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歩き方で犬の気持ちが分かる?5つの歩き方から分かる犬の心理とは?


歩き方で愛犬の気持ちがわかる?!

普段はあまり気にすることがないかもしれませんが、犬には大きく分けて5つの歩き方があるんですよ。そして歩き方をよく観察することによって、愛犬の心理を知ったり、愛犬が抱えているトラブルに気がついたりすることも可能になります。

人間の言葉を話すことができなくても、歩き方で愛犬の気持ちを知ることができるなんて興味深いですね。では今回は犬の歩き方(歩様)について詳しく調べてみることにしましょう。

歩く犬

Ljupco Smokovski/shutterstock.com

犬の基本的な5つの歩き方

犬の基本的な歩き方を5つに分けて紹介します。もっと細かく分けることもできますが、今回は基本的な5つです。普段の散歩のときに観察してみると面白いですよ。

1.常足(なみあし)・ウォーク

4本の足をバラバラに出してゆっくりとした歩き方のことです。例えば左後ろ足→左前足→右後ろ足→右前足といった順番に足を出して歩きます。2本以上の足が同時に地面についているので、足にかかる負担を少なくして歩くことができます。

さらに、体を揺らすことなく歩くことができるので、疲れることなく長時間歩き続けることが可能です。スピードの出ない歩き方なので、飼い主さんと歩いて散歩するときはこの歩き方になるでしょう。地面のニオイをクンクン嗅ぎながら歩いている時はたいていの場合が常足になっていますよ。

2.側対歩(そくたいほ)・ペース

体の同じ側にある前足と後ろ足が同時で出る歩き方です。人間の場合、緊張した場面で右手と右足が同時に出てしまうことがありますよね。犬の場合も緊張やストレスが原因で側対歩になることがあります。

側対歩で歩くときは、右前足+右後ろ足→左前足+左後ろ足のリズムで常足に比べるとやや早めに歩きます。ドッグショーでは減点になってしまう歩き方なので、特に異常がないのに側対歩をしている場合は矯正することがあります。

オールドイングリッシュシープドッグのように、側対歩が通常の歩き方だという場合もあります。またキリンやラクダ、ゾウなど側対歩が通常の歩き方だという動物もいるんですよ。さらに、日本の武士が乗っていた馬も側対歩だったそうです。上下運動が少ない歩き方(走り方)なので弓矢の命中率が高くなるからです。

江戸時代の飛脚も側対歩だったことで有名ですよね。いわゆる「なんば歩き」です。上下運動を少なくし、体をねじらないで歩けるから省エネだといわれています。愛犬が疲労や体に異常を感じると、自然に省エネの側対歩になってしまうことがあるのは納得できますね。

もしも異常が原因でなくて側対歩をしている場合、側対歩そのものが悪いというわけではないので、気になる場合は矯正してもいいですが、無理に矯正しなければいけないわけではありません。

3.斜対歩(しゃたいほ)・速足(そくほ)・トロット

斜め向かいにある前足と後ろ足を同時に動かしてスタスタと歩くことを言います。ドッグショーでの歩き方でもあり、歩幅が広くなるので常歩に比べるとやや早くなります。左後ろ足+右前足→右後ろ足+左前足というリズムで歩きます。

側対歩に比べると体が上下に揺れますが、横に揺れることはないので比較的長時間疲れないで歩くことができるともいわれています。それで散歩のときにこの歩き方をする犬もいるそうです。飼い主さんも少し速足で歩く必要があるかもしれませんね。

4.駆け足(かけあし)・キャンター

常足のように左後ろ足→左前足→右後ろ足→右前足の順番ですが、体をリズミカルに上下させて軽く走る感じのことを言います。1~2本の足は常に地面に接しているのが特徴です。ソリ犬が長距離を走るときに使われているのがこの歩き方です。速足で追いつかない時に駆け足になることがあります。

5.襲歩(しゅうほ)・ギャロップ

犬が全力で走るときに使う方法で、左後ろ足→左前足→右後ろ足→右前足の順番で足を動かしますが、4本の足全部が一瞬空中に浮くのが特徴です。全身をバネのように伸ばして全速力で走るため、体力の消耗が激しく長時間走り続けることはできません。

歩行の1サイクルの間に2回体を空中に浮かせて走ることを、ダブルサスペンションギャロップと呼びます。レース犬が得意とする走り方で、有名なのがグレーハウンドです。この走り方で何と時速60㎞以上も出るんですよ。もちろん疲れてしまうので長時間走り続けることはできません。

犬の歩き方と心理

散歩をする犬

connel/shutterstock.com

犬の歩き方や走り方の種類について説明しましたが、それ以外に犬の歩き方で心理を知ることができる場合もあります。そのいくつかを挙げてみますね。

急にスピードを緩めてゆっくりと歩く

散歩中に軽快に歩いていた愛犬が急にスピードを緩めてゆっくりと歩くことがあります。向こう側から他の犬がやってきたときによくあることです。これはカーミングシグナルのひとつで、相手に対して敵意がないことを伝えているんです。

ゆっくりと歩いたり止まったりしながらノロノロと歩くので、飼い主はリードを引っ張って急かしたい気持ちになりますが、向こうからやってくる犬を落ち着かせようとしているので、その場が過ぎるまで待ってあげるようにしましょう。

弧を描くように歩く

これもカーミングシグナルのひとつですが、向こうから他の犬がやってきたときに、大きく弧を描いてすれ違うことがあります。これも、自分には敵意がないことを相手に伝えていることになります。こうして無駄な争いを避けているわけです。

飼い主さんに対しても同じような歩き方をすることがあるかもしれませんね。「そんなに怒らないで~!落ち着いて~!」と言っているのかもしれませんよ。

お尻をこすりつけて歩く

カーペットや床にお尻をこすりつけて歩いているところを見ることがあります。「痒いよ~!」って言っているのかなと予想することができます。軽い痒みであれば問題はありませんが、頻繁にお尻をこすりつけて歩いているようだと肛門嚢炎かもしれません。

肛門嚢炎の場合は、肛門絞りで肛門嚢を絞り出してあげる必要があります。また症状がひどい時は獣医師さんに診てもらい、場合によっては手術が必要になることもあります。お尻をこすりつけて歩いている姿は滑稽に映るかもしれませんが、お尻の異常を訴えているので適切に処置してあげるようにしましょう。


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