。しかしハストンさんはHSTBを相手取り所有権を巡る訴訟を起こしたのです。

ところでバートってどんな子?


すっかり元気になったバートはボランティアやHSTBのスタッフのアイドル♪

「バートはほんとに勇気のある猫なんです。人懐っこかったりおバカさんだったり甘えん坊だったり。毎日ここに来ると私達を熱烈に歓迎してくれて、ヘンテコなジャンプでパソコンのキーボードに近づくと私達のランチを盗み食いしようとしたり、とにかく笑わせてくれるんです」とHSTBのスタッフ

なかなかのキャラなんですね。

20か月にも及ぶ裁判


所有権を巡る裁判は20か月もの月日を費やしましたが、アメリカ中のバートの支援者からの熱い応援を受け遂に勝訴!

元飼い主のハットンさんは傷ついたバートをまず動物病院に連れて行くべきでした。しかし、それをも怠りバートの生死を確認もせず葬ってしまった訳ですから当然の結果とも言えます。

やっとのことでバートの所有権はHSTBに移ったのですが、勝訴後バートがHSTBに滞在したのはほんの2-3時間で、すぐさま預かりさんの元に向かったのでした。


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バートの飼い主が決定!

 
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