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子猫の時に歯磨きを習慣づける方法を伝授!歯の健康を守ってあげよう


猫も歯周病になる

猫の口をチェックする獣医

PRESSLAB/shutterstock.com

猫も健康を管理していかないと人と同じ病気を発症するリスクがあります。歯周病もそのひとつですが、歯周病は口の中の不快感や痛み、口臭の原因なるだけでなく血流を介して細菌が腎臓、肝臓、心臓など全身の重要な臓器に運ばれて悪影響を及ぼします。

健康で長生きするためには、歯周病の予防が大切です。是非子猫の頃から歯磨きをする習慣をつけておきましょう。猫が歯磨き嫌いにならずに歯磨きを習慣づけるにはどのようにしていくことができるのでしょうか。歯磨きに上手に鳴らすためにできることをご紹介したいと思います。

歯磨きのメリットとは?

猫に歯磨きをしてあげる女性

New Africa/shutterstock.com

子猫のうちから歯磨きを習慣にすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

1.口の中だけでなく全身的な健康を守る

猫は口の中の病気が多いです。歯石や嗜好が溜まることによる歯周炎、歯周病や歯石や口の中の細菌が刺激になる口内炎も多く見られるでしょう。猫は自分で歯磨きをしませんので、ご飯のかすなどが歯垢になりそのまま歯石になってしまうことが多いです。

野生の猫の場合には、肉食のため獲物の骨などを食べるときこすれてキレイになるので口の中を清潔に保つことができるでしょう。しかし、キャットフードを食べている飼い猫の場合には、飼い主さんが歯磨きをしてあげることが必要になります。

歯肉炎や歯周病は、口の痛みだけでなく歯が抜けてしまう原因となったり、歯周病菌が全身に回って心不全や腎不全の原因になってしまう可能性もあると言われています。歯磨きをして口の中の健康を保つことは全身的な健康を守るためにも大切なことと言えるでしょう。

2.口を触れることに慣れさせる

歯磨きをうまくできるようになると、口を触ることに対する抵抗が減ってきます。口を触ることができるようになると、病気などで薬を飲まる必要が生じたときに投薬がしやすくなるでしょう。

また、猫には「扁平上皮癌」と言われる口の中の腫瘍が多いです。ひも状異物が舌にひっかかっていることも多いです。このような口の中の異常にも早く気づけるようになるためにも、口の中を触れるようになっておくことは大切と言えるでしょう。

子猫の歯磨きはいつから行なうの?

歯ブラシを手にする子猫

Nadinelle/shutterstock.com

「まだ子猫の時期だし、歯が綺麗だから歯磨きをしなくてもいい」と思われがちですが、いざ成猫になった時に歯磨きをしようと思っても、嫌がる可能性があります。

私たちも小さい頃から毎日歯磨きをしているからこそ、習慣になっているのではないでしょうか。子猫時期に何もせずに大人になってしまうとなかなか慣れさせるまでに時間がかかりますし、猫にとって大きなストレスになってしまうでしょう。

爪切りやブラッシングと同様に歯磨きにも慣れさせるために子猫の時期から歯磨きの練習をしていきましょう。特に子猫は成長期と共に社会性を学ぶ大事な時期でもありますので、多くの人や動物と触れ合うことも大事ですが、子猫のしつけの一環として歯磨きトレーニングを行ないましょう。

子猫も私たちと同様に成長と共に乳歯から永久歯に生え変わります。ほとんどが抜けた乳歯をそのまま飲み込んでしまうため、永久歯に生え変わっていることに全然気づかないことが多いでしょう。個体差によりますが、子猫のおよそ生後3~6か月頃で乳歯から永久歯に生え変わり、7か月頃には永久歯が完全に生え変わり体の成長期も終わり時期です。

基本的に歯磨きなど、子猫にとって初めてされることに対して大半の子は嫌がったり、口すら触らせてくれなくなってしまうこともあります。そのため、乳歯が生え変わる生後7か月を目安に、歯磨きの習慣を身に着けることができるでしょう。あくまで目安であり早い時期に習慣づけるの越したことはないので、早いうちから口や歯を触り徐々に慣れさせてあげると良いでしょう。

歯磨きに慣らすには?

