犬と猫は相性が良い?
犬と猫の同居は多い
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猫は犬の飼育頭数に迫りつつあり、2015年にはほぼ同数になりました。
飼育頭数が多いこともあって、犬と猫が同居するケースはよくあるようです。
犬と猫は相性が良いので、多くの場合で一緒に飼うことができます。
一緒に飼うと言っても、同じスペースで仲良く過ごしているか、それとも室内外で互いに無視しているのか、では大きな違いですね。
犬と猫が一緒に過ごすコツは何でしょうか。
年齢やタイプによる犬と猫との相性
犬猫共に室内飼いで、犬の散歩のときだけ外に出す、と言ったケースも少なくありません。
犬と猫がルームメイトになる場合、どちらが先住者かによって相性が良いか、悪いかが決まります。
一般的には、犬は群を作る習性があるので新参者の受け入れに抵抗が少なく、猫の仲間は血縁者以外の新参者はストレスになります。
ただし先住犬、先住猫に2、3か月の子猫、子犬を新入りとして迎える場合は、相性が良いルームメイトになれる可能性が高いようです。
また犬の血統種も、猫との相性が良いか悪いかに関係しています。
ダックスフント、ジャーマンシェパード、プードル、コッカースパニエエル、コリー、ボーダーコリー、バセットハウンド、ビーグル、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーなどはネコと仲良くできる傾向にあります。
犬と猫を仲良しにするコツと注意点!
犬と猫の初顔合わせを行うときは、実際に対面させるまで隔離した状態で互いのにおいに慣れさせます。
犬の体を拭いたタオルを、隔離した猫の食器の下に置くなどしてなじみやすくしておきます。
猫には高い逃げ場所を作り、トイレは落ち着いてできる場所(犬が入れない)に設置するなどしておきます。
無事対面を果たして友好的だった場合でも、留守中や夜間の目の届かない時間は隔離したほうが良いでしょう。
成猫と成犬同士は、お見合いをして相性が悪いようなら、無理に一緒に暮らすのは止めたほうが良いかもしれません。
犬とうさぎ、フェレットは相性が△!
犬のタイプによって異なる相性
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猫に続いて人気のペットは、うさぎです。
犬とうさぎの相性は悪くありません。
小型犬との飼いやすさの相性なら、うさぎは猫より良いかもしれません。
しかし、それはうさぎ側が譲歩しているからです。
ケージ飼いでも、犬が一緒にいるストレスによって軟便になることもあるようです。
うさぎと犬の同居では、犬のしつけをきちんと行うことが必要です。
フェレットも人気のあるイタチ科の動物です。
犬や猫と仲良くできます。
ただし、テリアの血統はうさぎやイタチを狩るために、一緒にすることはできません。
レトリーバーやラブラドールなども相性が悪いようです。
個性にもよりますが、一般的にうさぎやフェレットと相性の良い犬は、コリーやピットブル、コーギー、ミックス犬などです。
また犬と相性の良いウサギは、ダッチ、ヒマラヤン、ハバナなどです。
犬とうさぎを仲良しにするコツ!
犬とうさぎを一緒に飼うには、犬のしつけが必要です。
徐々にお互いを慣らしていき、一緒のエリアで解放するときは、見張っていましょう。
食事をする場所は別々に離しておきます。
うさぎがストレスを抱えているようなら、同じ室内で飼うのは止めましょう。
犬とハムスター、鳥は相性が悪い!
犬とハムスターを一緒に飼うのは難しい
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犬にハムスターを襲わないよう、しつけることはできますし、フードに適応した飼い犬がハムスターを餌に狙うことはありません。
しかしケージに興味を持って、好奇心から倒したりしてハムスターが脱走すると、逃げる動物を追う習性からトラブルが起こります。
ハムスターは別室で飼うようにしたほうが賢明です。
犬と鳥を一緒に飼うには
鳥と仲良しの犬もいますが、これは訓練で鳥に対する攻撃性を抑えている状態です。
インコなどの小さな鳥だと、犬のほうは悪気がなくとも鳥には大きな痛手を負わすこともありますし、好奇心の強い犬が鳥カゴに跳びかかると、トラブルになります。
また子犬は動く物に対して本能的に手を出すので、子犬と鳥の相性は悪いと思っておきましょう。
犬と両生類、爬虫類は相性が悪い
犬はトカゲなどを食べる気がなくとも玩具にしたりします。
カメ、トカゲ、ヘビなどの爬虫類やカエルなどの両生類は、犬との相性は悪いと思っておきましょう。
異なる種類の動物が仲良くしている画像や動画は、見ているだけでほっこりしてきます。
犬は賢いので、他のペットとも仲良くやっていけます。
しかし、現実に異なる動物同士を一緒に飼うには、注意すべきこともあると知っておいてください。
犬と意外に相性のいい動物たち
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同居できるかどうかで相性の良い・悪いが判断できるのであれば、お互いに無関心な関係な点で、犬と相性の良いペットは鈴虫です。
きれいな羽音に犬は不思議そうにしていますが、鈴虫をはじめ昆虫類に攻撃性は示しません。
犬は動くものを本能的に追いますが、深追いはせず攻撃もしません。
でもワンシーズンだけの同居ペットは寂しすぎますね。
猫はお魚の水槽に側面から顔をくっつけたり上から手を突っ込んだりしますが、犬はお魚の水槽にもいたずらをしません。
海辺の散歩道で出会う蟹にも攻撃しないので、ペットとしてはそこそこ人気の亀も良いお相手になるでしょう。
犬は相手の体温を感じ取るとライバル意識が強くなり戦いを挑んでしまうので、ほとんどの生き物と相性が悪いことになってしまいます。
犬のお乳を飲ませてもらって育ったサルもいるようですが、野生の子ザルだからライバルにはならないということを犬は知っていたのかも知れません。