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猫にマスカットはNG!致死量ともしも食べた時の対処法!


猫にマスカットを与えてはいけない理由とは

みずみずしくて新鮮なマスカット

kazoka/shutterstock.com

「猫にぶどうは与えてはいけない」とされていますが、ぶどうの成分の何が中毒症状を引き起こすのか、実はまだはっきりとは解明されていません。

しかし、近年のアメリカの研究結果で、ぶどうを食べた犬が急性腎不全を発症し、死亡した例が報告されています。猫に関するデータはありませんが、犬のケースから、猫がぶどうを食べても急性腎不全を引き起こす可能性があると言われています。

急性腎不全とは、腎臓の機能が急激に低下する病気のことです。この病気は、急速に症状が進行し、最悪の場合死に至ります。猫は腎臓系の病気にかかりやすく、急性腎不全はガンに次いで多い死因です。

実際にぶどうを食べて中毒症状が出た猫もいることや、急性腎不全になるリスクが高いことを考えると、猫にぶどうを与えるのは非常に危険と言えます。マスカットも地中海原産のぶどうの品種なので、同様の危険があります。ゆえに、マスカットも猫に与えてはいけません。

猫がマスカットを食べてしまった時の症状

元気のない猫

Ro_ksy/shutterstock.com

猫がマスカットを食べてしまった場合、どのような症状が出るのでしょうか。食べた量や猫の個体によっても異なりますが、一般的に以下の様な症状を引き起こすと言われています。



  • 下痢
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 元気がなくなる
  • 尿の量が多くなる
  • 尿が出なくなる
  • 腹痛
  • 意識が朦朧とする


マスカットが近くにあって、これらの症状が見られる場合は、猫が誤って食べてしまった可能性が考えられます。中毒症状の中でも、尿が出なくなる「無尿症」を引き起こすと、非常に危険な状態です。最悪の場合、死に至ることもあるので、注意しなければなりません。

猫に危険が及ぶ摂取量

子猫とマスカット

Tamila Aspen (TAStudio)/shutterstock.com

どのくらいの量のマスカットを食べたら危険なのかに関しては、猫の年齢や体の大きさ、健康状態、ぶどうの種類によっても異なります。しかし、一般的に体重1kgに対して生のぶどう30gを摂取すると危険とされています。また、生のぶどう10gで中毒症状が出るとも言われています。

個体差があるので、基準値の致死量に達していなくても、猫によっては重篤な症状に至ることもあります。ゆえに、致死量の目安に関係なく、ほんの少しの量であっても猫にマスカットは与えないでください。

子猫の場合

生後12カ月未満、体重1kg未満の子猫の場合、消化器官が十分に発達していないので特に注意が必要です。

マスカット1粒あたり約10gなので、上記の数字を元に計算すると、体重1kgの子猫の場合、マスカット約3粒食べると危険です。

成猫の場合

生後12カ月~7歳、体重3~5kgの成猫の場合、マスカット9粒~15粒が致死量となります。しかし、この量より少なければ猫に与えていいというわけではありません。少量でも中毒症状が出たり、命の危険に至ることもあるので、猫にマスカットを与えることは絶対に避けてください。

老猫の場合

上で述べたように、猫は腎臓病にかかりやすい動物です。特に7歳以上の老猫は、加齢が進むにつれて腎臓機能が低下してくるため、注意が必要です。猫の死因として多いのが、ガンに次いで急性腎不全とも言われています。老猫にリスクを負わせないためにも、絶対にマスカットは与えてはいけません。

猫がマスカットを食べてしまった場合の対処法

猫が誤ってマスカットを食べてしまったことが分かった場合、速やかにかかりつけの動物病院に連れて行き、獣医師の指示に従うようにしてください。症状が重症化する前に、病院でとにかく早く適切な処置を受けることが大切です。決して自己判断で放置したり、無理に吐かせようとはしないでください。

中毒症状がすぐに現れなかったり、軽い症状しか出ていないからといって安心するのは危険です。時間が経過して急に容体が悪化することもあります。マスカットを食べてから1時間以内であれば、中毒成分がまだ体に吸収されていない可能性が高いため、なるべく早く病院に連れて行くようにしてください。

病院に連れて行く場合は、「いつ食べたのか」「どのくらいの量を食べたのか」など、詳細に情報を伝えてください。また、愛猫の年齢や体重、猫種、病歴なども正確に伝えるなら、スムーズに治療を行なうことができます。猫がマスカットを食べてしまっても、慌てず落ち着いて対処するようにしましょう。

ぶどうを使用した加工品全て与えてはダメ

色々な種類のレーズン

baibaz/shutterstock.com

生のぶどうだけでなく、加熱したものでも、干して乾燥させたものであっても、猫にはNGです。また、ワインやぶどうジュースなど、ぶどうを使用した加工品も絶対に与えてはいけません。

特にレーズンは成分が凝縮されているため、より危険です。はっきりとしたデータはありませんが、体重1kgの猫に対し約10g~30gのレーズンを与えると、死に至る危険があるとされています。レーズンは、クッキーやパン、バター、アイスクリームなど様々な料理に使用されています。猫が誤って口にしてしまわないよう十分注意してください。

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