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猪犬(ししいぬ)とは?猪犬になるための必要な条件や訓練を解説


猪犬とは?

イノシシに近づく猪犬

eAlisa/shutterstock.com

皆さんは猪犬(ししいぬ)という言葉をご存知でしょうか?名前の通りイノシシを狩る猟犬の事です。地域によってはイノシシ狩りが行われており、イノシシ狩りをサポートする犬が存在します。猪犬についてもう少し詳しく知りたいと思いますか?

今回はイノシシを狩る猟犬「猪犬」についてご紹介します。どんな犬が猪犬として選ばれるのでしょうか?さらにその犬をどのように訓練することで「猪犬」と呼ぶことができるようになるでしょうか?猪犬の働きと訓練に関してこの記事で説明します。

猪犬(ししいぬ)はイノシシを狩る猟犬

イノシシに向かっていく猪犬

eAlisa/shutterstock.com

前述のように猪犬とはイノシシを狩る狩猟犬の事です。この項目では猪犬についての基本的な情報をご紹介したいと思います。

そもそも猟犬とはどんな働きをする犬なのでしょうか?狩猟犬にもさまざまな種類がありますが、そのなかでも猪犬になる犬はどんな特徴があるのでしょうか?猟犬と猪犬についてご説明するとともに、猪犬に向いている犬種もご紹介しますね。

猟犬とは?

猟犬(りょうけん)とは狩猟に使役する犬の総称です。狩猟犬は人間が獲物を狩猟する際にさまざまなサポートを行なってくれるよう訓練された犬のことです。

獲物の場所を猟師に教えてくれたり、獲物を追いたてて狩猟しやすいようにしたり、実際に獲物と戦い、その獲物を回収することもあります。猟犬は世界中で活躍しており、狩猟のために品種改良された犬たちが用いられることが多いようです。

猟犬はたくさんのタイプに分かれており、それぞれの犬たちは自分の得意な分野を持っています。

例えば探索犬は視覚や嗅覚を用いて獲物を探索します。小動物やイノシシなどの大型動物を狩るときに用いられます。このように探索するために用いられる犬を「ハウンド」と呼ぶようです。

また鳥猟などでは獲物を発見して位置を知らせるポイント犬の役割が大切になってきます。さらに散弾銃で撃ち落とした獲物を回収するための回収犬も役立ちます。

獣猟では獲物を狩りだして格闘する格闘犬が用いられることが多く、これらの役割を負う犬たちを猟犬と呼ぶことが多いです。日本犬も猟犬として用いられます。

猟犬の育成は家庭犬の育成よりもはるかに難しく時間もかかります。一般的な家庭犬としてのしつけが必要な上に、狩猟のサポートをするためのさまざまな技能も習得しなければいけません。主人と協力するためにもたくさんの訓練と実際の狩猟経験がポイントになってきます。

猪犬(ししいぬ)とは?

猟犬について知ることができました。それでは続いて猪犬について考えてみましょう。

猪犬とはどんな犬のことを指すのでしょうか?猪犬は猟犬の一種で、猟犬と狩猟をサポートする犬の総称です。猟犬の中には、ある獲物を専門的に狩るよう訓練された犬がいます。それでイノシシのみを狩る犬、またはイノシシを狩る猟師のサポートをする犬を「猪犬」と呼ぶのです。

イノシシの狩猟は他の動物の狩猟に比べて大変危険です。小型の動物を狩猟する際は、猟犬がけがをすることはほとんどないでしょう。しかし、イノシシを狩る場合はそうではありません。イノシシは大きな体と犬の何倍もある体重をもっています。

またイノシシには鋭い牙も備わっており、正面から突進されてしまえばひとたまりもありません。ですから猪犬はケガをすることがあります。場合によっては命を失うこともあるほど危険なケガを負う場合もあります。猪犬や猟師の判断ミスから、猪犬だけでなく、猟師も大ケガをすることもあるのです。

ですから、猪犬の責任は重くとても難しい役割が求められます。当然猪犬に向いている犬種が選ばれます。

同じ犬種でも個性には差があるため、猪犬として活躍できる個性が選抜されます。訓練も幼いころから入念に行われます。一人前になった猪犬は非常に貴重な存在であり、猟師の命と生活に直結するほどなのです。

猪犬に向いている犬種

では猪犬にはどんな犬種が向いているのでしょうか?

