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犬にわかめはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!


犬にわかめを与えても問題ない?

わかめ

K321/shutterstock.com

海に囲まれている日本では、古くからわかめなどの海藻を食べる習慣がありました。お味噌汁や酢の物、サラダなどさまざまな料理に使用されるわかめは、生で食しても加熱しても美味しく食べることができます。

わかめには体に不足しがちなカルシウムや鉄、食物繊維といった栄養素が豊富に含まれていて、私たち人間の体作りだけでなく、犬の健康を維持するのにも役立つ食材です。わかめの葉体の部分だけでなく、芯や茎の部分もすべて安心して犬に与えることができます。

しかし、犬は肉食よりの雑食動物なため、わかめなどの食物繊維を含む食材を消化するのを苦手としています。一度にたくさん与え過ぎてしまうと、消化できずに嘔吐や下痢や嘔吐してしまう恐れがあるので、量をきちんと守って与えることが健康につながると言えます。

また、わかめには「生わかめ」と「乾燥わかめ」の2タイプがありますが、乾燥わかめには気を付けることが大切です。乾燥わかめは水で戻すと何倍にも膨らむ性質があります。ですから、乾燥わかめを水で戻さずにそのまま犬に与えると危険です。胃の中でわかめが膨張してしまい、胃を傷つけてしまうことにつながるからです。乾燥したわかめを与える際は、必ず十分な水で戻してから与えるようにしましょう。

犬にわかめを与えてもいい量

食事をする犬

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

わかめにはたくさんの栄養素が豊富に含まれていますが、栄養を摂らせるために主食のように毎日犬に与える必要はありません。犬が1日に必要とする栄養素はドッグフードだけで十分にまかなうことができます。ですから、犬にわかめを与える時はフードに少量トッピングしてあげるくらいで十分と言えます。

一般的に、わかめも含め副食を犬に与える時は1日の食事量の10%程度、もしくは1日に必要な摂取カロリーの20%を超えない程度が望ましいとされています。犬は体重や体の大きさによって食事量や摂取カロリーが異なるので、犬の体重に合わせた適量をきちんと守って与えることは大切です。

では、犬にわかめだけを副食として1日に与えた場合、どれくらいまでが「適量」になるかを犬の体重別に見てみましょう。

超小型犬の場合

体重が4kg未満の犬種を超小型犬といいます。代表的なものにチワワやトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズ、豆柴、ボロニーズといった犬種がいます。

体重1~3kgの犬の1日の食事量が約100g~200gの間なので、わかめを副食として与えるとするなら10~20gまでが適量となります。もちろんこれは乾燥した状態での重さではなく、水で戻してからのわかめの重さです。わかめを食事に加えた場合、主食の量はその分減らします。

小型犬の場合

小型犬とは体重が10kg以下の犬のことです。ミニチュアダックスフンドやボストンテリア、パグ、ペキニーズ、柴犬やテリアといった犬種が小型犬に含まれています。

体重5~10kgの小型犬の場合、1日の食事量は体重に合わせて300g~500gの間で調整するので、副食を与えるとするなら30g~50gまでが適正な量となります。

中型犬の場合

体重が25kg以下の犬種が中型犬に含まれます。例えばウェルシュコーギーやバセットハウンド、ビーグル、バセンジー、日本スピッツ、ブルドッグやボーダーコリーといった犬種です。

体重10~25kgの犬で食事量は500g~1000g程度なので、副食は50~100gまでを体重に合わせて与えることができます。

大型犬の場合

大型犬は体重が25kg以上の犬のことです。ロットワイラーやセントバーナード、レトリーバーやダルメシアン、ドーベルマン、ボクサーといった犬種が含まれています。大型犬には100g前後で副食を与えることができるでしょう。

子犬の場合は注意が必要

子犬は成犬と違って消化を上手にできないので、消化しにくいわかめを与えると下痢や嘔吐などの消化不良の原因となってしまう可能性があります。他の食材でも栄養は補うことができるので、わざわざわかめを子犬に与えなくても良いと言えるでしょう。

犬にわかめを与えることで期待できる効果

わかめ

maramorosz/shutterstock.com

わかめに含まれるビタミン類カルシウムには、骨や歯の健康や被毛や皮膚を保つ効果があります。他にも貧血を改善したり、免疫機能を高めたりする効果も期待できるでしょう。

他にも、わかめに含まれる食物繊維は便秘予防や解消に役立ち、腸内環境を整える働きがあります。さらに、血中のコレステロール値を下げたり免疫力をアップしたりするのにも役立ちます。

また、ヨウ素と呼ばれるミネラルによって甲状腺ホルモンの働きを促したり、カリウムやナトリウムによって細胞を正常に保ったり血圧を調整したりできるなど、わかめにはさまざまな健康効果を期待できることが分かります。

犬にわかめを与えるときの注意点

犬にわかめを与える時は乾燥したままで与えないようにしてください。胃の中で膨張し傷つける恐れがあります。また、消化しやすくするために十分細かくしたものを与えるようにして下さい。味付けされた加工品のわかめは与えてはいけません。塩分過剰になってしまい、犬の腎臓や心臓に負担となってしまいます。

中には体質でわかめなどの海産物にアレルギーを持っている犬がいることもあります。もし、わかめを食べた後で体調に変化が見られるような時はそのままにせず、すぐに獣医師に見てもらうようにしてください。

めかぶや茎わかめは与えても問題ない?

わかめと同じ海藻物の中に「めかぶ」や「茎わかめ」と呼ばれるものがあります。これらは呼び名は違うものの、わかめと同じです。めかぶとはわかめの根の部分で、茎わかめは茎に見える部分を指します。

いずれもわかめと同じように犬に与えて問題ありませんが、硬い部分もあるので柔らかく煮て小さくカットしてから与えるようにしてください。また、わかめと同じように味付けされた加工品は犬に与えてはいけません。

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