犬が目をそらす?
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愛犬と生活をしていて、犬に目をそらされたことがある人は多いのではないでしょうか。
目をそらすことには、大まかに分けて3つの理由があります。
それが飼い主にとって良いことなのか、悪いことなのか・・・。
どちらの理由もありますので、普段の行いから判断してみてください。
理由①目をそらすのは、飼い主のことが好きだから!
犬が目をそらすのは、飼い主のことが好きだからといった理由の場合があります。
野生の犬(オオカミ)は、初めて会った相手の目を見ることをしません。
それは野良猫の世界でも同じであり、野生の世界では、目を見る=喧嘩を売っているということになります。
もしも野生のボス同士が会った場合、どちらも目を見つめあいます。
そして、先に目をそらしたほうが負けになり、格下となってしまいます。
ですので、飼い主には目をじっと見つめることはあるかもしれませんが、目をそらした場合は、飼い主のことを上に見ている=信頼しているといった認識になります。
普段から愛犬とコミュニケーションをとり、しつけのしっかりした犬であればあるほど、この傾向が強いです。
理由②目をそらすのは、嬉しいことがあったとき!
犬が目をそらすことで、もうひとつ考えられることは、犬にとって嬉しいことがあったときです。
飼い主から犬に「散歩行く?」、「おやつ食べる?」と話しかけたときに、犬がプイッと目をそらしてしまうことはありませんか?
その場合、犬はこう考えています。
「嬉しい!嬉しいけど、目を見つめ続けると、興奮して自分を抑えられなくなってしまう、だから目をそらして自分の心を落ち着かせよう」
犬は自分で感情をコントロールしています。
嬉しいことがあっても、嬉しい気持ちは出しますが、出しすぎると感情のコントロールが出来なくなってしまうため、目をそらしてコントロールします。
嫌で目をそらしているわけではないことを、理解してあげましょう。
理由③目をそらすのは、嫌なことを言われたとき!
最後に犬が目をそらす理由としては、嫌なことを言われたときです。
もしくは、嫌なことをする前ぶれがあったときです。
嫌いなシャンプーをする準備をしているときや、「病院に行く?」と聞かれたときには目をそらすことが多いです。
ですが、これでシャンプーをしないと、犬との上下関係が崩れてしまう場合があるため、目をそらしても相手にせずシャンプーを行ったほうが良いでしょう。
目線をそらすということ
いかがでしょうか?思い当たるところはありましたか?
上記の3つの中で何を考えて目をそらしているかは、日頃から犬のことをよく観察している人であれば、すぐになぜ目をそらしているのか理解出来るかと思います。
ただ単に目をそらしているわけではないとわかれば、愛犬もさらに可愛く見えてくることでしょう。