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猫はどこを見て人を見分けている?猫が人を見分ける箇所を詳しく解説!


はじめに

飼い主さんが家に帰ってくるだけで、嬉しそうに玄関まで走り寄ってくる犬のような性格の猫もいれば、一方こちらから声をかけないと出てこない、あるいは知らない人がいると気配を消して全く出てこないという猫もいます。

では、猫はどのように人を見分けているのでしょうか?様々な実験結果や経験を通して考えていきたいと思います。また、猫に覚えてもらう方法も学んでいきましょう!

まずは、猫がどこを見て人を認識しているのかを考えましょう。

猫が人間を見分ける箇所:顔

飼い主に抱っこされている猫

Kichigin/shutterstock.com

では猫は人間の顔を見分けることができるのでしょうか?その点を実験から見ていきたいと思います。

実験は、若い猫がトレーナーから訓練を受けた後に、トレーナーの写真と全く知らない人の写真を並べてみて、顔を区別できるかどうかという実験です。ワンちゃんの場合であれば、かなりの高確率で写真であってもトレーナーの写真を選ぶことができたようですが、猫の場合、写真のトレーナーを選ぶことは難しかったようです。

同じ研究では、いろいろな種類の猫の写真を見せて、一緒に住んでいる猫を選択してもらったところ、多くの猫が一緒に住んでいる猫の写真を選ぶことができました。

この実験結果から、猫は他の猫の顔を認識することはできるのに対し、人間の顔を認識するのは難しいという事が分かりますね。

私の経験ですが、友人宅で猫を後ろから撫でていて、猫がこっちを振り返って私の顔を見た途端にビックリして走り去っていくということがありました。ですから、一概に人間の顔を認識できないとは言えないかもしれませんね。

ある程度の人間の顔や体型などは認識しているのかもしれませんが、個々の猫によっても違うでしょう。一度自分の猫で試してみてもいいかもしれませんね。

では飼い主さんの声は認識できているのでしょうか?次に聴覚について見てみましょう。

猫が人間を見分ける箇所:声

花瓶を倒して飼い主に叱られている猫

Pixel-Shot/shutterstock.com

猫の聴力は人間の4倍以上と言われています。視力があまり良くない分、聴力に優れており、音や声などで人や物を見分けることができるようです。

猫の聴力に関しても次の実験がなされています。飼い主さんが猫を呼ぶ声と、飼い主さん以外の4人が猫の名前を呼ぶ声を録音して、誰もいない部屋で猫に聞かせてみるというものです。

最初に知らない人が、自分を呼んでいる声に驚いて反応するようです。しかし、2人目、3人目となると反応が薄れてきます。そこで、飼い主さんの声を聞かせると再び大きく反応するようになり、また他の人の声になると反応が薄くなるという結果が分かりました。

飼い主さんから呼びかけられると、頭をあげたり、耳を動かしたり、どこから声がするのか不思議そうにしたりと何かしらのアクションがあったようです。このことは猫が飼い主さんの声を認識することができるということを証明することとなりました。

うちの子は玄関まで来てくれないと思われる飼い主さんもいるかもしれませんが、飼い主が帰ってきて呼びかけている声には見えないところで反応していると思いますので、帰ってきたら猫に呼びかけてあげると良いでしょう。

では、猫はどの程度人間の言葉を理解できるのでしょうか?人間の言葉全てを猫が理解するというのは難しいですが、人間の言葉を全く理解できないということはありません。

犬は人間の言葉を約80種類ほど理解できると言われています。猫の知能も犬と同じ程度と言われていますから、猫も同じくらいの数の言葉を理解できるのでしょう。では、どのような言葉を覚えてくれるのでしょうか?

「ごはん」

ごはんをあげる前に、「ごはん」という言葉を飼い主さんが言うなら、「飼い主さんがごはんと言うといい事がある!」と覚えるようになります。また、オヤツをあげる時にも、「オヤツ」という言葉やオヤツの商品名を言うなら、両方の言葉を覚えるようになります。

そうすると猫は、ごはん、オヤツと言った言葉を聞いただけで、飼い主さんの所に飛んでくるようになるでしょう。

「叱られている言葉」

猫が何か悪い事、いたずらなどをした際に飼い主さんが発する「コラッ!」とか「ダメッ!」といった言葉も覚えやすいでしょう。

猫自身が、「叱られるかな、悪いことをしているな」という自覚があるなら、なおさら猫はその言葉=叱られている、悪いことが起こると覚えるでしょう。そうなると、コラッ!とかダメッ!という言葉を聞くだけで逃げて行くようになります。自分に害が及ぶ言葉なので、特によく覚える言葉かもしれませんね。

「自分の名前」

猫を名前で呼んであげると、自分に向かって言われている言葉なので、自分と何か関係がある言葉だと覚えるようになります。

名前を覚えて反応してくれるか、またどんな反応をするかどうかは猫によって個体差があるようです。すぐに自分の名前と理解して覚えたという子もいれば、全く覚えないという子もいます。せっかく考えて付けてあげた名前なので覚えて欲しいですね。猫に自分の名前覚えてもらうためにはどうしたら良いでしょうか?

猫にとって何か良いことが起こる言葉とセットにして使えば猫も覚えやすくなるかもしれません。例えば、「○○ちゃん、ごはんだよ」とか「○○ちゃん、オヤツ食べよう」のように使うと、自分の名前を呼ばれると良い事がある、飼い主さんが構ってくれると、覚えるようになります。

逆に、叱る時に猫の名前を呼びながら叱ってしまうと、猫は名前を呼ばれると嫌なことがあると覚えるようになり、名前を呼んでも来なくなるということもあります。ですから猫を叱る時には、名前を呼ばないで叱るようにしましょう。

他にも名前を覚えてもらうコツとしては、猫の目を見て名前を何度も呼んであげたり、名前を呼びながら撫でてあげましょう。この時優しく呼んであげるなら飼い主さんの愛情も伝わりやすくなります。

また、猫に名前をつける際には猫が聞いて分かりやすいものにすると良いでしょう。長すぎたり、音がはっきりしない言葉は聞き分ける事が難しくなり、反応してくれなくなります。簡単で短い名前を付けてあげてください。

「家族の名前」

家族同士で、お父さん、お母さんなどで呼び合っていれば、猫はどの人がお父さんで、どの人がお母さんなのかを認識して覚えるようになることがあります。例えば猫に、「お父さんの所に行っておいで~」と指差しながらいうと、お父さんの方に向かっていくということもあり、認識しているという事がわかります。

猫が人間を見分ける箇所:匂い

布団の中にもぐりこんでいる猫

bmf-foto.de/shutterstock.com

猫の嗅覚というのは、人間の数万から10万倍も優れていると言われています。ほんのわずかに残っている匂いでも、すぐに嗅ぎとる事ができます。

飼い主さんがいなくて寂しく感じる時に、飼い主さんがいつも使っているタオルや脱いだシャツなどの上に乗っかったり潜ったりするのはそのためかもしれませんね。

猫達は、自分の知り合いかそうでないか鼻を近づけて匂いを嗅いだりお尻を嗅いだりします。時々、他の猫を触って家に帰ってくると、しっかり手を洗ったのに、愛猫が急に怒り出したり、飼い主さんに寄り付かないということがあります。それは、知らない匂いをつけている飼い主さんに嫉妬しているのでしょう。ですから他の猫を可愛がった後は、必ず飼っている猫をそれ以上に可愛がってあげましょうね。

では、猫にもっと覚えてもらうためにはどうしたら良いのでしょうか?見てみましょう。


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