和犬としては、甲斐犬、四国犬、柴犬、秋田犬、川上犬などが有名です。

洋犬たちは狩猟のために品種改良されたものが多い印象です。グレートハウンド、ウルフハウンド、ビーグルなどが猪犬に向いているでしょう。

猪犬のための条件

猟師の指示を聞く猟犬

PRESSLAB/shutterstock.com

猪犬に向いている犬種を選択したからと言って、それらの犬すべてが猪犬として活躍するわけではありません。猪犬として活躍するためには独特の条件があるようです。これから猪犬になるために必要な条件をご紹介しますね。

ある程度の探索能力がある

当然ですが、狩猟に探索能力は欠かせません。しかし、猟師が求める探索能力は獲物によって大きく異なります。広い範囲から探索できる場合が良ければ、ある程度の身近な範囲で獲物の存在を探ってほしい場合もあります。

イノシシの場合は、程よい探索能力が必要になるでしょう。探索能力が低く、イノシシを見つけることが出来ない猟犬はあまり訳に立ちません。逆に探索能力が高すぎるなら、猟師は猪犬を上手に扱うことを難しく感じてしまうでしょう。

イノシシを狩猟する場合はどうしても人間の力が必要になります。小動物であれば犬だけで狩猟することが出来るので、遠くまで探索してひとりで狩猟して持ち帰ってくることが望ましいでしょう。

しかしイノシシ狩りはそうではありません。非常に遠くでイノシシを発見したとしても、そこから猟師の場所までイノシシを追い立てるか、猟師がその場所まで近づかなければいけません。イノシシ狩りは猟師と猟犬の連携行動が大切ですから、ほどほどの探索能力が大切になるのです。

健康

また猪犬になるためには健康な犬でなければいけません。猟犬は山の中で狩猟を行ないます。山道を走ったり歩き回ったりします。時にはイノシシと格闘することもあるでしょう。

ですから十分な体力が必要です。でも健康的であるべきなのは、身体だけではありません。イノシシと対面することにはストレスが伴います。精神が弱いなら狩猟に耐えられないでしょう。そのため精神的にも健康であるべきです

身体能力や技能も大切ですが、これらは訓練によって伸ばすことができます。継続的な訓練が必要ですが、それに耐えるためにも健康は大切なのです。

社会性がある

さらに猪犬は社会性を身に着けていなければいけません。社会性とは、人や犬などを怖がらず、かつ仲良くできる特性のことです。

社会性は幼い時に見につくものです。幼い時の訓練や経験が如実に表れる分野だと言えるでしょう。社会性のない犬は知らない人や犬を強く警戒します。新しい環境に慣れることが遅く、体調や精神状態にも影響を与えることさえあるのです。

イノシシを狩猟する場合には複数の猪犬が協力することが多いため、猪犬同士でケンカしてしまうなら狩猟は台無しになってしまいます。

物静かである

猪犬は物静かでなければいけません。周囲に動物がいたり、仲間の猟犬がいたりしても騒いではいけません。狩猟が台無しになるからです。

静かにできるかどうかは家庭でも判断することが出来ます。知らない人や犬に対して吠えなければ気が済まないでしょうか?来客があっても一度も吠えないほど静かにしていられるでしょうか?猪犬は、そうした物静かで自制のできる犬であるべきです。

主人の元に戻ってくる

猪犬は広い山でイノシシを探す必要があります。猪犬を解き放った後、戻ってこなくなるとどうでしょうか?主人は犬を探しに山の中を巡らなければいけません。

主人が猪犬を呼んだら、すぐに戻ってこられるかどうかはとても大切です。複数頭で探索することが多いでしょうから、1匹でも戻らないなら山から下りることが出来なくなります。それは狩猟において大きなロスです。

イノシシを狩る時に致命傷を負わないこと

イノシシを狩る時に致命傷を負わない犬であることも大切です。これには訓練と犬の性格が関係してくるものです。猪犬を育てるのにはたくさんの費用と時間がかかっています。ですから致命傷を負ってしまうなら、それらすべてが無駄になってしまうでしょう。

イノシシを狩る仕事は非常に危険です。危険だからこそ軽はずみな行動をしてしまう犬は猪犬に向いていません。勇敢で攻撃的な犬だから向いていると断言することもできないのです。臆病だからこそ、無謀な行動をせずケガしなかったりするものです。


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