歯ブラシで口の周りをブラッシングしてあげている飼い主

Nils Jacobi/shutterstock.com

猫が歯ブラシを見せたら寄ってくるようになれば、ブラッシングを行いやすくなるでしょう。どのようなステップで行なっていくなら上手に慣れるのでしょうか。

まずは猫が気持ちよく寝ている時に歯ブラシであごや口の周り、頭部などをブラッシングして、歯ブラシブラッシングを大好きにさせましょう。猫がのんびり眠っている時など、スイッチオフのリラックスしている時に行なうようにしましょう。

猫がスイッチオンになって歯ブラシをおもちゃにしたり、噛みそうになったらすぐに歯ブラシを取り上げてください。歯ブラシを噛む癖をつけてしまう歯磨きをしようとする度に歯ブラシを噛むようになり、歯磨きがうまくできません。しっかり遊んで遊び疲れて休んでいるようなタイミングで再度チャレンジしてみましょう。

歯ブラシブラッシングに慣れてきたら、片方の手で歯ブラシブラッシングをしながら、もう一方の手で口元やあごのあたりを気持ちよく触る練習をしましょう。それから口元を触る延長でそっと唇をめくってみます。一瞬でやめてすぐに猫が好む部分を歯ブラシブラッシングします。

猫が唇をめくることを受け入れてくれるようになったら、口回りの部分をブラッシングした延長で歯と歯茎の間にそっと歯ブラシをあててみましょう。様子をみながら行なっていきますが、まずは一瞬でやったらすぐに猫が好む部分を歯ブラシしたり、撫でてあげるようにしましょう。

少しずつ歯ブラシを歯と歯茎の間に当てる時間を延ばしましょう。猫が嫌がる前にストップして猫が気持ちよいと感じてもらえるように行うことが成功のコツと言えるでしょう。嫌がるのを無理していると攻撃性を引き出してしまう可能性がありますから、あくまで穏やかにリラックスして取り組んでいくように心がけましょう。

練習はほんの少しの時間で十分です。短時間の練習を根気よく続けて慣れるようにしてあげましょう。また力を入れすぎると嫌がる原因にもなりますので、そっと優しくブラッシングしてくださいね。特に歯の生え変わりの時期には気を配ってあげる必要があるでしょう。

歯ブラシは猫用もしくは人間の小児用の歯ブラシを選ぶと良いでしょう。本格的に歯磨きができるようになったら、ブラッシングする歯ブラシと歯にあてる歯ブラシは別のものを使い、歯に当てる歯ブラシは動物用の小さくて柔らかいものを選んで、水でぬらすか好みの歯磨きペートストをつけておくと良いでしょう。

猫を歯磨き嫌いにしないことをいつも意識して、少しでも嫌がる様子が見られるなら別の機会に行うようにしましょう。歯ブラシをしていて口腔内に異常が見られることに気づいたなら、かかりつけの動物病院で診てもらうにしましょう。

歯ブラシブラッシングが上手くいかない場合は?

指で猫の歯を磨こうとする女性

osobystist/shutterstock.com

空腹時に食べ物を使いながら少しずつ慣らしていきましょう。まず好物(ペースト状のものが使いやすいでしょう)を口元に持ち、それを舐めさせながらもう片方の手で優しくマズル(鼻口部)を触ったり、歯ブラシを当てる練習をします。猫が好きなものに夢中になっている間に口を触ることに慣らします。

口に触ることに抵抗がなくなったら、歯ブラシブラッシングと同じ要領で、短時間歯ブラシを歯と歯茎に当てて、すぐに好物を与えます。これをするといいことがあるという印象を持てるまで繰り返して行っていくことができるでしょう。嫌がるからといって押さえつけて無理矢理歯ブラシを使うのは避けてくださいね。

歯磨きを習慣づけるには子猫のうちから慣れさせるとスムーズですが、いきなり歯ブラシを目の当たりにすると驚いてしまうことが多いでしょう。口の周りを触りマッサージしてあげたり、気持ちいいものなんだと感じさせてあげることが良い習慣を生活に取り込むことにつながるでしょう。

なかなか歯磨きに慣れてくれなかったり、どうしても嫌がってしまう場合には、歯磨き自体をお休みさせてあげる選択も必要です。子猫のうちから歯磨きをするにあたって一番大切なことは飼い主さんとの信頼関係です。猫をはじめ、動物は口周りを触られることを嫌います。健康のために必要なケアである歯磨きですが、無理矢理行って信頼関係を失ってしまうことがないようにしましょう。


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