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警察犬ってどんなことをしているの?うちの子もなれる可能性はあるの?


警察犬って?

Brown German Sheepdog Sitting On Ground. Guard Dog, Police Dog

Grisha Bruev/shutterstock.com

ニュースなどで現場検証をしているところに犬が映っていたり、税関に犬がいるのを見かけることもありますね。警察が連れている犬は全て警察犬っていうのかと思っていましたが、実は「警察犬」と「警備犬」と分けられているんだそうです。

警察犬

警察犬は、刑事部の鑑識課に所属しています。主に嗅覚を活かして犯人の痕跡を探したり、追跡をしたり、鑑別をしたりします。ドラマでよく見ますね。

空港の税関のところにいる警察犬は、麻薬探知犬と言われ、麻薬のにおいを嗅ぎつけ職員に知らせるよう訓練されています。

警備犬

警備犬が所属するのは警備部で、爆発物を探したり、不審物発見、施設の警備を行ないます。また、災害時に被災者の捜索をするのも警備犬です。犬の嗅覚を活かして仕事をするのは同じですが、担当する仕事は警備関係の仕事です。

仕事内容

A K9 police officer standing with his partner with their patrol car in the background.

John Roman Images/shutterstock.com

警察犬・警護犬の仕事内容は、具体的にどんなものがあるのでしょうか?

においの判別

事件現場に残っている物品などのにおいをかいで、容疑者のものかどうかを判別する仕事があります。警察犬によるにおいの判定は、重要な証拠として使われ、裁判の際にも重要証拠として挙げられます。

追跡

現場から犯人のにおいをたどり、逃走経路を追っていくこともあります。現場の遺留品のにおいを嗅がせ、同じ匂いがする方へ追跡していくのも、警察犬の仕事です。事件の犯人を追うだけでなく、山で遭難した人や行方不明になった人を探すときにも警察犬が活躍します。行方不明になっている人の持ち物のにおいを嗅がせ、居場所や手掛かりを探っていきます。

威嚇・監視

不審者を威圧すること、必要な場合には攻撃をすることもあるようです。監視をしたりパトロールをしたり、護送する際に警察犬も一緒に行きます。警備犬がいることで、犯罪を犯すのはリスキーだと判断し、思いとどまる人もいます。不審者に対して威嚇する、という役割もあるんですね。

麻薬探知

空港の税関などで活躍する警察犬は、麻薬のにおいがする荷物や人をすぐに判別できます。税関ですぐに発見し、海外から麻薬を持ち込むことがないよう警察犬を配置しています。警察犬は、麻薬のにおいのする荷物があったときに、吠えて職員に知らせるように訓練されています。

犬が抜擢される理由

Brown police dog-German shepherd with armed police on duty

Victor Jiang/shutterstock.com

嗅覚

犬の最大の特徴といえば嗅覚です。犬は人間の数千倍以上の嗅覚を持っています。特に人間の体臭のもととなっている酢酸への反応がとくに優れているとされ、一人一人をかぎ分けることができます。犬の優れた嗅覚を事件の捜査に活用し、現場に残ったにおいから犯人を割り出す手伝いをしています。

忠誠心

人間と共同して働くスキルも必要です。においをかぎ分ける能力が高くても、主人である警察官の指示に従うことができないと、一緒に作業をすることはできません。犬がもともと持っている、主人への忠誠心、従順さや喜ばれたいという気持ちも、警察と一緒に働くパートナーとして高く評価されています。

警察犬の犬種

police dog

Leeloona/shutterstock.com

警察犬として選ばれる犬種は、日本警察犬協会で指定されています。7種あり、ドーベルマン、ラブラドールレトリバー、ボクサー、コリー、ゴールデンレトリーバー、エアデールテリア、シェパードです。警備をしたり犯人の確保に協力するため、ある程度体格が良く体力があり、主人に忠実な犬種が選ばれています。基本的にこの7種と指定されていますが、警察犬としての素質があると見なされれば、他の犬種でも良いようです。

それぞれの犬の特徴を見てみましょう。

ドーベルマン

ドーベルマンは番犬として有名ですね。もともとドイツのドーベルマン氏が理想的な犬種を作ろうと行った、混血・改良によって生まれた新種なんだそうです。

体格も良く、昔から軍用犬として活躍している犬種です。気迫や機敏さを特徴としていますので、犯人を追跡したり警察犬としても、警護犬としても向いていると言えますね。

ラブラドールレトリーバー

ラブラドールレトリーバーも、昔から狩猟犬として飼われていました。とくに、獲物の回収の際に活躍していたようです。

身体的には、嗅覚が優れていること、たくましく大きな体格が特徴となっています。また、口にくわえて物を運ぶとき、歯で強く噛まずソフトに持ち運びができる点が、獲物の回収の際に役立ったようです。物品を大切に扱うことができるので、警察犬としても向いています。

性格的には穏やかで思いやりがあり、いつも喜んでもらいたいという気質を持っていますので、有能な警察犬としての素質があるといえます。

ボクサー

ボクサーの原産国はドイツです。ドイツでは昔から、狩猟の際に犬を連れていく習慣があったようです。犬種の改良に熱心な人たちもおり、軍用犬としても活躍するようになりました。

ボクサーの特徴ですが、身体的特徴として力強い脚とたくましい体つきをしています。性格面は、大胆で自信に満ちていて、主人への忠実性が高いようです。犯人を追跡したりする警察犬として、ボクサーの忠実さ、いざというときの勇敢さが買われています。また、とても知的なため、警察犬になるための訓練にも、ついて行くことができます。

コリー

コリーは名犬ラッシーで有名ですね。毛足が長く優雅な見た目ですので、警察犬としてのイメージはありませんでした。

コリーの特徴ですが、「献身性」と「作業能力」が高いため、昔は牧羊犬として飼われていたようです。その後優雅な見た目がイギリスの王室に気に入られ、飼い犬としても知られるようになり、一般にも普及していきました。

外見の魅力だけでなく、穏やかさと献身的な性格が評価されるようです。人間の指示を聞き、協力して働く警察犬には、この家庭的で忠実な性格が向いているようです。

ゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバーはイギリス出身の犬です。狩猟が盛んだったころから人間と一緒に作業をしていたようです。忍耐強い点、穏やかな性格、柔順な性格が人間の共同作業するのに向いているといわれています。

さらに、頭脳明晰で意欲的、作業能力も高い点も、警察犬に向いています。いろいろな作業をこなせる能力、落ち着いた様子が警察犬として評価されています。

エアデールテリア

エアデールテリアはイギリスやドイツで、初めて警察犬として抜擢されたそうで「万能犬」ともいわれています。大きさは体長60センチほどが平均的なようです。

性格としては、機敏で意欲的、作業意欲に満ちており、指令を受けるのを好むようです。また、温和で穏やかな犬種でもあるようです。主人の指示を聞く従順さと、穏やかな性格が、人間と協力して働く警察犬としてぴったりなんでしょうね。

シェパード

シェパードは、もともと山岳地方で牧羊犬として活躍していた犬でした。勇敢で、利口なため、牧羊者と一緒に羊を守っていたそうです。その後は軍用犬としても活躍し、今では警察犬としても有名になっています。

訓練について行く知性・能力と、勇敢な性格が警察犬にとして向いているといえます。


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